満足度★★★★
素晴らしいお芝居には違いないが
お芝居自体が微妙な台本
シェークスピアの中でも問題劇と言われるだけあって
落ちがなく、妙なところで終わるので
消化しづらいところがある。
それでも役者さんの動きは素晴らしく
特にカラスで演じられるギリシャ側がかっこ良くて
萌える
しかししかし、最後が終わったかどうかわからなくて
ええ!?今終わったのってなってしまった
戯曲自体が尻切れとんぼかんがあるから
最後は音楽等も使って
もうすこし最後雰囲気がでなかったもんだろうか
もう一つは、所作
山の手はある動作を解体してしまって
別の動作で表現するという手法をとる事が多いのだが
今回はハグやキスはそのまま表現された
またクレシダがトロイラスにもらった袖をギリシャのひとにあげちゃうとかも
ホントに袖だったり、ホントにあげたりしていたので
むしろ意外に感じた
これはテーマの人間っていうのは情欲(セックス)を情動として
動くしかたのない生き物というところ
ある意味直接あらわしていたのか
何かすっきりしないところがあった。
ちょっとシェークスピア読んでみようかな・・・