満足度★★★★
異色の演劇
社会派 といった題材を ガチなイメージでメッセージ性の強い作品が多い ワンツーワークスさん。
劇中にある "ムーブ"も好きなんだけど、 今回は "ドキュメンタリーシアター"とあるように 実際に数十人のインタビューをもとにまとめられています。
演出の古城氏だけじゃなく キャストも取材を行ったようで、作り物ではないノンフィクションの説得力がハンパなかった!!
じゃなきゃ 見ている側も 2時間10分は持ちませんからねえ..
凶悪な犯罪者だって、赤ちゃんの時から運命だっているわけではなく、そのあとの生活、環境、出会った人間によって形成されてしまうのでしょう。
通常のお芝居のような会話というものがほとんどありません。
インタビュー形式、さながらドキュメンタリー映画のような形式で、キャストが何人もの人を演じます。
演じるというよりも僕には 乗り移っている という風に見えました。
衣装もそれぞれ替えてるのもそうだけど、役者がやっているというより、インタビューを受けている本人がそこにいるような錯覚さえ覚えます。
出産、不妊治療、対外受精、代理出産、幼児虐待・・・
ほとんどの時間 こういった台詞で占められていました。
ストーリーはなく インタビューそのものといった構成なので
好みというよりか・・ 受け入れられるか否か といった感じです。
ただ、役者さんの表現も 見事で 何人ものキャストさんが 感情をむき出しに 涙を流しながら の 演技(演技にはみえないんだけど・・) でした。
満足度★★★★
いい舞台だったと・・・
いい舞台だったと思います。計算された動き、間合いのよさ 、こんな完成度の高い劇団、今まで観ていなかったとは・・・・出演者も上手い、テーマもしっかりしている。しかしどうもストーリーを追うのが大好きな私には少々・・・・・・次回はストーリー性のあるものを是非観たいと思います。