蜥蜴の夜は虹色 公演情報 蜥蜴の夜は虹色」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/11/08 (土) 14:00

    価格3,800円

    おもしろい

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/11/12 (水) 14:00

    「ねえ、何食べたい?」と聞かれて無意識のうちに相手の好きなものを答える…。
    そして毎日がそのパターンになっていく…。
    かつて私もそうだった…。(すげー若いころ)
    自分が何を食べたいのかなんて一瞬たりとも考えない。
    あの時の気持ちをありありと思い出して息苦しくなるような話だった。

    ネタバレBOX

    相手が自分に期待する自分を演じてしまう高校生奥田君、
    それが高じて自分を表現することが出来なくなっている。
    幼馴染の櫻井君と、奥田君を崇拝する堀君が、保護者のように観客のように(?)彼を見守る。
    同級生の徳橋さんにやっとのことで告白したものの、母親との板挟みで言葉が出てこない奥田君。
    この逃げてるんだか闘ってるんだかよくわからない奥田君が
    たまに吠える台詞のなんと効果的なことよ!
    誰もが耳を傾けるではないか。

    言葉にならない奥田君の気持ちを通訳かイタコのように解説するのは堀君だ!
    怒涛の台詞をあの活舌とスピードで堪能させてくれる。
    奥田君がモゴモゴしている部分は大体堀君が解説してくれるのでとてもわかりやすい。
    堀君のほっぺが少しシュッとなったのは、あの台詞を今日千秋楽まで全力で吠えたからだと思う。
    素晴らしい。

    客席に転げ落ちるほどのたうち回る伊達先生も素晴らしい。
    “立ってるだけでもう売人”の澤さんも素晴らしい。

    びっくりするほどストレートに「優しさと自己中のせめぎあい」の苦悩が描かれて、
    青春恋愛騒動記みたいだが、時にこれが年寄りになっても続くから人生はままならぬ。
    多かれ少なかれ大人になってもこんな忖度ライフはついて回る。
    大人には、櫻井君のようにずっと後ろから見ていてくれる友達も
    堀君のように“イタコしてくれる”友達もいない。
    ましてや60万円を「しょうがねえなあ」とチャラにしてくれる売人もいない。(チャラにしたんですよね?)

    だからいまだに肝心な時に限って忖度したりして自分を見失ういい大人は、
    こういう芝居を観ると本当に切なくなる。
    櫻井さんの“壊れてる部分と修復された部分”がバランスよく共存しているところが好き。



  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    (笑えた度)4.12(今感)3.09(完成度)5.15(平均)4

    かなり意外なことに、ド直球、ピュアなラブコメジュブナイル。

    高校生の、あの時期の、「あれ。」

    「あだち充の漫画じゃないんだから」セリフにもあったけど、

    高校生カップルが告白して、同棲するまで。

    ネタバレBOX

    ひねりの効いた告白シーンがまた、なんともよかったのですが、
    ここで大展開するのもアレなので、後ほどゆっくり別場所で書かせていただきます。

    あっという間に秋も深まってきて、ラブストーリーもじんわりと沁みますが、
    まったりとしたおかしみもまた、ヒタヒタと心のヒダに侵食して参ります。

    「自分の目に見える範囲の人が傷つかないように」フォーと叫ぶ。

    なるほど。
    笑えるし、味がある。

    「ピーチパイって先生のことじゃないんですか」

    たとえピーチパイと呼ばれても、金のないヤク中の世界の北島のことが狂おしく好き。

    そうですね、好きに理由はありません。

    ラストシーン、ヘッドフォンの中はサンボマスター。
    ド直球で青臭いのに、 何度聞いても泣けてくる。
    これまたド直球のラブコメのラストにこれほどまでにふさわしい選曲は他にあるでしょうか。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    カラい満足度評価にしておりますが、観ている間の満足度は5つ星です。
    相当に引き込まれたのですが、ここからってところで性急に畳まれて終わり、打ち切り漫画のような後味になったのが惜しい。
    もっともっと観ていたかったってことなんですが。

    相手を心配することと支配すること。そのあたりの境界線の綱渡り。
    期待に応えようとすることは悪いことじゃないけど、過剰適応の残酷さ。
    ちょっと、世紀末のころの、自分探しというか。あの閉塞感も思い出したり。
    MCR(櫻井智也)節で、濃厚に描かれていて、そこはもう救済無くても十分だっとは思うのだけど。
    役者陣も舞台に立ってるだけで面白いお馴染みの方々で。

    ただ、最後にひとエピソード、ひと山作って見せてほしかったなって思いが残りました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/11/07 (金) 19:00

    お気に入り劇団の新作は、笑えて切ない。(3分押し)81分。
     高校生の奥田(奥田洋平)は同級生のヤリマン徳橋(徳橋みのり)に告白するが、その理由は…、から始まる物語。他人を嫌な気持ちにさせないために自分を押さえる…、みたいなことって誰でも有るのだと思うが、それを極端にするとどうなるか、の思考実験のようにも思える芝居だった。途中で櫻井が笑い出したときには驚いたが、続いて堀も、で思わぬ展開もあり、面白く観た。それにしても澤は犯罪者の役を降られることが多いが、本当にそう見えるところがなかなか。
     上手のライトがチカチカしていたが、何かの不調だったのだろうか。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2025/11/08 (土) 14:00

    85分。休憩なし。

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