満足度★★★
受付が混んでいた
女性二名の演出家(演出Aが堀川炎=世田谷シルク主宰、演出Bが高田百合絵=快楽のまばたき主宰)による作品。確かに演出の違いを目の当たりにできた。同じ台本を演じる、異なる劇団の作品を観たことはあるが、今回のように一度に二作品を続けて観ると、また違った視点からの感想になるもので、面白い。上演時間も15分の違いがあった」。個人的には、演出Bのほうが好みだった。
満足度★★
高田百合絵バージョン鑑賞
ノゾエ征爾さんの書いた戯曲を5人の演出家がそれぞれ上演するという興味深い企画で、快楽のまばたき主宰の高田百合絵さんが演出した公演を観ました。
2つの世界を繋ぐ穴に詰っかえてしまって身動きが取れなくなった女性とそれぞれの世界の人の計3人のユーモラスなやりとりから、立ち位置によって変化してしまう価値観の不確定さが浮かび上がってくる寓話的な物語でした。
赤いワンピースを着た主人公の女性以外は真っ白な衣装で顔を白塗りにした者もいるというアングラ感が漂うビジュアル表現ですが、ポップな感覚もあり、おどろおどろしい雰囲気はあまりなくて、寧ろ児童演劇の様なテイストが感じられました。
20人近くの出演者の内の3人以外はほとんど台詞のないアンサンブルとして扱われていて、時には群衆、時には美術となるスズキ拓郎さんの振付による身体表現が印象的でした。終盤は少ししんみりとした話になり、逆光の照明に照らされる姿が美しかったです。
演出の方向性は興味深く感じましたが、表現としての精度が低く中途半端な印象が残りました。
この回の前の堀川炎さんの演出版の様子がロビーのモニターで流れていたのですが、髙田さんのとは異なる雰囲気で、他の演出家のバージョンも観たくなりました。
満足度★★★
マイサンシャイン観劇
夜の部、堀川チーム、高田チーム両方観劇。
わかりやすい物語でした。アンサンブルエキストラの印象が二組まるで違います。観てない方は両方観るのをおすすめ!