恋愛漫画~鳳凰篇~ 公演情報 恋愛漫画~鳳凰篇~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     楽日拝見版。パソコントラブルで文章を入力することができず丸2日以上ロスしてしまった。劇団にお詫び申し上げる。(追記後送)極めてバランスの良い、傑作。華5つ☆

    ネタバレBOX

     初日のレビューは敢えてネタバレを書かなかったから、今回はネタバレを中心に書く。ストーリー展開のメインは漫画家と編集者との駆け引きの凄まじさである。無論、両者共に良い作品を本という形で読者に届けたいという念が共通している。その為に編集者は作家(今作では漫画家)と読者をどのようにすれば最善の形で結べるか? に知恵を絞り、作家はそれに応える為に徹夜の連荘も厭わず作品を創るのだ。このような生活が健康的である訳がないことは重々分かりつつである。一方、出版社も利益が確保できなければ倒産してしまう。雑誌でも本でも印刷・製本をせねばならぬしその前に紙面のデザイン・レイアウト、使用する紙の選別・調達、サイズに合わせての断裁等々もしなければならぬ。編集者も忙しいのである。無論、これらの作業の他に打ち合わせや編集会議は何度となく繰り返される。特に締め切りに間に合わなければ印刷に掛かる多大な費用の決済が滞り出版社、印刷屋の連鎖倒産も起こりかねないから創作者の責任は極めて重い。然し作家は本当に自分で納得できる作品が上がらなければ世に出すわけにはゆかない。こんな背景があるから締め切り期日は関ケ原の合戦の如き意味を持つ。ところで互いにプロであるから、以上の前提に立って編集者は予め早目の期日を作家に告げ、作家はその点を見越して対応するので両者の丁々発止は熾烈を極めるのだ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    お見事!これだけエピソードが盛沢山なのに、ちゃんと回収してますね。休憩なし2時間30分近くの上演時間でしたが、最後まで楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    「恋愛漫画」の過去作を観ていなくて恐縮ですが、今回の「恋愛漫画 鳳凰篇」最高に面白かったです。
    凝っているのにわかりやすく「笑っていいところ」は安心して笑えて、悲しい場面では自然と涙が出ました。
    劇中劇もあったりして、結構複雑な構成なのに観ている人を迷わせない見事な演出だと思いました。
    円盤化されたら購入して高齢の母にも見せたいと思います。

    ネタバレBOX

    本エピソードが初見だったので、冒頭に出てくる白い羽の人物の登場に思わず笑ってしまったのですが、後々、同じ人物の再登場には号泣するという。リピーターさんと初見の人で反応が違うって、演者さんからはバレバレなんですね(笑) 脱帽です!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いままでは10分の途中休憩があったのに、今回は「休憩ありません」とのアナウンス。「えっ〜」と思ったがそれは杞憂であった。そう、ライオンパーマは回を重ねるごとに深化していることが実感できたのだ。つまり、前回まであった10分の休憩などはもはや無用になった‼️言うなれば開演から終演まで一気呵成に突っ走って(まるでワープしたかのように)、観客に感激と満足度を提供する作品に仕上がっていた。もちろんいままでだって満足度はあった。けど、「そろそろお尻が痛くなりつつあるなぁ」などと思いながら、という側面もあった。しかし、今回は2時間20分の長丁場を感じさせない、というか時間の経過を忘れるほどの仕上がりで、お見事というしかない。「ライオンパーマ、恐るべし」である。ちなみに、初めて観た友人も、「起承転結が、複雑過ぎてあとからいろいろ理解できるとこが、余韻を楽しめて楽しかった」と喜んでいた。
    きっとこの作品は、【不朽の伝説】になる⁉️といいんだけどなぁ(笑)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです!
    独特のふんわりした雰囲気、クスッとするギャグ、登場するキャラクター等、何とも言えない味わいに惹き込まれました。
    役者さん達は多数の役柄を演じていて、それぞれのキャラを好演し、早着替えもすごいなぁと思いました。
    色々なシーンが最後には繋がり、切なくも温かい気持ちになりました。
    素敵な舞台でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ハズレはない。期待値を上げるようで悪いが、ライオンパーマは誠実だ。どの回でも満足できる仕上がりになっている。最近、演劇界では、「千秋楽まで成長していきます!一度といわず何度でも足をお運びください!」などと意気込むカーテンコールが多い。それではダメなのだ。客席の側からしたら知ったこっちゃない。いかなる瞬間でもベストを届けるのが舞台人の務めだからだ。
    ところで、落語用語に「三題噺」というものがある。その名の通り三つの題材を募り、即席で構成する伝統芸だ。漫画の神様こと手塚治虫がシナリオづくりに活かすなど、応用の幅は広い。ライオンパーマを眺めていると「三題噺」が浮かぶ。同時進行のシチュエーションが交差していくからである。だが、途中から「三」どころでないことに気付く。不思議なことに「十」くらいに体感してしまう。だが、観終わって「一」になる。それは「我々が失った男の生き様」だ。なんだかんだ、そこへ収斂する過程がライオンパーマということなのだろう。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ペチャパイドロボー峰不二子だったかな、いいキャラが誕生したなと。ペチャパイドロボーのこれからの活躍に期待。いうほどペチャパイだとは思わないけど。
    自分が年をとって涙もろくなったのか、ライオンパーマの技に磨きが掛かってきたのか、ちょっと判別ができないんだけど、最後はホロリ。
    次回あるとすれば、恋愛漫画『プロ野球編』かな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    熱いメッセージの劇、とてもよかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    いくつもの話を織り込みながら熱いメッセージを訴えるドラマ。見応えありました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    劇団の定期健診というこの作品,検査項目はいろいろとあったようだけど,すべてクリアされていたのではないでしょうか。ライオンパーマさんらしい良質な作品でした。それにしても役者さんたち(特にライオンパーマさんのいつものメンバーさんたち),味わい深いなぁ。過去の作品ではあんな役をやっていたけど...ということを思い出しつつ,やっぱいい味出ているなぁと感心しながら観ていました。また,ストーリーも笑いあり切なさあり感動ありのテンコ盛りで,いま振り返っても感情が動く面白さです。2時間超もなんのその,退屈などありません。次回は5月ですか,次はどう攻めてくるのか,今から楽しみです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    雨の赤坂REDシアター行ってきました。2008年の初演からバンカラ篇、真 に続き4回目の演目なんですね。 期待通り、いや期待以上に楽しまされちゃいました♡
    上演時間2時間20分を全く感じさせない 引き込み力!!
    帰りに同行者と「あそこは、こうだった! あぁだったのか!」 とアフターまで楽しめました(^^)v

    ネタバレBOX

    序盤から場面転換と早着替えの連続で早いテンポ!!
    伏線を同時進行しているとわかるまで少し時間がかかったけど、最後にはムダがひとつも無いことがわかりました。 
    だから2時間20分だったのかと 納得!!
    火山火山が描けなかった「恋愛漫画」その理由にあぶなくホロリとしちゃいそうでしたが、次のシーンではクスッとしてしまうのは、やっぱりライオンパーマ流
    次回公演は来年の5月のようで・・ いまから今度は何を観せてくれるのか待ち遠しくてしかたありませんよ

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    個性豊かな 登場人物たちが繰り広げる
    群像劇ともとれるかなー
    四度目の再演である
    話を作るという主題で
    作家や本屋 編集などを交えて
    その派生した物語等もを
    作中に散りばめた作品である
    各エピソードの繋に
    もうちょい工夫が欲しかったかなー
    とも感じたが
    全体的に楽しめた笑える作品

    ネタバレBOX

    ハンター チャンスウメコが
    次々と 派生していく様は
    自分的にはツボだった
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ジェットコースターのようにめまぐるしく変わる舞台。それがとてもテンポ良く心地良い。笑えて泣けて皆愛おしい。必見です。これぞライオンパーマ!
    恋愛漫画、続けてほしい。

    ネタバレBOX

    ラスト、感動しました。そうだったのか!鳳凰美し過ぎる。素晴らしく収束して、満足感でいっぱいになる。
    脚本もキャストもひとつになって、あの熱量。
    女性達の美しさにうっとり。
    ひとつひとつの場面が笑える。京王線ウケました!笑いのテンポがツボ!笑わせるのは大変だけど嫌味なく上品で好感度大。
    天堂さんのキラリと光った涙はしっかり受け止めました。ありがとうございました。おつかれさま。
    残る回も頑張ってください。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    (笑えた度)5.1(今感)3.06(完成度)5.1(平均)4

    永遠の愛を作品に閉じ込めて。

    ホラー風味あるラブコメファンタジー。

    再演重ねている作品だけあり、文字通り、笑えて、ちょっと怖くて、ほっこりして、リトルビットキュンキュンして、しんみりして、全てのバランスが心地良い至福の時間。

    ネタバレBOX


    調布から先は誰も知らない京王線の悲哀、、、

    、、、、わかります。

    次々繰り出される漫画の世界の、何て豊かなこと!

    役者の皆様の総合力というか、歳を重ねたからこその滲み出る人間力を強く感じますね。

    メインのお話は文句のつけようのない極上の出来です。

    あと、客入れのジャズから始まって、相変わらずの選曲の良さ。
    音も光も効果的にしっかり使い切る、舞台作りの巧み。

    個人的にはラブコメ定番コマ割りがバンバン炸裂していて大満足でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     初日を拝見。ライオン・パーマが何度となく再演してきた作品とのことだが、自分は初見。尺は休憩無しの約2時間25分。然し一瞬たりとも目を逸らすことが出来ない傑作だ。初日が開けたばかりなのでネタバレは極力控えるが必見の作品。華5つ☆。観るべし!

    ネタバレBOX

     板上は嵩上げされた奥のホリゾントセンターの幕のど真ん中に“万引きは極刑です”の張り紙、上手には“万引きを見つけたら金一封”、同様に下手には“本屋→警察→学校→親”と記された紙が目を引く。これだけで尋常ではない、笑いの種が撒かれている。因みに開演前にはサマータイム等のBGMが流れてセンスの良さを感じさせる。明転すると板中ほど上手は本屋の入口、小さな町の本屋で、店員が正面を向いて座っている。センターやや下手には引き戸式の手洗い、下手は書架が置かれている。嵩上げされた奥は、場面、場面で書店主が兼業している小さな出版社の編集部になったり、ラーメン屋のキッチンになったりとオムニバス形式の今作の物語の展開次第で様々に変容する。枢要なプロットは漫画家vs編集者、書店と常連客、張り紙に纏わる諸々、ラーメン屋の顧客獲得作戦と山奥に残る狼保護vsダム建設、瞬時伝送システムを持つ企業の実際、天才漫画家の闘病と後継者問題これらの挿話がくんずほぐれつしつつ終盤で一気に集約されてゆく。この手際の見事なこと。而も上質な笑いを誘うシーンが随所に鏤められ観客を擽る。無論、これだけの傑作、それだけで終わらない。一々の挿話自体が深く、隠されたテーマは各々大変本質的で喫緊の問題群でもあるが、これらを如何に非専門家の生活者に届けるか? についての極めて稀な成功例でもある。

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