生きてるうちが華なのよ。 公演情報 生きてるうちが華なのよ。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    もはや名人芸
    ほぼ本格的なゾンビものに夫婦愛、親子愛、ひいては人間愛をたっぷり盛り込みユーモアで味を付けた名作が個性豊かな役者陣を迎えてさらにパワーアップして帰って来た感じ。
    2度ある泣かせ所の配置や笑いの挟み方はもはや名人芸?

  • 満足度★★★★

    ゾンビだらけ
    場内案内やパンフ渡し、トイレの案内までゾンビ尽くしで楽しめました。私は勇気がなくて席案内を頼めなかったのですが、他の方のご案内を楽しく拝見しました。休憩もストップモーションで楽しませるなど、サービス精神旺盛な作品でした。ただ、3団体合同のためか、とにかく人が多い、話が長い、と質より量みたいな感じが否めませんでした。ゾンビの案内も、捉えようによっては不親切です。隣に普通のスタッフをつければ、遊びも出来るし、親切だったと思います。休憩のストップモーションは面白かったです。

    ネタバレBOX

    脚本は、ゾンビ愛は届きましたが、色々とツメが甘い気がしました。最も気になったのは、頭を撃てばゾンビ化しないという設定が守られない点です。自衛官が自決の覚悟までしていたのに、娘に頭を撃たせた父親が立ち上がった瞬間、涙が引きました。娘も「歯を抜いてください!」って、爪で引っかかれてもダメなのに…東京電力の手袋、先にさせとけばいいのに…殉職した自衛官も、トラックに乗せたら処理が大変だろうに…と疑問だらけになりました。

    離婚夫婦の妻は、なぜ戻ったのか?喫茶店の面々だけが、理性(記憶?)を維持できたのは何故か?親が子を食べるほどの狂気をもたらすウイルスに対抗できるほど、行き着けや経営する喫茶店に執着するのは、現実味に欠けます。ウイルス感染後、発症までの時差も根拠がなく、ちぐはぐでした。エピソードを削って、純粋にルール抜きのパニックものにした方が良かった気がします。

    話は、離婚夫婦、夫と子を亡くした女、逃げてきた親子、葬儀屋とチンピラ、喫茶店、自衛隊に大別できるようですが、喫茶店の場面がゾンビメイクだったのは、違和感がありました。女が急にゾンビに食べられに行くのも唐突な感があります。自衛官が仲が悪いのも必然性に欠けますし、ひとつひとつは悪くないものの、関連が薄く、冗長な感が否めません。エピソードの順番が違えば、違った見方ができたかもしれません。細かい笑いや展開は良いのですが、軸が甘く、小手先に頼った感じが残ります。

    良かったのは、人数が多い分、迫力があったことです。特に、アクションで宙返りをする所は、見応えがありました。カーテンの開閉で、街の様子と室内の様子がはっきりわかる点も良かったです。特に喫茶店のくだりで、外で襲われる女性と店内の様子が好対照でした。チンピラと連れの女のくだりは、ありがちで楽しめました。ロッカーからゾンビが出てくる所は、本当に驚きました。自衛隊の隊長が頼りない所は、面白かったです。歯医者や出会い系は良い伏線でした。着ぶくれモコモコ隊も良かったです。個々の演技は優れているのですが、活かしきれていない気がします。

    最後に、個人の意見は様々ですが、今日の世論を見ていれば、東京電力を英雄視するのは、いただけません。社員の大半に非がないこと、緊急時には頼らざるを得ないことなど理解はします。ただ、活躍が目につきますので、架空の電力会社にするか街の電気屋の方が良かったと思います。本作を福島から非難している人、その家族、友人に見せられますか?ガスや水道も軽視されているし、一般的な配慮不足を感じ、残念です。

    大人数でやるには、舞台が狭すぎた気がします。沢山登場するシーンを増やしたり、映像でパニックを見せれば、もっと迫力ある舞台になったと思います。ただ、今回は初めての企画とのことで、これからの健闘を祈ります。

  • 満足度★★★★★

    楽しめました(^^)
    3団体合同な分、役者さん多くて=ゾンビいっぱいでてきました(^^)。
    でも開演時間厳守に終演時間ピッタリ!
    (14時開演-7分休憩-16時20分終演)
    タイムキーパーさん(でいいのかな)とかしっかり仕事してますネェ
    笑えて人情でホラーで(ゾンビ愛で(^^)面白かったー
    けっこうイメージ的にエグイ話もありますので万人には勧められませんが、
    ゾンビ好きな方には大変お薦めいたします!

    ネタバレBOX

    開演時の暗転中の音楽は旧「日曜洋画劇場」の音楽です=
    映画ファンにはたまらない演出です
    (太陽をバックにしたオレンジ色の映像が頭の中に再現されてしまった)
    ストーリーも、まんまB級ゾンビホラーコメディです。

    ゾンビになりかけの和菓子屋主人や無敵の東京電力足立支店職員!
    (ほんとに無敵でかっこ良かった(^^)頼りになるぞ東京電力!)

    ケーブルTVに自衛隊に離婚夫婦ETC・・。
    ほんと引き出しと役者さん多くて見応えありました。

    ちなみに各種案内などもゾンビさんがやってくれます、
    ほんとゾンビ好きには嬉しいでしょうねぇ。

    劇中曲の提供音楽担当さんもゾンビで出演し、
    ゾンビ役ができて嬉しかったそうです(^^)。
    愛されてるなぁゾンビって・・・
    などと思った舞台であります

    ちなみにハンパな7分の休憩中は、
    なんと暗転せず役者さん停止パフォーマンスで舞台上で静止してます
    なので7分が限界だそうです(^^)
    愉しませようとする姿勢も好印象!(^^)!
  • 満足度★★★★★

    ネホリーとハホリー☆
    (^^)/ 面白かったです! 
    歌舞伎の顔見世興行宜しく、「ハグハグ共和国」 「グワィニャオン」 「ジャングルベル・シアター」 の3団体のコラボ。
    各団体の役者さんが持ち味を充分に出して、魅せてくれます。
    40人以上の役者さんが出る舞台なのに、全員のキャラがしっかりとしていて素晴らしいです。
    ただの「ゾンビ系の舞台」ではなく、笑いあり、感動あり、の2時間強の舞台。
    中高生の女子、中高生の娘さんがいらっしゃるお父様たちには、特にオススメの舞台です♪
    ネタバレを含め、観劇日記をブログに書きました。  

  • 満足度★★★★

    あ~ビックリ!!したぁ~!
    場内案内は、ゾンビ姿の役者さんがやっていて、ドキッとしましたが、ゾンビ役に徹し、無言で手振り身振りと視線で、案内する様は、流石でした。

    休憩7分含む役2時間20分、休憩の入り方にも笑い、休憩中もニヤニヤしちゃいましたが、役者様、お疲れ様です。

    老若男女解り易い笑いと、ホロリとした、良作でした。

    ネタバレBOX

    キャラ立ても良かったし、役者さんの個性と魅力が、活かしあっていて良かったです。

    ライフラインを守ると正義感があるんだけど、おとボケな武田(西村太佑さん)には、かなり笑わされました。

    いかにも住職らしい、賛九(竹内俊樹さん)の話し方や物腰、とても良かったです。

    自衛隊救護班長(久光真央さん)の、穏和なんだけど、頼りなげな感も、面白かったです。

    救護班員の木場(月野原りんさん)の『キリッ』とした空気も、アクションも、キレがあり、かっこ良かったです。

    服部真往(坪野谷暁さん)、心に響くことも多かったので、大人の役者さんが、中学生役を演じてらっしゃるのかと思ったら、なんと、中学3年生!!とは思えない、演技力でした。

    坂井道郎(咲野俊介さん)、父の愛と哀愁、とても良かったです。
  • 満足度★★★★

    面白い
      劇場内の案内などにゾンビメイクの役者が立っていて、インパクトがあった。小粋な演出ではないか。芝居は、二場に別れて途中休憩が7分。実は、この7分には訳がある。訳は会場へ行ってのお楽しみだ。
     今回は、3団体のコラボレーションであるが、息も合い単なるコメディではなく、作品に人間の、或いは人間関係の深さを投影することで浅薄な物にならず、かといって湿ったりもせず、良い按配の作品に仕上がっている。実際、笑いあり、涙あり。楽しめる。

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