公演情報
「ウルトラマリンたち」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/11 (月) 13:00
タワーマンションじゃないけど豊洲に住んでいます。
少女漫画の目の大きな人達は苦手、排気口のボリボリ先生が描かれる人達は何故かそれに該当しない。
海なんだな、ウルトラマリンたち。
水元琴美さん、ベテランのお二人、良いなぁ。
おかしくてやがて悲しき排気口。
泣きましたよ。
実演鑑賞
満足度★★★★
(笑えた度)5(今感)3(完成度)5
4幕4年間の暑くてやるせない夏の記憶。
好転することなく坂を下る一方のざらついた日常をクールに描く。
高度にピュアなナンセンスでオブラートされたかなりビター少しスイートでミニマムなファンタジー。
実演鑑賞
満足度★★★
開演前のエンドレスで掛かる客入れSE曲が良かった。美しく静かに滅んでいく感じ。どうせ滅ぶんなら穏やかにいこう。
目茶苦茶に暑い夏、求めるものはクーラーの冷風だけ。
主演の椀(わん)ちゃん役・中村ボリさんは発声が藤子キャラ。ボリボリ先生名義でイラストも。このやたら見かけるイラストはこの方発だったか。
都営団地に暮らす母子。パートと年金でやり繰りする母親(わかまどかさん)と27になっても働けない娘(中村ボリさん)。娘には長年の大切なぬいぐるみの友達(佐藤暉〈あきら〉氏&安藤るいさん)がいて、ROCKを語る謎のおっさん(坂本ヤマト氏)とも最近知り合った。
うっすら焚かれたスモークのようにぼんやりとした四年間が綴られる。ふと訪れる中村ボリさんと水元琴美さん二人による必見の名シーン。誰の心にも届く狙いすました美しい痛み。ここだけで観に行く価値は十分ある。
The ピーズ 「このままでいよう」
夢でも見ているような 煙突の中にいるような
まるで気持ちがいいから このままでいよう
嫌われてくのは辛い 忘れられてくのは辛い
でも僕は何もできない このままでいよう
作演出の菊地穂波氏のことを実はずっと女性だと思っていた。
忘れてたいろんな記憶が痛み出す。大人になる、社会人になるということはアリバイ(肩書)を手にすることなんだ。アリバイ(言い訳)さえあれば普通の人間の振りが出来る。中身は全く何も変わっちゃいなくても。ただそれだけのことなんだ。
今回一回くらい観とくか的な軽い気持ちで観たが次作も普通に気になっている。どんな心象風景の中に誘い込まれてゆくのか?
是非観に行って頂きたい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
楽しかった!排気口お得意のケラケラくだらなさの妙に笑って吹いてやがて...排気口の裏切らない面白さの造りはそのままに過去自分が観てきた排気口作品の中で最も真っ直ぐな話だなと感じた...物語の様相、現在地とはまた別にとても爽やかな余韻。オススメ!