『私立シバイベ女学園』灼熱の課外授業編 公演情報 『私立シバイベ女学園』灼熱の課外授業編」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-12件 / 12件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Sチーム観劇
    前向きな明るさとエンタメ性は良かったです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/08/28 (木) 19:00

     『私立シバイベ女学園 灼熱の課外授業編』のSチームの公演を観た。
     「学力があれば防げた」と事務所判断で私立シバイベ女学園に入学させられた生徒ばかりが集まる、非常識で、筋金入りの馬鹿すぎてこのままでは世に出せないレベルの年齢的には社会人で、普段の仕事は、アイドルグループのリーダー、モデル、グラビアアイドル、下北沢の劇団員、深夜アニメの声優、お笑い芸人、シンガーソングライター、ライバー等々で、その殆どが兼業でアルバイトもしていると、芸能人だが、個性豊かで癖強だが、人間味があって親しみやすい設定の芸能人が多く出てきて、全員社会に出れないレベルの馬鹿というような極端で、突飛すぎるコメディなのにも関わらず、妙に現実味もあって、大いに笑えつつ、その独特な世界観に引き込まれた。

     途中袋に入ったボールが渡され、授業参観に来た芸能関係者という設定で、私たち観客も、国語の授業で感じの読み間違いなど、ミスが多かったら、当たっても痛くない小さなよくアイドルが投げるメッセージボールぐらいより大きめだが、メッセージボールと同じ軽さ、柔らかさのあるボールを投げて良いというような趣旨の説明を副校長やS組担任から受けて、国語の場面で生徒役にミスがあるとボールを投げてみた。(もちろん生徒役本人にできるだけ当たらないように配慮して、生徒役の立っている位置より奥か、手前にボール落ちるように意識して投げた)
     しかし、このように観客も自然と巻き込んでいくスタイルは、意外と面白いと感じた。劇は中断せずに、劇の一通りの流れの中でさり気なく、ボールの説明をする辺りも、現実に一瞬でも観客を引き戻さずに、劇に集中しながらも参加させていて、しかもやることがボール投げとよく小中学校の運動会である玉入れが思い起こされ、単純だけれども、童心に帰ったようで、純粋に楽しかった。
     但し、例えばS組担任息吹楓役の邑上優希子さん(本当はS組担任役は大西彰子さんだったが、恐らく体調不良で出れなくなった為)、または副校長秋元康子役の板垣まゆさん等が、国語の授業の原稿を読む場面で、観客の中から適当に選んで、その選んだ人を舞台に上げて、生徒役に読ませていたものより遥かに難しく、普段使わない漢字や、聞いたこともない言葉が羅列してある原稿を読ませて、恥をかかせる、そんな企画があっても、個人的には面白かったと思う。

     完全に実在する実際の姉妹ではない叶姉妹というユニットの芸能人にあやかって、この劇には非常勤講師の保健室の先生役として、毎回guestで4姉妹という設定で、入れ代わり、立ち代わりグラビア、モデル、アイドル、役者などを読んでおり、実際と同じく叶(かのう)という苗字な上、名前にguestの本名が組み込まれており、妙な生々しさが相まって、フィクメンタリーな要素が絡んでいて、面白かった。
     副校長の秋元康子も実在するアイドルプロデューサーの秋元康さんに子を付け加え、ほぼ名前を寄せてきている辺りとかも、妙な現実味があって楽しめた。(隠れミッキーならぬ、役の名前や苗字、経歴などの中に実在する宝塚や劇団四季へのオマージュがパンフレットを買って、見返してみると、そういう楽しみ方も出来て楽しい。まぁ、劇を見ているときに気付いた、実在する芸能人の名前が役名に入り込んでいることに気付けることもあったが)

     芸能人だと特に最近取り沙汰されがちな、セクハラやハニートラップといったことへの対処法を生徒役やguestの非常勤講師叶智絵子役の小林智絵子さんも参加してのショート劇で実演したりする場面もあるが、極端化してブラックコメディにしていて、緊張感あるシリアスな感じに描いていなかったので、気軽に見れた。
     しかし、後から、深く考えさせられた。そもそも個人的には、セクハラやハニートラップ等に被害者側が対処しなければいけないということではなく、そういうことが起こらないように、芸能界、TV、映画業界等が真剣に取り組む事こそ大事なのではないかと感じた。
     だが、セクハラ、ハニートラップこういったことが芸能界、TV等ではよく起こること、その他芸能人による不祥事や不正、脱税そういった闇の部分にもさり気なく劇中のショート劇といった形をとって描かれ、または劇中の生徒役同士の会話から浮かび上がらせたりすることで、そういった事に普段から目を通している観客じゃなくても、芸能人や芸能界、TV業界の陽の側面だけではない闇の部分や裏事情について知って、関心を持つ初心者向けと考えると、良いとも思えた。

     今回の劇は、アイドルグループのリーダーが主役だが、恐らく2024年で、劇場MoMoで観た公演だったと思うが、それもアイドルグループのメンバーが主役(リーダーではないが)の少し不思議だがシリアスでサスペンス要素の強い群像劇だったが、その劇では、ストーカー被害にあってグループに復帰できないメンバーの葛藤や不信感、被害者に寄り添いつつ、社会問題として取り扱いながら、ハッキリと加害者が誰であるかを名前や刺して怪我を負わせる動機などが描かれない。そういったシリアスでサスペンスな展開が続き、主人公が追い詰められていきながらも、最後は多少幸せと思われるような描き方をしており、途中詩的な表現や少し不思議な表現も多々ある静かだが実験的要素もある劇だった。
     同じアイドルが主人公で、芸能界や芸能人の闇の要素を扱いつつも、今回見た劇はブラックな要素もあるかも知れないが、根本的に大いに笑い飛ばせる明るいコメディだったので、こんなにも同じようなものを扱っても、こうも違う感じになるのかと、驚いてしまった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    玉川来夢さんが日替わりゲストとして出演。金曜ソワレのG組を観劇。

    始まってほどなく、有紀羽優さんがステージ上にいることに気づきました。チラシにはいなかったはず。はて?
    あとで知ったことですが、降板された方の代役でした。発表は初日の2週間ほど前。チラシには間に合わなかったようですが、パンフレットと台本にはちゃんと入ってました。
    パンフレットには降板された方もそのまま載っていて、肩に「本日欠席」と。有紀さんは元の役名ではなく、新たな役名で。なかなか気が利いているというか、良い編集だと思いました。
    6月の「今時な運命のシンデレラ」では声が出なくなるという不運があった有紀さん。今回しっかりお声が聞けて良かったです。

    大西佐依さんと涼川夏音さんも同演目に出演されていました。校長役の大西さんはそのときのイメージどおり。グラビア役の涼川さんはだいぶイメージ変わりました。ちょっとハプニングがあったのですがそれはネタバレBOXに書いておきます。

    モデル役の神戸智佳さんはバルスキッチンさんの「夢ぼくろファンタジア」で拝見してました。けっこうな面白キャラだったように記憶しています。今回は全員面白キャラなのですが、神戸さんはモデルなだけあって背が高く、目立ってました。

    玉川さんは色気のある保健室の先生役。すっかり得意分野になりましたね。14の頃から知っている者としては正直まだ慣れないですが、いい役、いい演技だと思うのでこれからも注目していきたいです。

    邑上優希子さん演じる担任の先生。英語がすごくきれいで驚きました。「この業界にもう1回は無い!」は刺さりました。

    個人的には、芸人役の平田みやびさんがいちばんおもしろかったです。

    ネタバレBOX

    A組から学力がマシな順、ひと組8人なのでG組は49~56番目ということでした。なるほど。ということは逆班のS組は相当・・・想像をかきたてます。

    終演後にはミニライブがありました。1曲目に8人の生徒たち、2曲目は3人の先生たち。3曲目は着替えた8人の生徒たちが再登場。急いで着替えたのでしょうか、涼川さんのショートパンツのチャックが開いてました。最後までそのままで、演者さんは誰も気づいていないようでした。

    その状態で動いて踊ってるわけで、さすがに気になってしまいました。何かが見えたわけではないですが。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    Gチーム観ました。なかなかに楽しいステージ。ドタバタなコメディですが、ちょいちょいシリアスなエンタメ業界事情が出てくるのがイイですね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    芸能学校で学んでいる学徒さんらが
    あまりにもな学力で
    学校側が足切りしようとするのを
    足掻いて芸能界に残ろうとして
    頑張る話ですわね
    何かスクールアイドルの話みたいですが
    多種の芸能活動してる生徒らが
    色々とバックボーンもあり
    間近で楽しませてくれた舞台でした

    ネタバレBOX

    主人公は転入生かな
    群像劇風でもあったが
    その主人公さんのバク転は凄かった
    もっとやって欲しかったかなーと
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    演劇とアイドルイベントを融合したような公演。
    チラシにある、この学園は通信制の芸能学校という設定が肝。
    物語は、生徒たちの学業 それも普通、高校で学ぶ主要5教科の成績が悪い。そのため課外授業が実施されたが…。
    (上演時間1時間50分)【G組】㊟ネタバレ

    ネタバレBOX

    舞台美術は、後壁に8つの箱馬が横並びだが、ほぼ素舞台。

    芸能学校といっても、そこでの学業は大切。芸能という人材育成と同時に教養や知識を学ぶことは必要、その学びの過程を面白可笑しく描く。自分たちの特技、例えば歌の歌詞に覚える事を置き換えてリズムよく覚えていく。歴史年号(年代)を語呂合わせにして覚えたような。この豊かな発想が彼女たちの魅力。一方、学園の経営という観点も重要、その葛藤や苦悩の役割を 校長や担任に負わせている。経営陣である理事長(登場しない)からの電話は、2人にとって煩わしく悩ましい。ここまでにダメ生徒と私立学校の一般的な内容を盛り込み、後半に芸能学校らしい特色を描く。

    課外授業の1つとして、パワハラ・セクハラへの対応をシミュレーション劇として演じる。その対応の良し悪しを観客が判断する。そのため前3列までの観客にカラーエアーボールを事前に渡し、ダメだしは そのボールを舞台へ投げることで(意思)表示する。
    芸能といっても 生徒たちは、アイドル・声優・グラビア・モデル・役者・お笑い芸人・インフルエンサー そして歌のお姉さん=8人(箱馬の数)。目指すところは違うが、今の芸能界を見ればスキャンダルやハラスメントで日々騒がれている。劇中でもスキャンダルー不倫ーはダメと言っている。その1つ1つのケースは深刻な問題だが、最近の風潮はSNSやメディアに乗ればエンターテイメント化してしまう滑稽さ。その問題意識を観客参加型で観(魅)せているが、全体的に緩いといった印象なのが惜しい。

    舞台(キャスト)本来のダンスパフォーマンスは華やかで可愛らしい。先のボール投げなどを含め、その観(魅)せ場は サービスに溢れた内容だ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Gチームを観劇しました。面白かったです!
    元気一杯の生徒達、熱い先生、独特の校長先生、皆とても良かったです。
    肩肘張らず楽しめるストーリーで、役者さん達のパフォーマンスも良かったです。
    少し緩すぎるかなと思える個所もありましたが、でも結局笑っている自分がいました。
    みんな可愛くて、女性の自分でもニヤニヤしてしまいました。
    元気を貰える良い舞台でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     Gチーム拝見。

    ネタバレBOX

     板上は基本フラット。歌ったり踊ったりのシーンが多いから合理的な配慮だ。各役者相互の連携を図る意図もありそうだ。というのも基本的に演じられるのは落ちこぼれキャラなので可成り大仰な形でその無能ぶりが形象化されている為、普通のキャラ作りより却って神経を使う必要があると考え得るからである。無論、この様に書くには拝見して伏線と回収の上手さが観えたり、ダメ状況を変える為のアイデアとその手法が見事だったり、どうしようもないほど腐り切ったりインセンティブを失くしてしまった集団を転換し得るのが、或る意味アホであるという事実からである。殊に日本人は自らが先頭に立って何かを実行することをしたがらない。極めて狡猾な者の多い民族である。ずる賢さが目立つ民族なのだ。そういった日本人の特質を暗に揶揄することによって喜劇性を持たせるという芸迄が仕込んであるという見方さえできよう。
     以上のことに道理があるとすれば、今作はアホな設定とは真逆に賢い芝居ということが出来よう。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    灼熱な授業に盛り上がりました。

    ネタバレBOX

    最後の全員で歌った曲の歌詞がとてもよかったです。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    アイドルグループのライブみたいでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    めっちゃ楽しませてもらいました。途中のボール投げ、うかつにも楽しんでしまいましたw 堀越学園のオマージュではないでしょうけど、女子校?ということもあり、女性特有の問題も扱われていてよかったです。個人的にはひじの歌?あれを全員で歌われた時、なんか感動して涙出ちゃいましたw 

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