十一月花形歌舞伎 公演情報 十一月花形歌舞伎」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    十一月歌舞伎 通し狂言 天竺徳兵衛新噺
    思った以上に蝦蟇が大きい!

    ネタバレBOX

    早変わり、宙乗りと、スペクタクルで見せ場が多い。
    いわゆる蝦蟇妖術の話なのだけど、思った以上に蝦蟇が大きい(笑)。
    紅葉が映える舞台も美しい。
    国立劇場の歌舞伎にはない華やかさ。
    猿之助ってやっぱりうまいよな−。
  • 夜の部「スピーディーな通し狂言」
    日本橋浜町明治座の近くに8年間程暮らしたことがあるが、久しぶりに行くと高層ビルが建ちあたりはすっかり変わってしまっていた。

    明治座は先代猿之助が鏡山再岩藤を南座に次いで東京で初演した際の第一回公演を観ている懐かしい小屋だ。

    先代は30代40代の役者として最も元気な時代、ここで古典の復活公演を次々に行ってきた。

    スーパー歌舞伎で注目されることが多いが、彼ほど一俳優の立場で古典復活狂言の発掘に精力的に貢献した慧眼な人はいない。

    甥の亀治郎に猿之助の名跡を譲ったわけだが、私の中には鮮明に先代の足跡が残っている。

    歌舞伎はユネスコの世界文化遺産に指定されており、古典演目の継承も重要な責務である。

    博学な先代はいまでも復活狂言の発掘や新企画への意欲は健在と見え、若き当代へのアドバイスに私は期待している。

    天竺徳兵衛は歌舞伎座で先代の初演を観ている。それまで二世松緑の当たり役だったので、若々しく外連味たっぷりの新演出に目を奪われたものだ。

    つづら抜けの宙乗りは延若の石川五右衛門が先に手掛けていて、「いつか違う形でやりますよ」と前々から挑戦したがっていた。

    音羽屋型演出の古典にずっと挑戦してきた先代の面目躍如と言う作品でもある。

    ネタバレBOX

    南北という人は本当に天才だなといつも思う。

    冒頭は毛剃を思わせるし、楼門五三桐、東海道四谷怪談など要所要所にいろんな作品の名場面がいいとこどりで並んだような作品だ。

    お約束の異国話のくだりは日替わりで猿之助が考えているようだが、私が観た日もTPP問題や第三極政界再編などなかなか鋭く風刺をきかせて客席を沸かせる。

    歌舞伎役者に学問はいらないという旧門閥の長老の意見とは真逆に先代も当代も教養人らしい知的な遊び心を見せている。

    初演に比べずいぶんとスピーディーに洗練されているのに感心した。

    座頭の徳市が愛嬌たっぷりに木琴を弾くその「間」の素晴らしさに初演を懐かしく思い出した。

    いけずうずうしいおとわの悪婆役、案外当代はこういう役があうのかも。

    同じ場で、悪婆物が絶品と言われた三世時蔵のひ孫にあたる米吉が歌舞伎で言うところの「こっくりとした」女形ぶりを見せる。

    歌六の長男が女形にねえ、と驚くと同時に江戸時代は傾城歌六と異名をとった女形の家系の血を感じる。

    つづら抜けの宙乗りはいつ見ても手品のようで驚かされ、空中の引っ込みにお客さんは大喜び。

    大詰め、通し狂言だからお約束の「本日はこれぎり」の一座口上がほしい気もした。

    この場だけに出る段四郎、元気と聞いていたのだが、病気ゆえか言葉の途切れ途切れの不自由さに驚き、ハラハラした。

    来年は明治座の創業140周年というから、俳優も観客の自分も年をとったものだ。
  • 満足度★★★★

    昼の部「受け継がれる当たり役」
    明治座には数年前に行ったきり。

    今年、猿之助が歌舞伎やるのはこれが最後と聞き、行くことにしました。

    「傾城反魂香」が三代目猿之助四十八撰のひとつと聞いてへぇーと思った。

    なんせ、こちとら(初代)猿翁十種の時代の観客だもんで(笑)。

    吃又というと二世松緑の又平が一番印象に残っている。

    昨年の暮れ、山の手事情社が通しで見せたがダイジェストとしてわかりやすく、いずれ、当代が通しで見せても面白いのではないだろうか。

    文楽でもなかなか通しで出ないからそちらも観ておきたい。

    「蜘蛛絲梓弦」は先代の初演を観ています。六代目歌右衛門や現藤十郎が扇雀時代も手掛けてますね。

    先代で観たときより格段にショーアップされていて初演の時とだいぶイメージが違う。

    頼光の家来がたくさん出るうえ、蜘蛛の眷属がたくさん出てきて派手な演出になっている。


    ネタバレBOX

    「反魂香」は、高嶋館の虎の演技がすばらしい。

    義太夫に乗って足拍子を踏むところ、やはり勘所がよくないとだめで、芝居心が試される役だ。

    昔は「馬の足」と言って動物の中に入る役者をさげすむ代名詞のようにされたが、最近は馬の足の配役も書くようになったとか。

    この虎の配役も書いてよいと思う。

    幕内に通じた人ならだれが演じてるかご承知なのだろうが一般客はわからないからだ。

    これが国立劇場なら受賞対象だろう。

    又平の右近は東京暮らしが長いが、もともと上方の人なので、こういう義太夫狂言に可能性を広げてほしい。

    一時は右近が猿之助を継ぐと言われたこともあっただけに、将来は澤瀉屋のお師匠番になる人。猿之助の持ち役を長くそばにいて師範代のように観てきた人

    だから、今後も当代との当たり役での分担がみられるだろう。

    おとくの笑也は丁寧で、古風さに欠けると言われたこの人もこういう世話物ができる役者になったのかと感慨深い。

    私から見ると予想以上の出来だった。

    又平は音羽屋型と初代と二代猿翁それぞれの工夫の澤瀉屋型の折衷らしいが新聞評にもあるように多少ぎこちなさが残る。

    このへんも今後練り上げられていくことだろう。

    「蜘蛛絲~」は、猿之助が禿の房紐遣いで踊りの才を見せた。

    二代、三代、当代へと舞踊の才能は受け継がれているようだ。「黒塚」の出来には不満が残ったが(笑)。

    二代と三代の舞踊写真を比べると、踊り手としての足の確かさがみてとれる。

    私の亡き母は若き日に初代猿翁を花柳流の大先輩として大変尊敬していて踊りがとても勉強になったという。

    (先代猿之助からが藤間流である)。藤間のほうが踊りが地味なんだそうで、先代に確認したらやはりそうだと言っていた。

    当代は早変わりで消える際の蹴込がきれいで先代を彷彿とさせる。

    火鉢に座頭が消えるのも先代以上に鮮やかだった。

    女郎蜘蛛の精になってからお得意の化身モノ、迫力満点で客を沸かせ、さすが澤瀉屋である。



  • 満足度★★★★★

    また行きたい!!
    夜の部の
    「天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし) 」
    に行ってきました。

    この夜の部は澤瀉屋の演目だけあって、早変わりや宙乗りなど見どころが満載でした。
    歌舞伎の初心者の方でも、肩が凝らずに見る事が出来る、数少ない演目だと思います。

    歌舞伎をまだご覧になったことがない皆さんに、是非お勧めの演目です。

  • 満足度★★★★

    夜の部
    市川 猿之助一門の十八番。華美でいろいろな話がきらびやかに演じられていて肩ががこらずに楽しめた。
    明治座は、お土産コーナーも充実していて好きな劇場である。

このページのQRコードです。

拡大