六道追分(ろくどうおいわけ)~第七期~ 公演情報 六道追分(ろくどうおいわけ)~第七期~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    第三期だったかを観劇し、いたく満たされた時間であったのでもう一度観ようか、と思い立って観た。
    結論的には、前回観たのが大変良かった分、今回点数が落ちてしまう。席も前回は前から二列目、今回は後ろから二列目。見え方も違ったが、俳優が違うとノリも深みも変わる。
    とは言え、物語の骨格がしっかりしており、要所を締めて最終盤、本作の(自分としては)売りである現代に通じる世評を問いかける場面、人物それぞれ意を通じさせる場面で観客をぐっと引き込み、最終場面に持って行くのは流石。自分の周囲の女性たちは一様に落涙の様子。
    と書きつつも、やはり前回は人の人間味や、細やかな機微が体現されており、序盤から個々の俳優に愛着が湧いていた。台詞のテンポの良さは今回が上であり、拍手や掛け声が湧く場面も前回以上であったが、自分が芝居そのものに引き込まれたのは終盤漸くであった。
    私の好みはテンポ、粋なノリより「中身が沢山詰まっている」事なのやも。
    第八期、最後のチャンスだが、さて。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    同じ作品でも演者が変わると芝居も変わって毎回見応えあり!良かったです!

    ネタバレBOX

    3度目の観劇。毎回グッとくるシーンが違って、今作は「すまねえ」で泣きました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    もとAKB48のなぁなこと、藤田奈那さん!現役時代の活躍も知っていましたが、お美しくてお変わりありませんでした!

    また、役者さんがた皆さん素晴らしかったです!
    あまり役者さんがたのお名前と役柄をじっくり確認しないのですが、以前観劇した際とは違う役のかたを発見!
    そのような楽しみかたもあるのですね♪

    また、立ち位置の変化に気付いたり、台詞まわしも異なったり、同じ舞台でも違うものを観ている錯覚も覚えました。

    とにかくとても良かったです!!!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    第三期に続いて2回目観劇。やはり楽しんで観てもらう、そんなサービス精神に溢れたエンターテインメント作品。そして改めて、人と人の繋がりの大切さ、思いやりといった心情、それを優しく見つめるような劇作。法は 体を縛るが心は縛れない、そこに庶民の気骨をみる。

    物語は 悲恋であるが、笑いも交え小気味よく展開していく。少しネタバレするが、旅は江戸(吉原)から大井川までの東海道、その僅かな旅路が2人にとっての幸せな時間。華やかな雰囲気と非情な成り行きの中で、情感豊かに描き 観客の心を揺さぶる。また場面転換や心情表現にダンスを挿入するなど、観(魅)せる工夫も好かった。
    (上演時間1時間40分 休憩なし) 【第七期 龍】

    ネタバレBOX

    舞台美術は、中央に格子状の衝立2つ。それを可動させ 遊郭の格子戸(籬節か?)を表す。上手は 場景に応じて遊郭の半円障子や道中の石垣など、柱状の装置を半回転させる。下手は 丘のような階段状、その奥に朽ちた平板を組み合わせ、ラストは磔 処刑場。吉原へ通じる場所は、観てのお楽しみ。小さい劇場(空間)を巧く使った演出が妙。


    梗概…清吉(通称・鬼アザミ)は子分の粂次郎、伊助、三吉(妻が病弱でいつか医者になりたい)と共に世を騒がせる”義賊”。いつしか守銭奴達を懲らしめる清吉一味は、江戸庶民の憂さを晴らす存在になっていた。しかし奉行所の取り締まりは厳しくなり、これを潮時と 最後に選んだ場所が不夜城「吉原」である。特に悪どいやり方で暴利を貪る大店ばかりに忍び込む。
    一方、呼出し花魁 お菊は 刃傷沙汰を起こし、足抜けを余儀なくされていた。そんな時、忍び込んだ鬼アザミ一家と出会い...。六道を彷徨う人達の、馬鹿馬鹿しくも切ない道中が始まる。吉原と東海道(大井川)を舞台に、人情味溢れる逃亡劇が始まる。清吉とお菊は旅を通じて お互いが孤独を癒し心を通わせていく。その過程を面白可笑しく描く。ラスト お互いを思いやる気持が 切なく そして痛々しい。

    人別改帳にも記載されない、無宿として生まれた男と吉原という苦界に生まれ育った女の逃避行を描いた悲恋物語。どちらも不幸・不遇な身の上、その2人がひょんなことから一緒に旅をすることになる。旅の途中で出会った僧から「六道」の話を聞き、人の世の儚さと尊さを知る といった人情味ある内容。タイトルにある「六道」を物語に巧みに織り込んで、人の心の在り様 を考えさせる。人間道で生きているが、その現世は因果の道理に…。ラストは、六道の輪廻転生ー色々な世界を死んだり生きたりしながら、グルグル回るーといった内容を2人の覚悟・心情に重ねるようだ。

    華やかな雰囲気、それは出演者(特に女性)が吉原という場所柄、花魁姿の艶やかさを出し、旅に出てからは町娘に扮しての可憐さなど、いずれにしてもその”艶技”であろう。そして下っ端役人(岡っ引き等)の庶民感覚と、与力などの武士とでは考え方が違う。
    第三期と比べ、少し気になったのは、遊郭内での刃傷沙汰や大井川の氾濫時の緊迫感がないこと、(旅途中の)茶屋でのゆったりとした様子(清吉とお菊の至福のひと時)がないこと。物語(内容)としては同じだが、メリハリが弱いように感じた。キャストによって雰囲気が違う、まさに「舞台は生もの」を再認識した。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    初日に観劇。

    ネタバレBOX

    初日だったためか、残念というか不満な部分はある回でした。

    出演者の中で魅力を感じたのは高島さん(だと思う)。
    ルックスも良いし華もあると思う。
    この人のお菊も見てみたいなと。

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