満足度★★★
緊迫感乏しく、かなりたいくつ
ラストの辻褄合わせでなんとなくわかったような気にはなるが、全体としてはかなりたいくつだった。
表現形式が未完成なためかうまく表出できずに説明に終始していて、緊迫感の乏しい舞台だった。
詳細は、「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。
水をめぐる2
「水をめぐる2」を観劇。
「水をめぐる」が、人間の欲望だとか業のようなものを扱っていて、とても重いテーマの作品だったのに比べると、「カライ」という独特の中腰のスタイルや、舞台の周囲を四角く廻る感じや、打楽器のリズムは前作を踏襲しているけど、「水をめぐる2」は一見ほんわかムードな感じでした。
大切な人を失った時の、喪失感や無力感は、痛みが大きすぎてある意味で無機質的な感覚を伴うときもあって、台詞やリズムの淡々とした感じが、逆に痛みの深さを表しているのかなぁと思いました。