満足度★★★★
「フリーフォール」
一方の主人公の重力から解放される自由落下への憧れは須貝さん自身の高校時代の気持ちだそうだが、それ以外の女子高生丸出し(笑)な気持ちについても生々しく描かれていてビックリ。
中でも活発で人気のあるコ(演:安川まり)と友達でいるだけで嬉しい、と思うやや目立たないコ(演:佐賀モトキ)、なんて状況設定にはもう「キュンっ!」♪♪♪
満足度★★★★
「僕の兄の幸福な結婚」
以前一人語り版を観たが今回は二人版。
会話シーンはもちろんのこと、台詞と地の分を振り分けたり、さらには一人語りの一部分をユニゾンにするなど、まさに独奏曲を二重奏に編曲したようで面白い。
満足度★★★★
「浮遊」
序盤はしばらく関係(の一部)が掴めず探っていたが、途中でそれがクリアになると以降は各人物の気持ちがスッと飲み込めるというか、まるでテレパスになったかのように心境が読めてくる。
切ない感じが好きだなぁ。
満足度★★★★
リーディングのだいご味
リーディングの面白さは、動きが限定される分台詞に集中できる事だ。
それはそのまま役者さんの力量が露わになることでもある。
須貝英という人の抽出する会話のリアルさが際立つ公演だった。