無題428(12-171)
17:00の回(晴、暑)。今日はお祭りではありませんでした。16:35会場着、もう受付しているということだったので下へ、当日券で。もともと開演時間に間に合うか予定がはっきりせず、間に合えば当日券でと決めていました。
役者の保坂さんが退団されるということをお聞きし、ご挨拶したいと思っていました。たしか千本桜の1階で少しお話したのが初めて、これからどんな舞台を…と楽しみにしていました。保坂さん、覚えていてくださいね、ひとりファンがいたということを。
去年、同じ会場でみました(外ではお祭り)。今回、メンバーが大きく代わり、初めての方が多い。冒頭で平澤さんが客席のひとりひとりと目をあわせていました。その目をみていた気がついたこと(終演後、大将にもお伝えしました)、平澤さんの目には沖縄の蒼い空、青い海がはっきり見えていて、その目を通じて私にもそれが見えてくる、今日はそんな思いでいっぱいでした。2012組もきっとそうなっていくのでしょう。
人通りが少ない商店街を駅に向かい、夏はまだこれからだと暑さを感じるのでした。
平澤さんと菊池さん、ガラ違いの同じ衣装。
満足度★★★
ポイスパフォーマンスから視点を見た100分
今回も素舞台で照明もすばらしい。今回は、ポイスパフォーマンスの視点で見た、EOEらしい内容でしたね。なぜ、この真夏に、沖縄問題、原爆を取り上げたのは、「今」しかないだからできたというでしょうか。それにしてもEOEのポイスパフォーマンス劇、良かったです。
満足度★★★★★
普天間に原爆を落とす日
生まれて初めて同日に同じ芝居を二回 観た。勿論最初から決めていたことではあるのだが。
本作品は今年で三度目の上演、私にとっては昨年初めてこの劇団と出会った作品である。
最初に観た時は、つかこうへいの芝居に似ているなとの印象であった。機関銃のような台詞の嵐、つか作品とよく似た台詞回し。今になって考えると、本作品の初演はつかこうへいが亡くなって間もなくのことであり、もしかしたら、広島に原爆を落とす日へのオマージュだったのではないかとも思われる。そして本作品は三年連続で絶対エースの平澤有彩が主役を演じている。最初は入団したばかりだった平澤であるが、彼女も本作品共に成長し続けている。平澤なくして本作品はありえなかったのではないかとも感じる。
100分間、緊張の連続の舞台であったが、75分経過した時点での5分に及ぶ平澤の長台詞は圧巻であった。
なお本日は、大将が受け付けでお迎えして下さっていた。大変丁寧な応待には頭が下がる。