個性がいっぱいで楽しかったです
タイトルのとおり、アリスの不思議な世界でした。個性あふれる登場人物が、あちらへこちらへ、目が回るような急がしさ。円形劇場を所せましと駆け回る。ただ、動きながら、いろいろな方向を見て話すので、少しセリフが聞き取りづらいところもあり。それでも、それは最初のうちだけで、後はお話にひきこまれ、耳も慣れたのか、全然わからないことは、なくなったかな。
ルイス・キャロルのアリスのお話そのものではなく、それをベースにしたワンダーランド。アリスはヴァーチャルアイドルで、初音ミクを思わせる青い髪。動きもよく通るその声もヴァーチャルアイドルぽい。かわいい。けれど、かわいいだけじゃなくて、芯がピンと通ってて、ぶれない強さを秘めている。
白の女王様の声もよく通って聞き取りやすい。なんといっても姿勢が美しい。あこがれちゃう。
ジョーカー謎の男で悪っぽくてカッコいい。
帽子屋さんと三月ウサギは、もう何が何やらわからないくらいくるくる変わる。本当にアリスのお話のように、攪乱される。そして波平さんには大笑い。
ハンプティダンプティが本を読むと、少し時間の流れがゆっくりになって、なんだか落ち着いた。ゆっくり丁寧に読み上げるのがステキ。
みんなてんでんばらばらのような、まとまっているような、不思議な夢のお話でした。
こんなヴァーチャルゲームがあったら、是非参加して謎を集めてみたいものです。