ウサニ 公演情報 ウサニ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    杞憂でした
    元々、映像畑のクリエーターの作る演劇で、あまり傑作に遭遇した経験がないだけでなく、野島さんには、個人的な固定観念もあり、観る前から相当危惧していました。

    その上、ここでの酷評揃い踏みだから…。

    ところが、これが、予想を上回る良い舞台でしたよ、私にとっては。

    だいたい、演出の永山さんご自身は、映像畑の方ですが、亡父の盟友のご子息ですから、演劇の世界のことも熟知していらっしゃる筈で、それほど心配する必要もなかった気がします。

    溝端さんは、ジュノンのオーデイションで、一際注目されていた頃から、存在は知っていたのですが、実は、演技を拝見するのは初めてでした。

    想像より、超イケ面ではなかったけれど、想像より、悠に良い演技をされる役者さんで、何より、真摯に舞台に取り組む姿に好感を持ちました。

    一昔前なら、きっと耕史さんが演じていたであろう役どころを、耕史さんを彷彿とさせる演技で、真面目に演じていました。

    一方の耕史さんは、この舞台の要。西岡徳馬さんが得意とされるような役回りを、舞台を楽しめる工夫を凝らし、カンパニーを束ねていらっしゃる雰囲気が、伝わりました。
    子役の頃から、彼を追いかけて来たファンとしては、隔世の感で、胸がいっぱいになりました。

    きっと、初日からはずいぶんと進化した楽日だったのかもしれません。

    少なくとも、今日の客席は、皆さん、大満足のご様子でした。

    ネタバレBOX

    溝端さんが、カーテンコールの挨拶で、舞台への愛を正直に語っていらしたのが印象的でした。先輩耕史さんのアドバイスには相当感謝している様子でした。

    それこそ、入れ物は優れていても中身はそれ程ではないかもという第一印象でしたが、見事に、その想いが覆されました。

    溝端さん、舞台役者としても、期待できる素敵な役者さんだと感じました。

    意外にも、哲学的なストーリー展開でしたが、きちんと哲学を勉強しているヒトには、鼻白む脚本かもしれないという気はしました。

    ただ、見て見ぬ振りをできる人間の方が、結局は幸せに、平穏に暮らせるかもしれないと、最近思い始めているので、描かれている以上に、この芝居を重く受け止めてしまう部分もあったかもしれません。

    キャストは、どなたも好演でした。特に目を引いたのが、小学生の役を演じられた未来穂香さん。どんな経歴の女優さんか全く存知あげませんが、今後も観たい女優さんです。

    平野さんのウサニは凄く可愛いし、高岡さんは、相変わらず、同性から観ても、ドキッとする色香を発揮していらっしゃるし、平田さんも、万引き少年の一件を語る台詞に重みがあり、好演されていました。

    ここではいたく不評だったセットも、私としては、むしろ、テーマに準じた良いセットに思えました。(イチゴが美味しそうでないのも、想定内の気がして…)

    ただ、せっかく、哲学的な芝居になりそうだったのに、最後の、コーゾーと妖精の台詞に、「王子様」だの「王女様」だのを使うのは、一気に、舞台の品格を落として、陳腐な印象を植え付けるようで、残念な選択に思えました。
  • 満足度★★★

    面白かった
    けど期待したほどではなかった。野島ファンだったので興味がわいて見たんだけど キャストは豪華でそこで満足感は得られるけど 説明的なセリフはやっぱテンポ悪い 

  • 満足度★★★★

    スネーク大王がんばる
    溝端くんファンはドキっとするシーンやセリフがいっぱい。
    舞台美術もファンタジーで妖精やらウサギのぬいぐるみやら、そこはメルヘンの世界でした!
    役者さんが魅力ある方ばかりなので結構楽しめたけど、
    テーマが陳腐?愛以外にもうひとつあれば違ったんだろうなぁ。



  • 不快な脚本
    だいたい、映像畑の人の演劇であまり当たった試しがないので、期待はしていなかったけど、期待以上の酷さだった。
    映像だ、演劇だと言う話のレベルではない。

    ネタバレBOX

    使う言葉の汚らしさ。
    別に、セックス、射精、などという表現が汚いと言っているのではない。
    それを使う必然性の無い場面で使うと、ただの悪趣味にしかならないという事だ。
    話全体も、男は浮気する、女は幸せでいたいから見て見ぬ振りをする、倦怠が恋の終わりで愛の始まり、等など、どれも心に響く言葉は無く、陳腐。
    キャストは悪くなかっただけに、しまいには彼等に同情してしまった。
    全く無駄にした2時間半だった。
  • 満足度★★

    見る人を選ぶ舞台。
    見る人を選ぶ舞台だと思う。
    しっかりと観劇目的の方には、正直向かないかと。

    観劇後の感想は「うーん…」。原作・脚本が微妙かなと。

    ネタバレBOX

    音響はやたら良いけれど(録音かと思うくらい)、舞台美術は一目見た瞬間に「…100均のイチゴ柄?」と疑う装飾。あれがアマゾンの奥地?床も原色で鮮やかに装飾されているのに、残念ながらほとんど目に留まらない演出っぷり。
    照明は途中で目がチカチカし、最大の見せ場であるスネークの登場時シーンのライトニングもダサい。(照明が当たっている山本耕史が格好良く決めているために若干救われている感はあったけれど…)


    観劇後の感想は「うーん…」。原作・脚本が微妙かなと。
    ギャグなのかシリアスなのか理解できない部分が多い。
    「愛とは」の答えにもいまいち納得できなかった。
    共感出来ない舞台は見ていて辛いものがある。

    特に一幕はげっそりしました。言葉の選び方とか。
    あれだけストレートに「セックス」だとか連呼する必要あるのかな?
    確かに人間だけが言葉を必要とする生き物なのかもしれないけど、それにしても言葉の選び方が微妙だった。
    隣の席の方は一幕が終わったところで席を立ち、二幕では戻ってこなかった。
    幕間時「帰ろうかな…」と思ってしまっただけに、その気持ち、少しわかる気がした。
    ただ、この舞台は2幕最後まで見終えた方が良いと思う。
    後味はその方がまだ良い。1幕で見終えると完全に消化不良になる。

    既に見ていらっしゃった方が感想で触れていらっしゃいましたが、不必要に感じるシーンが多いかと。首つり人形のシーンや、焼けてしまったウサニのボロボロのぬいぐるみ(というか焼却炉に入れたにしては焼けてない)など。
    コーゾーが目隠しをするシーンでは、盲目の人間を馬鹿にしているようにしか思えなかった。今回の舞台というよりも、原作があまり…だったためかと考えますが。
    個人的にはアダムとイブの肉襦袢も気持ち悪かった。笑えなかった。

    山本耕史がいるから舞台がしまって見えた。抜群の安定感、迫力。
    序盤のシーン、指先で蛇を揶揄していた演技に背筋がぞくっとした。
    指先の動きだけで寒気を感じさせる役者さんは、数えるほどしかいないと思う。
    コメディとシリアスの切り替えも素晴らしい。でも主役を決して食わない抑えた演技。

    というか、この方がいなかったら相当学芸会に近い舞台。
    内容が内容だからか、音楽が軽いからか。
    そもそも最初の妖精たちの台詞回しの下手さに寒気がするからか。
    折角歌はうまいのにもったいない。

    それにしてもイチゴの妖精が出てきて、あれだけ「スイート!」とか言われているのに、全くイチゴが美味しそうと思えなかったのは何故だろう…
    妖精たちの鼻にかかった甘声ブリっこっぷりのせいなのか、それともコスチュームのドギツさのせいなのか…
    正直「イチゴがブリブリ生えてくる」とか言う擬音の台詞のせいではないかと思えてならない。
    当分、イチゴを食べたくなくなってしまったのでした。

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