産声が聴こえない。 公演情報 産声が聴こえない。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-15件 / 15件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても考えさせられるお芝居でした。期待通りでした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    重たい主題に正面から取り組んだ意欲的な劇。見応えがあった。

  • 実演鑑賞

    痛みのある劇。

    3人の女性の妊娠とそれに関わる人々の話が展開していきます。

    ネタバレBOX

    1人分だけでも十分すぎるくらいに重たい問題が3つ。それだけに盛り込みすぎな感はありました。
    1人づつの話をもっと深く見てみたかったかなとは思った。

    演技はすごい熱演。
    だけどいわゆる気持ちデッカチになっちゃった感は否めないかも。


    開演前にはビートルズの曲がかかっていたけど(カバーもあり)、劇中ではカバーばかりだったのは著作権使用料の問題?ちょと気になりました。
    カバーでも全然問題無く、劇にフィットしていたと思います。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    社会的な切り込み深度は凄い感じでした
    芝居後半には場内で鼻を啜る音が・・・
    劇場WC横の壁に作品世界の相関図も
    貼られておりました
    観る前に見るか 観た後に見るかは
    皆様の自由ですわ
    心に強く刺さった全席自由の2時間の作品

    ネタバレBOX

    受精卵が4ヶ月越えないと
    医療廃棄物として焼却処理されており
    なおかつ その件数を人の死と数えると
    人の死亡原因のトップになるだろうと
    作中でDrが語った台詞が
    強く心に残りました

    戸籍も無さそうな
    特定妊婦の話の主人公相沢美穂さん
    ネットカフェを住居としてるなら
    JKからやり直すシルバープラン読んでれば
    住所不定から抜け出す方法わかりやすく
    載ってたのにーとか思えた
    また生まれてくる子供の名前を
    語るシーンでは映画「あなたのために」で
    主人公が娘に付ける名前みたいと思えたデス
    因みにこの映画も主人公が個別出産すのよ
    お勧めしますわ

    不妊治療する夫婦の
    幸せは子供を生む事と強迫概念風に
    追い込まれてる妻の様子は辛かったなぁと

    女子高生での妊娠話での
    JKの親友さんが とても良い人で
    こーゆー友人欲しいわーとか思えました
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    6/14観劇

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    役者の強烈に熱い演技に感動しました。
    題名と暗い地下スタジオという設定がますます、その玉手箱感を増長させてくれました。
    しかし、強烈にかび臭いスタジオでの鑑賞はつらかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    妊娠と出産をテーマにした作品。
    役者さんの熱のこもった演技、表情の表情も素晴らしくてとても見応えありました。
    バックで流れる音楽もとても良かったです。
    とても考えされる内容で素晴らしかったです。
    10代や20代の若者には是非とも観ていただきたいと思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    重たいテーマですが、中身の詰まった、素晴らしい劇でした。

    ネタバレBOX

    妊娠、不妊治療、中絶、決してハッピーエンドに向かうのではなく、問題提起として強く訴えかけている熱演に、胸が熱くなりました。何が正解で、間違いか、という単純なものではなく、いのちの大切さ、重さをひしひしと感じました。見終わったあとに、なんとも表現しがたい、余韻とやさしい気持ちが心に残りました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。
    「妊娠・出産」をテーマに、女性の視点から描いた激情劇。諸々の問題や課題について、考え方や立場の違いを鮮明にすることで分り易く紡ぐ。例えば、罪はどうして生まれるのか、それは親から受け取るから だと言う。そこには不幸という負の連鎖がある。勿論 その反対は、いっぱいの愛(情)が注がれるからだと。

    TVニュース等を媒介にして時事的なことを織り込み、そのことが特別な事ではないことを伝える。そうした世相を背景に、身近な出来事として「命の重み」を実感させる上手さ。個人の問題であるが、そこに行政として どのように寄り添えるのか、そんな課題も垣間見せる。「産む・産まない」といった選択、一方「 流産」を 医学的なこととは別の意味合いで述べる台詞にグッときた。

    物語は 女性の視点であるが、妊娠に関しては 男性の考えや思いも大切。男女の交わり=妊娠は 当たり前ではない といった切実な思いも描いている。「妊娠・出産」に関して多面的・多角的に描くことで、観客1人ひとりが違った思いを巡らすことが出来る。自分の真後ろの女性は 啜り泣き、それだけ没入感が凄い。役者陣の熱演は勿論、音響・音楽そして照明の諧調が実に効果的で印象深い。緊張・緊密な展開、そして しっかり考えさせる秀作。見応え十分。
    (上演時間2時間 休憩なし) 【あかり組】

    ネタバレBOX

    舞台美術は中央に平台、その上は衣類や雑多なもので 殆どがゴミ。そこは漫画喫茶の6号室。上手奥はロッカー、客席寄りにベンチ。下手は事務机に椅子。主人公の相沢美穂は、親からネグレクトされ、今は住所不定、身分を証明するものもないデリヘル嬢。
    見所は、理屈ではなく人間 それも女性の切羽詰まった心の咆哮が、観ている人の感情を激しく揺さぶるところ。単に演劇の虚構空間ではなく、生身に痛みを感じる現実世界がそこにある。

    物語は、3人の女性の妊娠・中絶・不妊治療を通して「命の重み」を描いている。高校生 松本優花の彼氏 鈴木颯太は、美穂が寝泊まりしている漫画喫茶で働いている。優花は避妊を心掛けていたが 妊娠。それを知らされた颯太は行方を晦ます。優花の友達 市川萌子はパパ活をしていたが、友達の妊娠を通して「命の重さ」を知る。また、斎藤香織は不妊症に悩んでおり、夫 孝則とともに通院(不妊治療を)している。まだ望まぬ子と いま望んでも授からない子、それぞれの苦悩を対比するように描く。

    美穂は 客の子を身籠ったが、育てる自信も環境もない。行政(新宿区の福祉担当=孝則)に相談するが、諸々の書類や条件が求められる。妻 香織の不妊治療にかかる精神的・肉体的負担、そして経済的理由から養子縁組を考える。そして美穂の望まぬ子を…。しかし、飽くまで夫婦の子に拘る香織と孝則の間に溝が生じる。「子の存在」という 別の問題も浮かび上がらせる。産む/産まない(中絶)にしても、その判断は9週目迄、そして養子縁組を望む人たちは、順番待ちをしている等、具体的な数字を示すことによって現実感を出す。また音声で「東京都墨田区の赤ちゃんポスト」のニュースを流すなどリアル。

    物語では、中絶するのが4か月以上か未満かで、中絶胎児が一般廃棄物として他のゴミと一緒に焼却するといった違いがあること。それを高校生に教えることの是非、医師と産廃業者の迫力ある激論が凄い。また流産は、母体を心配し 胎児が自ら命を手放すといった言葉は堪えた。身近で見聞きするような内容が描かれており、共鳴出来るのではないか。人間の根源「妊娠」をテーマにした幅広く奥深い内容。一つ一つの場面に 今を生きている人達が見失ってはいけない、大切なものが凝縮されている。

    音楽は、癒すような優しい音色。照明は、白銀色のスポットライトの中で心情を激白する。「妊娠」という現実と幸福、しかし その実感を失った先は想像を絶する孤独が待ち受けているよう。居場所が無くなったら、そこを考えさせるようだ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     タイゼツ、ベシミル!! 華5つ☆ 終演後、追記するかも。

    ネタバレBOX

     いうまでもないことだが、性自認は兎も角、遺伝子は女性でXX,男性でXY。遺伝子の詳細までは書かないが基本はこのようであると学校で教わった記憶があろう。然るに日本では性教育の在り方が余りにもお粗末なことも。描かれている今作の内容から類推できよう。
     By the way,現実の日本の為体をいくら上げてみても何ら意味はない。実際に妊娠が身籠った女性にどのように(肉体的・精神的・社会的)働くか? 男性にとっては? 両性間のギャップと諸対応、各々の認知差とそれを埋める為の対話が何処までキチンと当事者間で行われているのか? その実態は? 対話がまともに行われていないとすれば、その実態は? 医療との関係は? 社会的弱者と受け皿としての福祉の関りについての具体例は? これらに対する世間は? 等々ばかりでなく、今作では子供を欲しがっているが、子宝に恵まれないカップルの不妊治療のケースを対比させ日本社会の本来近代国家成立要件の1つである国民に対する国家としての人権保障の観念が政治に欠落している問題すら透けて見える。人権の何たるかを政治家の大多数が正しく理解していないという問題である。かつてはこの欠点を或る意味補ってきた世間も現在では崩壊しており、これも枢要な原因の一つとして日本の劣化は余りにも酷い。描かれている人々は典型的でありながら、同時に個別・具体的である。この脚本の最も優れた特質であろう。演出は、この本質を深く理解し舞台化している。そして緊張感を終始維持する為に場転でも舞台美術の転換を1度もしない。
     板上は、ホリゾントに両開きの黒っぽい壁面に見え、開けるとネカフェ6号室等になる空間、手前両側に段を設けた高めの平台(ここはネカフェ5号室にも)。この平台上手にはコインロッカー。その客席側と反対側の下手には衝立を設けそのようにして設けた目隠しは袖となり各々出捌けとしても用いられる。因みに出捌けはもう一カ所、下手側壁に添って吊るされた暗幕の客席側にも矢張り袖を設けてここが出捌けに用いられこの出捌けから出た処に少し大型の机と椅子が設えられており、場面によって診療室等になったりする。その対面には観客から演者が見やすいように斜めに置かれた長椅子が見える。シンプルな舞台美術だが、今作を最大限その内容に集中して観て貰う為に最も有効な舞台設定だろう。
     描かれる内実は無論、凄い! 殊に男性には観て欲しい作品である。カップルで観るのもお勧め。
     オープニングでThe Beatles の「 Don't Let Me Down 」が掛かっており、女性の存在が、実は男を支えている本質であることが示唆され、それに被るようにコインロッカーに赤ん坊が預けられる。村上 龍が「コインロッカーベイビーズ」を発表したのは1980年、日本の決定的劣化が始まって8年後のことであった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/06/11 (水) 19:00

    価格5,000円

    舞台が近く、演者さんの息遣いまで聞こえます。内容も、社会問題をタブー視せず切り込む、素晴らしいものでした。吉田あかりさんに会いたく、上京しましたが、他の演者さんも含めて、ファンになりました。是非見てください。2時間があっと言う間に過ぎます♪
    今回は見に行き本当に良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    あかり組観劇。実にヘヴィーですね。妊娠や出産にかかわる社会的な問題を取り上げた密度の濃い舞台で、色々と考えさせられます。役者さん達の熱演にぐっときました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    一言、圧巻。先日観た『Brother~another father~』も圧巻でしたが、今回の『産声が聴こえない。』はそれに輪をかけて圧巻でした。これはすべての高校生と大学生に観させたいですね。とくに笑いをとるような脚本でも演技でもなく、作品のテーマを愚直なほどストレートに伝えようとしているのがよかったです。役者の演技もすばらしかったし脚本も最高です。心に刺さるセリフも随所にあり私の周りの女性客からはすすり泣く声が終始していました。名作ですね。ロングランで公園していいレベルの作品です。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    余韻の残る素晴らしい舞台でした!

    登場人物のつながりなどの構成も見事でした。1人1人の心情を思うと苦しくなりましたが、感情移入するくらい役者さんの演技も素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    特にみほさんの表情にやられました。
    どうにか出産まで至ってほしかったですが、それもみほさんを守るための胎児が選んだ流産だったのでしょうか。

    ドクターが言っていたという流産は母親を守るため。という言葉に涙が出ました。
    神秘的である妊娠、命、本当に尊いです。

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