驟雨(Syuuu ) 公演情報 驟雨(Syuuu )」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-10件 / 10件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    家族だからゆえ、ってところが絶妙でした
    少し台詞の聞き取れないところがあったのが気になりましたが、良かったです!

  • 実演鑑賞

    言葉ひとつで、場の優劣が入れ替わる笑える場面が面白く感じた
    最後に分かり合うんだろうと思いつつ、いつかなと期待して観ていた

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いつもながら昭和ノスタルジックで安定感のある舞台ですね。今回はトラウマを抱えた骨太な家族ドラマ。中盤かなり切れまくりますが、ぐっときました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    形見分けの品物の中に何が隠されているのか、どんどん惹き込まれました。
    長年の確執が解けるのが、少し呆気なく感じましたが、素敵なお話でした。
    役者さん達の熱演、表情がとても良かったです。
    良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初めて観させていただきました。
    まず、劇場の雰囲気がとても好みでした!

    芝居屋さんというだけあり、登場人物1人1人の感情の変化をみている側がとても感じることができました。
    後半のたたみかけ、素晴らしかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    怒涛の会話劇、聴き応え、見応えあり有り。
    顔の表情の作り方、さすがですね。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    劇団芝居屋の公演は、さすがの安定感と余韻付け(照明・音響効果)。説明から、喪われた者と決して失わないものが 温かく優しく描かれている。
    ヘラ絞りを専門とした霧島製作所の社長 霧島旭が亡くなり、四十九日の喪が明け 形見分けをする日を描いた珠玉作。亡くなっているから旭は登場しないが、集まった人々によって その存在感を示す会話が紡がれる。大きな事件や出来事は起きないが、確かに そこに家族を思う父親の姿が立ち上がる。

    物語は、霧島製作所というヘラ絞りを専門とした会社、そしてタイトルになっている「驟雨」という設定と天候が肝。日本の産業は、多くの中小企業・零細企業で成り立っている。霧島製作所は、旭が大手の下請けから独立した経営方針を打ち出し、何とか事業を続けてきた。自分の家族はもちろん、従業員とその家族の暮らしを守るため必死に働いてきた。しかし その結果…。

    初夏、形見分けの日(夕方迄)の 数時間の話。少しネタバレするが、旭の長女 板倉竹子の父への恨み辛み、それが物語を動かす。親の心子知らず、逆に子の心親知らず たとえ親子であっても本当のところは解らないかも…。そんな微妙な心の襞をなでるような、言葉に表し難い感情を描いており上手い。
    (上演時間1時間25分 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、霧島製作所の工具置き場兼休憩室といった所。上手に長テーブル その上にポットや茶碗セット、下の床には工具箱等。下手は工場へ通じる硝子戸。中央に折り畳みのテーブル2つと いくつかの丸椅子。全体的に剝き出しのコンクリートで味気ない。しかし タイトルにある「驟雨」、照明を諧調して 瞬時に上手の硝子戸を暗くし、音響で雷鳴と豪雨を表すといった効果。

    物語は説明にある通り、故霧島旭の財産分与前の形見分けで 家族が集まるところから始まる。この霧島製作所がヘラ絞り専門の零細企業というところが妙。そして亡くなった旭が大手企業の下請けから自立した ということが物語の背景にある。
    登場人物は6人…亡くなった旭の実妹 立岡公枝、旭の長男 松夫、その妻 佐知、旭の長女 板倉竹子、その長男 圭太、そして家族同然で技術顧問の高城遼平。

    長女 竹子は亡き父を嫌っており、高校も全寮制で早いうちに家を出ていた。小学生の時に母が亡くなり、男手ひとつで育てていた。その頃 父は、下請けから独立した経営方針を打ち出し、昼夜を問わず働いていた。そのため娘の学校行事などに行く余裕はなかった。一方、竹子は親が来てくれる友達が羨ましかった。その思いを吐露し慟哭する場面が圧巻。そして高専(全寮制)に通っている圭太が、霧島製作所へ入社したいと言ったことから怒りだす。勿論 竹子には内緒だった。帰ろうとする竹子を驟雨が足止めする。先にも記したが、親の心子知らず、逆に子の心親知らず である。父が残した形見分けの品は 段ボール箱1つで、中にはカメラ、アルバムそしてタブレット等。唯一の趣味が写真撮影で、タブレットには竹子の写真が多く収められていた。ちなみに 竹子が選んだ形見分けの品は老眼鏡(生活の必需品となり肌身離せない)、ここでグッときた。

    へら絞り、それは熟練した技術が必要で、劇中でも人材育成には何年もかかると言う台詞がある。さて 芝居屋のコンセプトを読むと、「役者に対しても、表現に対する新たな開拓を・・その努力や視線こそが 演劇が見世物に立ち帰るための原点である」と。その意味では、役者という人材育成に努めているといった姿勢が、この劇団の安定した芝居であり安心して観られる のだと思う。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    4度目となる芝居屋の舞台はいつも「芝居」というに相応しく、そして温かい

    ネタバレBOX

    相変わらずベテランふたりはいい味出しているし、にじみ出てきた竹子(増田恵美)の涙は実に印象的だった
    セットはここあくとれで観た中では一番作りこまれていたかな
    工場の旋盤(?)や雷、驟雨の音を微妙に変化させる(例えばガラス戸の開け閉めに伴って)音響と、下手のガラス戸の向こうの自然光を細かく変化させて外の様子を表現し、最後はこの芝居に相応しい温かな色で終えた照明には👏👏👏
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    霧島製作所はあたたかな人間模様でした

    ネタバレBOX

    霧島旭は実際には登場しませんが、不器用であるものの、人間味のある人柄であることが、ほかの登場人物のセリフから感じられました。最後の場面、バックに雨の音がする中で、形見の写真が話題になる場面は、とても心に沁みました。

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