公演情報
「赤目兎の罪悪感」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★
誰もが葬りたい過去を抱えて生きており、その痛みを癒す そんな心を探す旅のよう。
古事記「因幡の白兎」をモチーフに、人生の罪悪感を問う物語。説明にあるように、修学旅行先の下見のため 車を走らせていたが…。気が付いたら赤い目をした兎が現れて、「人生コンティニューしますか?」と問う。続けて「ここは黄泉の国の入り口ー黄泉比良坂だ」という。
一般的に「因幡の白兎」では、嘘や欺瞞を戒め 親切で優しい心が大切だと伝えている。そして困難を乗り越えるためには、周囲の助けを借りることが大切で、自己中心的な行いは良くないといった教訓的な教え。この教訓的なことを教師1人ひとりが或る生徒との関りを通して罪悪感を告白していく。どうして この生徒と関わっていくのか、その謎めいた設定が肝。しかし、何故 教師がそれほど罪悪感を抱かなければならないのか釈然としない。だから「人生で最も愚かな罪悪感を正しく告白してください」、その追及に迫力を欠く。自分の感想は、劇作意図(対象者のこと)と反対かもしれないが…。
(上演時間1時間20分 休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高でした。あっぱれです。ドンピシャのキャスティングでしかもチームワークのいいこと。内容もかなり深いです。ステージ最後のキャストインタビューで女優さんが涙ぐんだところで私も思わずもらい泣きしてしまいました。ほんと、舞台って下準備など大変の一言ではすまないことありますよね。いろんな苦労の末に舞台があることを考えると千秋楽を迎えた今日、いろいろ感慨深いものがあったかと思います。ほんとすばらしい舞台でした。脚本と演出を手掛けられた中井さん、なかなか有望ですね。すごくポテンシャル感じました^^