スペーストラベラー ~LOVE is in the Mother Ship!~ 公演情報 スペーストラベラー ~LOVE is in the Mother Ship!~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    確かに宇宙旅行だな
    少し、ボケ倒しが弱いかなと感じる部分はありましたが、面白かったです。

    ネタバレBOX

    宇宙移民の話かなと思わせておいて、実は生命の誕生の話だった模様(個人的な見解)。
    確かに宇宙移民の話にしては、少し台詞と展開に違和感を感じていたが、わかれば今までの展開がそうだったのねと、繋がる。
  • 満足度★★★★

    4年前の記憶を辿りつつ観る
    4年前の再演版の記憶が残っていたりいなかったりでそれを繋ぎ合わせたりしつつ、また、オチを知っているので「なるほどここでヒントを言っているな」などと思ったりもしながらコトの成り行きを見守る。
    (前回どのタイミングでオチが読めたかは思い出せなかったが)
    前説・本編で時として客席通路まで展開する趣向も楽しい。

  • 満足度★★★★

    仕掛けが良い
     最早、地球には住めなくなったヒトは地球タイプの惑星を求めて宇宙の旅に出る。これは、初の移民船の物語だ。ブラックホールの向こう側には、ホワイトホールがあるということが、最近、科学雑誌の誌面を賑わすが、そういう知識も取り入れながら、物語は進む。指揮統括は、当然、コンピュータである。「2001年宇宙の旅」ではハルがその役を務めたのだが、この宇宙船のコンピュータはマザーマリア。出発当初は、総てが上手く回っていたが、総てのことがそんなに順調にゆくはずもない。
     目的の惑星までの所要時間は、10か月と10日。この日数から誰でも想像するのは、ヒトの妊娠期間である。無論、この推論は正しい。複雑系を持ちだすならば、ヒトに限らず、生命の振る舞いと物の振る舞いは、非常に近い関係にあることが、分かってきている。結晶を作るような振る舞いは、素粒子が、原子や陽子、中性子などを形成し、更に生物の基になるアミノ酸や、炭素などの分子、或いはその構造体を作るような振る舞いに似ているし、条件次第では、結晶は崩れて構造体ができたとしてもすぐに壊れてバラバラになり、一定の構造を有することができないカオスの振る舞いをする。生命体は、このカオスと結晶との間の領域、殊に、カオス辺縁部での自己増殖や安定構造を持ちつつ同時に遷移する相互連鎖系を持つことによってカオスと結晶構造の間でバランスを保つのである。このことは、コンピュータサイエンスにおける普遍的プログラムの諸様態にも対応する。
     さて、この物語解釈のヒントは与えた。みなさんは、どう解釈するだろうか?

  • 満足度★★★

    一人サッカー
    チケットプレゼントにて鑑賞。後半いい感じになった。

    ネタバレBOX

    地球から「次世界」へ多くの移民を乗せ、「宇宙船地球号」が出発する。地球号を管理しているのは、マザーマリア(竹村千穂)だが、マリアが侵入者からのウィルスを受けるところから船内が混乱し始める…。

    侵入者らの話から、この船の人間は一人しか次世界へ行けないことがわかる。地球号は移民船でなく、選民船ということか。結果は、ヤマオキがマリアの子・卵子(原嶋あかり)と一緒になり?、次世界という現世界に似た世界で、マリアと謎の男(郷本直也)と似た夫婦の子として生まれる…という話。移民の話が地球の環境汚染等、人類を原因とする問題からの逃走でしかないとすれば、人類をそのまま移動させても繰り返しになる…という発想を人類の上層部がしたのかマリア等のコンピュータがしたのかわからないが、とにかく人類の再生を目論んだ計画なのだろうなと。ラスト、子として生まれたヤマオキの周りに、人類の普通の生活が溢れている描写がとても良いと思った。

    観客を地球号の乗客に模し、公演案内や渡航ガイドなどの配布をするのもOKだが、若干クドいし、時間を取りすぎな気がした。程度の問題だけど、本編が始まるまででちょっとダレてしまいそうになる。
    ドリームシアター(あなたの夢を叶えます)みたいな、コントも嫌いじゃないけど、話の進行に織り交ぜてやってくれると嬉しい。ちなみに笑いの箇所は、もっと調整をして質を上げてほしい。演者の力量って問題もあるけど笑いにくい。ネタが若干上の世代向けだったからかしら。ついでに、物販の案内もほどほどでお願いしたい。
    こんな感じの前半を整理して、後半の混乱やメモリボールのくだりを厚くしてくれる方が好み。(てか、子として生まれたヤマオキはメモリボールをどうしたのかしら)

    あと、早口だと聞き取りにくい場合があったのも、頑張って欲しいところ。
  • 満足度★★★★

    話の展開が面白い
    照明や音響、舞台セットが近未来を思わせる作りで最初から期待できました。前説や芝居の中でチラシを配ったり、飽きさせない試みが多かったです。オープニングの迫力には惹きつけられ、宇宙の話と思いきや、途中から作品の流れがわかり、最後はジーンときます。途中の別芝居や諸々所感ありますが、断然5の内容に思います。

    ネタバレBOX

    軽快なダンスや演技は動的で観ていて楽しい。卵子と書いてランコ、受精や生命の誕生に因んだ何かは思いましたが、最後の新しい宇宙、世界が出生というのは面白かったです。精子の受精までの競争なら3億とかですが、乗客はそんなに乗れるの?とは思いました。名前は明らかなのでカタカナで良かったかも。より脳が閃いて楽しくなりそうです。途中の別のお芝居は、何パターンもあるようで凝っています。僕が観たのはベタを通して楽しいものの、練習不足も感じました。三井氏の名前はピカソでしたでしょうか。よく言えるなぁと思いました。最後のシーンは音響と合わさって感動します。

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