実演鑑賞
小津作品の雰囲気漂う鳴門家の居間に掛かっている額の書
「翁莎惟恩感」
は、翻案・演出者のさりげない、原作者、翻訳者等へのリスペクト
の表れか(例えば、役名の付け方一つとってみても)。
六、七割ほどそのまま原作翻訳の台詞を残して台本を構成している感触あり。
ちなみに、翻訳者の方が、自らの新訳・作・演出で上演する公演活動
Kawai ProjectのVol.1で取り上げたのが、今回の原作『から騒ぎ』。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/07 (土) 17:00
2度目の観劇。やはり面白いし、良くできている。(108分)
2度目なので、ちょっと冷静に観ていたのだが、とても良く出来た戯曲だと思う。展開はシェイクスピアのオリジナルを活かしつつも、8人の登場人物それぞれに「見せ場」を作るあたりが巧い。特に、脇のどん平(松島庄汰)の話す場面で照明がちょっと落ちて、ダークな雰囲気を出すあたりの巧さが凄いと思う。8人それぞれに見事さがあるのだが、峯村と山崎の巧さが光る。それにしても、舞台は3作目の松本の初々しさがステキ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/31 (土) 17:00
シェイクスピアの喜劇を三谷幸喜が翻案して、達者な役者陣での上演。とても面白い。107分。
『から騒ぎ』を戦後すぐの鎌倉に置き換えて翻案しての上演。そもそもの戯曲を観たことがないので、どう変わっているのかは分からないのだが、とにかく笑った。オープニングからテンポの良いセリフの応酬で、とんでもない物語が展開される。軸は、びわこ(宮沢りえ)と木偶太郎(大泉洋),ひろこ(松本穂香)と定九郎(竜崎涼)の恋の成就だが、脇を固める4人もさまざまな活躍をする。宮沢りえの美しさに息を呑むが、舞台は3作目(だと思う)松本穂香の活躍は凄い。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/31 (土) 13:00
ドタバタしたコメディで面白かった。
宮沢りえさんのコメディエンヌを久しぶりに観られて良かった。