アルカの板 公演情報 アルカの板」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。
    分かり易いストーリーの中に、共感できる台詞や考えさせられる事が詰まっていました。
    役者さん達は個性豊かな登場人物を好演していて、とても良かったです。
    笑いあり涙ありの、素敵な舞台でした。                      

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     衰退する地元、分裂し敵対する人間関係、窮すれば???も起こる? 

    ネタバレBOX

     今作では上演中に2か所に設置されたモニター画面上に様々なフレーズが表示され、観客への問い掛けが為されるが、この問い掛け内容が中々面白い。上演されている作品そのものが漁師町で衰退の一途を辿る一家と漁協組合との駆け引きを出汁に、伝統と革新、デモデとモダン、家族・共同体とよそ者、敵と味方等々の二元論的対立と各々の根源に在る存在の本質を丁度舞台上にサスを当てるように2つのモニターに表示する観客への問いとして投げかけつつ展開する。一家は事故で亡くなった先代の船長の後を継ぎ何とか細々と操業を続ける長女や乗り組み員、彼女のファンで何くれとなくサポートしてくれる自営農、父の死を観、今迄のやり方では対応できぬと東京へ出、プログラマーとして新たな目で改革を図る妹、漁協組合長というポジションを踏み台にステップアップして市長の座を狙い、副組合長に娘を登用している組合長。漁協内改革派のもう1人の副組合長、彼に憧れ自らも改革派として活動する組合員女性、船長の妻、彼女が体調を崩して入院した病院の医師らがやってくるスナックを舞台に物語は展開する。尺は約2時間。
     物語の詳細は観て頂くとして、サスのように社会の本質的要素をその存在の本質に、或いは二元的対立として照らし出す各フレーズの根底を探り出す旅への誘いこそが今作の深いテーマだと考えられる。タイトルからも明らかなように問題は我らニンゲンが生死を分かつ状況下で如何なる判断をし実行すべきか? ということがそもそもの問いであるからだ。それに応えるには存在とは何か? を考える必要があろう。存在は物質で出来上がっている。この点に異論の有る者は居まい。では物質はどのように出来上がったか? 現時点で我々が知っている物質生成の歴史は宇宙の始原から恒星が誕生して恒星の核反応の進展を通じて水素原子、ヘリウム原子等物質を構成する原子が誕生したことが知られているが、この後の諸過程詳細は自分で調べたまえ。何れにしろ存在そのものが誕生して長い時を経、アミノ酸等、生命の材料となる物が生成された。この後生命が誕生するが生命の3つの特徴は外界と己を隔てる隔壁を持つこと、太陽エネルギー、食物等のエネルギーを用いて代謝を行うこと、そして自らの後代を作ることのできる設計図を己自身の内部に持っていることである。この3つの特性を同時に持つ時、そのものは無機物と区別され生命と呼ばれる。そして生命となった時、生き死にの問題が発生し状況次第で生きるか死ぬかが問題とされることに意味が生じるのである。今作では、様々な利害関係や政治、経済や人間関係の諸々、歴史認識の差等々諸関係の差異及び存在そのものの存否可能性の分岐点に纏わり得る諸問題等がモニター上に表示される訳で、答えは観客個々人が出す他無い。そしてこの実際こそが実存なのである。宇宙の始原迄一先ず考え、翻って我が生に想いを致す。中々面白い趣向ではないか?
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    難しいテーマで考えさせらえました 二転三転目が離せません

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    安定のナインステイツですね^^ たっぷり満喫させてもらいました。プロジェクターに映し出されるフレーズの1つ1つに考えさせられました。話もシンプルでわかりやすく、それでいて人生訓のようなセリフもたたありすばらしかったです。すてきな時間をありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    漁港にて。改革は方舟か泥舟か。反対派がわかりやすく悪い奴なのと、芝居で現せばいいコトをいちいちモニターにテキストで見せるのは、ちと気になるなぁ。

  • 実演鑑賞

    見応え十分、十二分。
    すごい重量感。

    ネタバレBOX

    正が邪に。
    善が悪に。
    利他が利己に。
    真が偽に。
    信が疑に。

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