実演鑑賞
満足度★★★★
新高円寺アトリエで初観劇してよりまだ一年であった。今回と同じく正月公演でテーマは「境界」今回は「名前」と来て小屋一杯に名を記した札が貼られ(帰りに寄ったトイレの中にも)、「名」というものの星ほどの広がりをイメージさせる。各編はアイデアを出し合っての集団創作らしく大小の短編は中々質が高く構成も良い。小洒落た駄洒落も混じえた人を食った会話が諧謔、風刺としても上質の部類、こうは中々書けない。名前が何であろうと人として中身は同じ、と正論が置かれる一方名は体を表すもしくは名で人の目が変わるのみならず中身も変わる、一面の真理。時事の(剣呑な)話題を時折スパイスに振っていたが、私的にはもっとぶっ込んでもいいな。(扱いは難しい所だけれども。)
実演鑑賞
満足度★★★★★
こんなに面白い舞台は久しぶりです。ショートショートなので飽きずにもっと観ていたいと思わせる術あり。構成も演者さんも観客を惹きつける引力が半端ないです。次の公演も楽しみにしています。
実演鑑賞
満足度★★★★
2023年新春公演でも同じ演目「なまえ(仮)」を観ているが、前回に比べ その内容(小話)が増えた分、<なまえ>に対する拘りが強くなったような気がする。小話毎に訴えたいことは違い、その濃淡も異なる。
2023年時に演じた小話は、題名こそ違えているが 内容的には ほぼ同じ。しかし増えた題目は、<なまえ>の重要性・必要性というよりは、便宜的な曖昧さの中にも名前というか呼称が必要なことを挙げている。同時に題目間の繋ぎのような役割も果たしているようで、その意味では場転換はスムーズだ。
(上演時間 1時間35分 休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★★★
相変わらずの安定感でした。とても面白かったです。いつもよりシュール感は少し控えめだった気がしましたが、今回は今回でよかったです。軽快にいろいろなお話が展開して、途中に入る語りもテンポ良くあっという間の1時間34分でした。名前に縛られる、守られる、支配される、名前、名称とは?みたいなこともあらためて感じた時間でした。
最後の獅子舞も良かった、今年も楽しみにしています。
実演鑑賞
満足度★★★★★
如何にも夢現舎らしい作品である。新春公演とあってそれにふさわしい出し物もある。ショートストーリーをオムニバス形式で繋いだ時間、ゆっくり楽しみたい。(1回目追記1.11)
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。毎度のことですが安定の演技で安心して見ていられます。ただ、今回はいつものシュール成分が少なかったというか不条理含有率が低かったかなーと。でも、すごく楽しめました。今回はオムニバス形式でいろんなネタの詰め合わせのような感じで新鮮でした。あと、これまた毎度のことですが、いつも飲み物や軽いお菓子を劇団さんからもらっちゃって恐縮です。なにはともあれ、新年は劇団夢現舎の舞台で獅子舞を見て開けるのが最近の私のスタイルです^^