満足度★★★
やはり鄭義信戯曲は苦手?
ミシンの訪問販売で故郷の小樽を訪れた女性が振り返る少女期…ということで昭和40年代の夏満載、内容から使用曲に至るまで自らの少年期とラップして郷愁をそそられる。
また、テント内をわたる風、外のノイズ、この会場ならではの声の響き方など演劇界の「夏の風物詩」を満喫。
がしかし15分の休憩込み170分の上演時間はさすがに長い。
一昨年の『椿版「天保十二年のシェイクスピア」』と似たような長さでありながらもそう感じてしまったのは鄭義信戯曲が苦手であるゆえか?
あと、恒例の「借景」が無かったのも残念。(物語の内容上、また装置の構造上から無理に入れるべきではないし…)
”椿組”初観劇。
巨大なテントの中には、本物と見紛うほどリアルなバラックが立ち並び、その周りをバイクやリヤカー、子供達がかけまわっている。
その独特で異様な空間に圧倒された。
決して好みではなかったけれど、非常に見応えのある舞台だった。
満足度★★★★
イイ作品だ
椿組もテント劇も初体験。
しっかりとした作りでビックリしました。
うちわを受け取り自由席へ。暑い。うちわ役立ちまくり。
冷えたビールやチューハイ、お茶を俳優さんが手売りしてくれます。
良心的な値段で◎
これからもっと暑くなりそうなので、首に巻く保冷剤でもあれば楽かもしれません。
蚊には刺されませんでした。
終演は21:45だったはず。
第一幕はおふざけ多め。二幕でガッツリ心を掴んできます。
最後、素晴らしかった!
席の座布団が薄っぺらく、お尻の痛みとの戦いだったが観て良かった。
また来年も観に行きたい。
満足度★★★★★
暑いだけでなく熱い!!
野外劇って思ったより数倍楽しいっ。
団扇やビールで暑さをしのぎながら、いつの間にか芝居に没頭してた。
貧しい長屋暮らしの住人もみーんな強烈な個性があって
一緒に笑ったり、泣いたり。。。
休憩時間には花園神社にお参りもできたし、なんだか濃厚な時間がすごせました!
満足度★★★★★
「20世紀少年少女唱歌集」の初日観に行ってきました。
「20世紀少年少女唱歌集」の初日観に行ってきました。
野外に屋根つきの芝居小屋を設置するスタイル。芝居が始まる前からワクワクします。
暑いかな、と事前に思いましたが、劇団員の方がウチワを配っており、しのげました。
あと、ビールや缶チューハイ、冷たいお茶の販売もあり、今流行の「熱中症」対策は万全です(笑)
芝居の中身は、オンボロな(死語?)トタン屋根の長屋に暮らす貧しい人々の、笑いあり涙あり、闘いあり、夢あり、絶望ありの物語でした。
舞台全体が、さらに広く感じるような、数多くの出演者たちが全体で躍動するような芝居でした。
Always三丁目の夕日よりも苦いストーリーですが、それだけによりリアルに感じました。
満足度★★★★★
役者の力と演出の力
客席のあちこちから知り合いを呼びとめる弾んだ声、
団扇パタパタ、ビール飲みながら開演を待つ。
見下ろすセットは土埃巻き上がる廃線路引き込み線の奥、野原、立ち並ぶバラック。
歌謡曲がたっぷり流れて昭和の匂いが立ち上る。
野外劇の喧騒と解放感が今年もやって来た。