星を撃ち落とす 公演情報 星を撃ち落とす」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★★

    好対照
    マクロな話をミクロなステージで繰り広げ、リフレインで夢と現実とを行き来する不思議な世界を観させてもらいました。

  • 満足度★★★★

    方向性
    チケットの半券代わりの星型キャンディ、客入れから客出しまで統一感のある音楽、と、こだわりは随所に見られました。
    また、最近の流行りとは違うかもしれませんが、奇抜な演出に走るのでなく、脚本と俳優で観せようという姿勢に好感が持てました。
    脚本、演出、俳優、いずれもまだまだ荒いですが、劇団としてやりたいことは伝わってきたので、今後の成長に期待したいと思います。

  • 満足度★★★

    こだわりは好きです
    偶然と思えることも、必ず理由、原因があり、その積み重ねが結局は「必然」といわれるものなのだ。
    だから私達が日々、選択している、どんな些細なことも、実はあらかじめ決められたもので、自己が自由な意思で選びとったものなど、なにひとつない。
    大学時代、こんなことを誰彼問わずに説いていたクラスメイトがいた。宿命論にかぶれた、その友人は、いまどこでなにをしているのだろう。(あるいは、とっくにこの世からさよならしているかもしれない)

    登場人物はたくさんいるが、これは原作者の自問自答なのだろうと思う。

    循環小数のような展開ながら、この「屁理屈劇」(失礼)を私なりに楽しむことができた。

    注文は三つ。

    ①宿命についてのシンポジウムではないので(また失礼)、もっと身体表現も追求してほしかった。
     内容からして、会話劇という形式を意識したのだろうし、劇場の狭さも加味しなくてはならないのだろうが。
     これは次回のお楽しみ。

    ②若い役者さんばかりの劇団は、「熱い」が、「安心感」という点で欠ける傾向にあると思う。
     今回出演の役者さんの演技が「なかなかのもの」だっただけに。
     客演、友情出演なりで、年齢構成のバランスを図ってみてはどうか。(若さが信条なら仕方ないが)

    ③この劇は、虚無、希望のどちらを、私たちに選択させようとしているのだろうか。
     「それはお客の判断に・・・」でも構わないが、役者同士の稽古の際に、どんな話がでてきたのか興味あるところだ。
     私たちに投げられるテーマも悪くないが、劇団員として、原作者として、後者であったことを願う。
     希望を、人間の深みを、ぜひ私たちに与える劇であってほしい。

  • 無題371(12-114)
    14:00の回(晴 初夏のよう)。13:15受付(キャンディがチケット)、13:30開場。もう一つのお芝居とどちらにしようか、ギリギリまで考え、こちらに。入って左の席ヘ(最近はこちら側で)、左手前と右奥にスピーカー、左奥にラック、コーヒーメーカーと白いカップ2つ、下段には雑誌(たぶん)。右に寄って本棚(3段)、ファイルや書籍。舞台、サイコロ型の椅子が斜めに3つ。2階を見上げると一部を除いて暗幕で覆われています(いままでみたことがない)。この回のお客さん知人同士が多いようで、あちこちで挨拶の声。13:55前説、キャンディは終演後、でも、もう舐めている人は、劇中噛み砕かないようにと。14:05ピアノ、サックスが走り、暗転。15:07終演。地上にでると快晴なるも強風。

    ネタバレBOX

    SF色をおさえた時間もの。歴史はある一点までくるとリセットされる。その最後の1週間にしては、それらしさが足りないと思いました。それは脚本がSFに必要な「センス・オブ・ワンダー」を十分に含んでいないから。なのでただの繰り返しになってしまったようにみえました。

    「バタフライ効果」「神の意思」「すべてが書かれている白いページだけの本」「歴史は同じ繰り返し」「終わりに向かって進む」「ドグラマグラ」などの単語…。

    お話をどのように締めくくるのかがポイントなのに曖昧さだけが残り(もしかしたら、私の理解不足)、物語の醍醐味が薄れたのでは。

    登場人物7人が終末が訪れることを知っている。一人は、その繰り返しとともに生きている「本」。ということは全人類が知っているということ?それはいつ知ることになっているのだろう。「本」を読むことができる者だけに伝わっているものとか。

    今の宇宙論、宇宙の誕生〜膨張する宇宙、ダークマター、科学は驚異そのもの。まずは、ハッタリでもファンタジーでもいいので、それを覆すストーリーが欲しいものです。

    舞台を二分して、両サイドに役者をペアで配置、会話中、もう一方の照明は落とされ口パクでの演技が続く…けどあまり意味があるようにはみえず…。

    「バータイム/パラダイム」、これも時間を「繰り返す」お話で、こちらは徐々にその異様な状況が明らかになって行く、というものでした。

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