満足度★★★★
ファウスト第一部
雑遊という場所が
前、見たときとぜんぜん違って(今回はほぼ素舞台)
個人的にその変わりようがなんか面白かった。
一番最初のファウストの台詞でもっていかれ、
演出も好きだったので、最後まで興味深く見ることができました。
満足度★
噛み過ぎ
先ず、脚本だが、原作の切り取り方に問題があるように思った。ゲーテの「ファウスト」と言えば数ある名作の中でもぴか一の作品だと思っているのだが、その最初のハイライトは、メフィストとの契約の場面だろう。無論、卓越した個人としてのファウスト提示は大切である。その上で、いざ、悪魔と契約を交そうという段になって、最初ファウストは怖気づく。確か、原作ではそうなっていたはずだが、そのくだりが、少し弱かった。
更にファウストを演じたのは女優であったが、その必然性が見られない。また、メフィストフェレスを表すのに、多人数を用いていたが、用い方に難があった。
第Ⅰ部終盤のワルプスギスの夜の描写もおざなりで、想像力を刺激されることが無かった。
また初日と雖も、噛むことが多すぎたのも難点だ。照明、音響、舞台美術や劇場選びにも難があった。
総じて、ファウストに挑むには、未だ力不足と言えよう。
満足度★★★★
Faust
何もない空間を怒濤のセリフとシャープな照明で満たす1時間35分。まさかこのまま…?のまさかで、最後にまんまとヤられました。俳優の中に、…あーネタバレなので書けないっ。森新太郎さん演出。女優の渡辺樹里さんが健闘。