劇団名どうりのどぎつい舞台が楽しみ
この劇団のどぎつさ・しつこさ。それが快感に変わる瞬間をうまく体験できれば最高。
劇団の性向とミスマッチとも思える宮沢賢治をどう料理するか。久々の鹿殺しの舞台、ほんとに楽しみだ。
期待度♪♪♪♪
ご存知銀河鉄道の夜捕物帳 ~襖の下張り
世の中には、タイトルだけで「勝っている」芝居というものがあるが、劇団鹿殺しのこれなどはその部類に入る。だって、『銀河鉄道の夜』に「暴れん坊」が付いてるんだよ? しかもキャストがみんな裸で、「前張り」(←意味が分かんない純真無垢な女の子は、隣のえっちなお兄さんに聞いてみよう)なんだよ? ジョバンニがカンパネルラに「ぼくたち、いつまでも一緒だね」なんて裸同士で会話してご覧なさいな。世の中の腐女子がどれだけ卒倒するものやら。この二人の配役に関しては、ぜひ劇団中でも1、2を争うイケメンを選抜してほしい。
仮に役者があまりイケてなくても、実際の舞台が相当くだらなかったとしても、それはたいした問題ではない。
と言うより、観る前から観客は下らないことは覚悟の上だ。これは下らないものが大好きな人間が、下らないものが大好きな人間に送る、徹頭徹尾下らない芝居なのだ。多分、きっと。
でも、もしもくだらなくなくて、アートだったりA級だったりしたら、逆に看板に偽りありだよね(苦笑)。