A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM 公演情報 A MIDSUMMMER NIGHT'S DREAM」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    可能性を感じた
    311に上演することを意識した作品。
    力みが少し感じられたが、それにしても大きな可能性を感じた。

  • 満足度★★★

    時代と大きな出来事を背景に。
    2011年 大きな出来を背景に、1977年不況のアメリカ ニューヨークを背景に二つの時代をダブらせながら、現実と夢が交差して物語は進む
    若者達の、欲望の、乱痴気騒ぎ、役者のレベルは高い、ダンス、場面の切り替えも綺麗でした。

    「2012おうさか学生演劇祭Vol.5」で感じてた学生演劇のイメージは、
    ①物語は、とても面白い。   
    ②役者の力不足の感がある。   

    このお芝居は、逆でした。
    時代と出来事を背景にしているのは面白いのですが、無理やり感があり、物語が薄っぺらく感じてしまった。  欲望と浮気と乱痴気騒ぎのはてに、ふられただけの物語に、感じた。

    役者のレベルは高い、ダンス、場面の切り替えも綺麗で、上手ですが、・・・しかし・・・面白いのですが、・・・しかし、私には、こじんまりと、まとまり過ぎてる様に感じた。 
    観る人により、感じ方が、大きく異なるお芝居と思います。

  • ?????
    ハッキリと言ってよく分からず、
    私の好みでもありませんでした…

    他の観た人の感想が気になる作品

    ネタバレBOX

    地震の時の人間の本質的な欲望や妄想を描いているのですが…

    うん、それはそんな人もいると思う…
    それで⁈

    これが私の観た感想です

    何か伝えたいことがあったかも知れませんが
    ただ欲望を発散してるようにしか感じない…

    私の感性が乏しいのか?
    これが関東のスタンスなのか?

    こういう題材を扱う事は賛否両論を覚悟しての上だと思います
    だからチラシにも書いてましたが、
    お気に召さなかったら悪い夢だったと思いください。

    東京の学生劇団がわざわざ大阪まできて頂いて観劇をする身では嬉しい限りです
    一生懸命演じている演者さんも素晴らしかったと思います
    これは私個人が感じた感想だけなので
    一番は自分たちがいいと思ったモノを突き進んで取り組む事だと思います

    後は観る人がどう判断するかではないでしょうか…

    演出など目を見張る所は随所に感じられました
    また、違う作品を見てみたいと思う劇団です


    追記: 公演日が震災のあった日と言う事でこの作品を思いついたかも知れません
    それを頑張ろうという励ましではなく違う視点で表現をすれば
    問題定義になって刺激的な舞台になるのではないかと言う発想が
    見え隠れして私は好きになれませんでした…
  • 満足度★★★★

    実は問題作
    実は問題作である。
    色んな問題作はあるが、あえてこの日の、この時間に公演を行うという意味付けに託された舞台であった。

    しかし、
    その事による風評被害すらも彼らは受けきる事が義務づけられた。
    何故なら、
    賽は投げられたからだ。




    序文が過ぎた。
    僕自身は、色んな意見もあるだろうが、かなり素晴らしい作品に近づいたものだと感じている。
    しかし僕は観劇をした後に、他に来ておられた観劇仲間にこうつぶやいた。


    「やり逃げですね」




    実はこの一言に全てが表されている。










    ネタバレは避けたい。
    何故なら東京公演が今週末から行われるからだ。
    なので、もうネタバレで感想をアップしようと思う。

    ネタバレBOX

    まず、
    演出的にも役者的にも、さすが東京を勝ち抜いて選抜された劇団だと思った。
    印象的なモノローグから、
    あっという間に下世話な嫉妬から巻き起こるSEX話に絡む嫌な感覚。
    男にとって最大の屈辱。

    「寝取られ」

    それを何ともタッパのある素敵な俳優陣が織り成すのだ。
    それだけで何となく・・・・それっぽい。
    いや、褒め言葉として書いている。
    寝取られる方も、寝取る方にもだ。

    真相が分からない間のやきもき感は、ちりちりと地獄の業火に少しづつ焼かれているような緩い感覚。
    しかしそれが確信(それはまた反転するのだが)に変わった時の人間が壊れる感覚は何とも不愉快。

    そう。
    この物語のキーワードは【不愉快】。

    一体、この物語に盛り込まれた不快なエッセンスはどれほどのものか?
    それらを緩和する為のダンスは小劇場ではかなりのレベルだがまだまだ。
    統一性はとれているが、上には上がある。
    しかしここは小劇場。
    エッセンスとしてのダンスは上手く機能していた。
    が、演出意図としてなのかオブラート程度。

    それよりもひどい真夏の夜の夢が展開されているのだから。


    地震。
    SEX。

    このふたつを安易に結びつけるのは非常に危険だ。
    しかも去年あった地震に結び付けつつSEXだと、そのインパクトだけはかなりの破壊力となって観客を襲う。
    日々、起こったニュース等を砂の嵐のように僕らの感情に刷り込むだけで、言い知れぬ不安感が包み込んでくるからだ。

    だから不愉快なのだ。


    観終わった後の僕の言葉、「やり逃げですね」には、そういった意味が含まれている。
    実際、この作品を観た後に何人かと話をした。
    するとその方は嫌悪もあらわに「無理です」と告げられた。
    実はその方の実家が、そのとある地域だったので濃密に嫌な記憶を揺り動かしたからだという。しかもニュース音声の中に挟み込まれる子供の泣き声などは、極まりないほどの感覚だったらしい。

    また他の方はいう。
    「この作品を、その地方でする勇気があるのか?」
    と。
    確かにその地方の方は正視に堪えられないに違いない。



    だがある方は、
    「何もかもがどストライク」
    と言われた。


    僕は、不愉快を扱ってはいるが、飛びぬけたものを感じている。
    なので凄いとも感じた。
    だから、
    僕は彼らの次の作品を観たいと思った。
    この作品の次のステップはかなり重要になる。

    いや、そんな事も易々と越えそうな感じもあるのだけれど。




    ちなみに、
    その地方に実家のある方は、「他の作品なら観たい」
    と言われた事も追記しておく。

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