夜行虫 公演情報 夜行虫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★★

    無題367(12-110)
    14:00の回(小雨)。13:20受付、13:30開場。入るとそこは教室、3列に3席ずつ、後ろに2席、あわせて11席、上手奥、ロッカー。下手一番手前の席には「ベビースターラーメン」「じゃがりこ」「コアラのマーチ」、グミや飴。他の席は、服、雑誌、バッグ。何度みても同じクラスのメンバーとは思えないし、上手の壁には白いカーテン、暗幕ではないのは教室だからか…。今日はお客さんの年齢層が高い、御家族の方かな。13:59前説、14:04開演〜15:29終演。

    前作「ことこと(2011/11)」に続いてです。青木さんからコメントをいただいていたので、終演後、緊張しつつ声をおかけしました。

    なぜそのようにつっかかるのだろう、みんなでひとつになるものはないのか、この微妙な距離感はどこからくるのか、一つの教室、先生と生徒、ここは高校、定時制。

    ネタバレBOX

    「夜光虫」をWikipediaでみると「すると夜に光り輝いて見える」という表現がありますがタイトルは「夜行虫」なんですね...。

    「月あかりの下で ある定時制高校の記憶」という映画をみたことがあります。というより、「定時制」については、この映画で描かれていること以上のものは知らないということなのです。

    前作の明るさから一転、各人が背負うものを持っていながら、そのすべてをさらけ出すことなく、それでも、もたれかかってはいない関係。兄はなぜ自殺したのでしょう。テープのないカセットは何を象徴しているのでしょう。

    意固地なのか、素直になれないのか、それでも精一杯見栄を張る生徒たち。いろいろな境遇にあることがゆっくりと表面に出てくるあたりは、お話と役者さんがうまく溶け合っていたからなのでしょう。

    教科書を揃えるのも大変だったのではと思うのです...「化学」はちゃんと全員持っているようだったし(ちなみに理数系は苦手でした。)

    アコースティック・ギターはヤマハ?(C-G-Dかな)。

    「ゴメン」の一言を伝えるのに、こんなにももどかしいのはなぜ。

    祭り風の「マイムマイム」はカッコよかった。

  • 満足度★★★★

    (*^_^*)
    文字通り仕事の合間を縫って!w、マチネを観てきました^^;

    久々に動く!(芝居をするw)主宰、はざわかこを観に。

    普段、滅多に書かないアンケートを書いてしまう面白さ!w とでも言っておこうかw

    ネタバレBOX

    結論からいうと、かなりいい線いっている(と、個人的には思うw)
    それは、脚本、演出、俳優のトータルとして。
    どれをとってもずば抜けてスゴイか!?っていうと、正直そういうわけでもない^^;

    しかし、バランスがいい印象でした。

    演出や主人公の動機の掘り下げなどでは荒削りに感じる部分もあって
    もっと緻密に技巧的に構築したら、見せ場の盛り上がりは格段によくなるだろうとかw、
    細々とした笑いポイントでは、役者はもっとアイデアの引出を広げれば何倍も面白くできると思います。

    逆に言えば、残りの公演にそれだけの伸びしろを秘めている作品だということ。

    お話は、ベタと言ったら言葉が過ぎるかもしれませんし、
    着想がとりわけ斬新というわけではないけれど、
    どこにでもありそうで、多くの人が共感できそうなドラマになっているといった感想w。

    キャストもそれぞれの役の世界をきちんと持っていて、
    「キャラが立っている」と一言で片付けてしまうにはもったいない、
    いいパフォーマンスでした。

    非常に個人的な趣味の問題なのですが、作演の西野くんが自分の劇団かさぶたで作る芝居は、
    彼の個性を一貫として貫いた作風は理解できるものの、正直、これまで自分の好みとはかけ離れていました^^;

    そんな西野くんが、こういう話も書くんだ!と驚きやら喜びやらw
    興奮して思わず、顔見知りの出演者や西野くんに「西野くんの作る芝居、初めて面白かった!」
    と失礼極まりない発言をしてしまったり^(><)

    でも、それが正直な感想でした。

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