満足度★★★★★
客演なし、すべて劇団員の芝居
小生が観たステージタイガーの作品の中では、作品の形としては一番好きです。素舞台、役者が舞台美術。肉体と熱量の武器があるのに、なぜ言葉が多くなるのか、説明が多くなるのか、そして必然性のないことで笑いを取ろうとするのか、いつも不満です。今回はその要素がかなり減り、個人的には作品に集中することができました。しかし言葉での説明が多いですよね。丁寧に説明されるのはよいのですが、観客をもっと信頼していただいて、想像する余地を残してほしい。言葉がなくても、肉体が語っているではないですか。肉体と汗で伝わらないことはないと思います。劇団員を育てることをやめ、客演に頼って自らの負担を減らす(ノルマで収入は増える)劇団があるなかで、団員個々の成長、結果として劇団全体の成長を考えられていることに盛大な拍手を送ります。観客がこの点を気にもしていないことが残念。
満足度★★★★★
今年一年を走り続ける カナデ
登場人物 盲目のランナー カナデ、 父ハジメ(阿部部)、 スポーツ記者 ゴミミ(サキエ)、ミララ、ワタタ、ツヅキ? 皆が面白い。
父は娘にええ着物を着せたかった、だから八百長をした。 不器用な父
反発する娘カナデ、つくす婚約者、
いつでも、足を止めない父と娘 心臓の倍のスピードで。
照明がとても綺麗でした。
まっすぐで、直球ど真ん中で 熱い やられました。
面白かった。
満足度★★★★★
協走組曲
初めて観劇しました、ステージタイガー(^^)
もうモリモリの体育会系だと思ったら、違うよ〜♪
泣かされるなんて(T ^ T)
役者さんは、とても良い汗をかきながら
観客はとても心地良い涙で
次も必ず行きます\(^o^)/
満足度★★★★★
今年NO,1候補!!
まずこれだけは絶対に言っておきたい!
今年に入って観劇した本数は既に62本。
その中で、NO,1作品だったと僕は思っている。
やられた。
本当に誠にやられてしまっていた。
物語のあらすじは上を見てもらえれば分かるのだが、不器用なお父さんと娘の話なのである。
またこの不器用な親子を樋口さん白井さんが演じられるのだが、
まったくもって素晴らしい演技の一言であった!
物語の流れとしてずっと走り続けている親子・・・という設定で、常に足踏みをしていたり、寝ている時でさえ足踏みをしているというファンタジーぶり・・・というかマンガか!?という設定ぶり。
そう脚本に書いてあるのだが、それをものの見事に体現している二人なのである!
実際に他のキャストの台詞の途中も、
ずっと足踏みを続けており、その姿が滑稽であれば滑稽であるほど僕らへ訴えかける衝動は強い。
またこの舞台が専門学校の教室という特殊な環境である事も味方にしている。
いや、それ以上のことをやってのけている。
限定25席としていたのが、当日やはり満員らしく僕の回は40名ほど座れるようになっていた。
そして照明を吊るバトンも豊富で、「これ本当に教室なのか?」と思うくらい施設が揃っている。
またステージタイガーでは初の照明にムーブが入った効果を使っていた。
これは画期的であり、しかも床に当たった円形の光が幾つもに分かれながら回るシーンなど、今までのステージタイガーではありえないもの。
というか、
専門学校、恐るべし!
普通の小屋よりも贅沢な施設。
もしかしたら既存の小屋で負けているところが、かなりあるレベル!
満足度★★★★★
走り続ける!濃密な1時間!
Twitterでも呟きましたが
凄くいい~~!これぞステタイ!
直球ど真ん中の豪速球のスポ根!
感動しました(^^)
汗ほとばしる圧倒的な熱量を発する
いつも変わらぬパワフルな演技!
ずっと走り続ける演者さん!
それで演じる体力も凄い!
こんなお芝居観た事ない(◎_◎;)
何と言っても主役の樋口友三衣さんが素晴らしい!
舞台との距離が近いのもありますが
彼女の感情を込めた演技が心に響きます!
お芝居を観て初めて涙が頬をつたっていました…(T_T)
今まででもジーンとするお芝居はありましたが男だから泣かなかったのに…
その他の演者さんも激アツ!
かなり濃密な一時間だったので一時間以上の体感に感じました!
愛を感じる話し凄く愉しめました♪
これが序章って…
第2楽章~第3楽章はどうなるんだ⁈
ますます愉しみ!