アイ・アム・アン・エイリアン 公演情報 アイ・アム・アン・エイリアン」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★

    考えさせられた。
    「12人の怒れる男」を思い出したが、予想と違う展開や結末が面白かった。
    日本の医療制度や移植に関する問題点が分かりやすく、勉強になった。
    「12人のー」より深みは無いが、簡潔で要点をついていて好感を持った。

  • 満足度★★★★★

    良く出来ていました
    やはり「12人の怒れる男」風味でしたが、
    各人のキャラクターや、
    専門的ながらも解りやすく伝えようとしてる姿勢がGood!。
    設定の説得力も感情に訴える揺さぶりも楽しめた90分でありました。

  • 満足度★★★

    臨場感ありました。
    でもなんか、現実にありそうなやりとりを越えていなかった気がして、ちょっと物足りない。それぞれの本音に、もうちょっと踏み込んで欲しかった。

  • 満足度★★★★

    物語とは
    答えは出ないけど、それでも生きていくって、やっぱしんどいよなぁ、という感想。

    ネタバレBOX

    私達が求めている物語とは何か。作中にも物語という言葉が出てくるが、言い換えるならば人生を生き抜く為のマニュアル(手引き)だろうか。

    日本初の臓器移植審議会に集められた、無作為に選ばれた市民達は「緊急度も適合率も同じ4歳児の2人の内、どちらに心臓移植をするか」を迫られる。議論をして満場一致で答えを出すという強引さはさておき、とても丁寧に心臓移植の抱える問題を説明していて語られる内容は興味がつきない。ただ物語の核たるものは「心臓移植」ではなく「貧困」だろうと、「二代政党」だろうと構わないと思う。大事な事は、答えの出ない問題に取り組む第三者が、当事者性を獲得する姿にあると思うからだ。実際、言外に3・11の震災が根底に横たわっているのをありありと感じた。

    こうした、哲学的な問答のような物語に向き合う時に、自分がどんな姿勢で観たら良いかがわからなくなる。答えを求めるのは安易だし、現実を当てはめるだけなのも絶望的に思える。だから、答えなど出ないと知りながら、救われたいと願ってしまう。

    世の中がどんなに激変しようと(それはもしかすると3・11を経てもなお)、自分だけは大きな不幸も幸せもない、終わらない日常を生きてる気になっているとして。そうすると、あらゆる問題が他人事だった自分が、当事者になって初めて戸惑い困窮するだろう。そんな時の救いの物語(マニュアル)が本作だとすると心許ない。いや、そもそも物語に救われたいと願う自分の生き方自体が危ういのだろうけど。当事者にならずに今日も生き延びて安心してる僕も、立派なエイリアンだと思う。
  • 満足度★★★★

    のめり込んでしまいます
    白熱で、ちょっと不毛なディスカッションは、その場にいるかのような臨場感があって、のめり込んでしまいます。でもいくら議論してもどうにもならないことがあると痛感。

  • 満足度★★★

    まあまあ面白い
    個人的には、まあまあ楽しめた。
    役者陣が魅せた!上演時間90分。

    ネタバレBOX

    <残念だった点>
    「12人の怒れる男たち」、「12人の優しい日本人」の構成を
    ほとんどそのまま使っている感じがした。
    議論のテーマが違うだけの印象。
    両方とも観たことがなければ、もっと楽しめただろう。
    なかなか楽しめたが、昔「12人の怒れる男たち」の次に「12人の優しい日本人」を観劇した時に感じたような、感心するというか、鮮やかさなものは感じなかった。

    <良かった点>
    役者陣が素晴らしい!
    個人的には、二児の母を演じた久保明美さんが良かった。
    表情が実に良かった。セリフを話していないときも、言いたそうなことを、
    なかなか言えないといった感じも出ていた。
    最後の涙のシーンも良かった。
    自称物書きのナギケイスケさん、革ジャンの人の古澤光徳さんの芝居も
    独特の雰囲気が醸し出られ良かった。
  • 良j質な会話劇でした。
    繰り返され長引く「議論」には、(議論の必要性を感じつつも。)問題がそこにはないことが明白で。

  • 満足度★★★★★

    好き
    個人的には、大好き。大満足。
    何をモチーフにしていようが、面白いと思えるものは、面白い。一つの作品として、一つの物語として、とっても好きです。
    まるで、自分もそこにいるかのように、すっかりのめり込んでしまいました。
    肯定できる意見、否定したくなるような意見、様々な「人間」が飛び交い、自分なら、どういった意見を述べるのか、思わず想像してしまい、時には、本当に声を出したくなってしまうほど、飲まれました。
    脚本、演出、役者さん達、セットに音響に照明、全てにおいて、大好き、大満足です。
    素敵な、有意義な時間を、ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    エイリアン
    エイリアン?とはありますが、『十二人の怒れる男』を思い出しました。役者さんが各々の役割をキッチリこなしていて楽しめました。

  • 満足度★★★★

    そうだ、議論しよう
    全く同じ条件でドナーからの移植を待つ患者二人。
    どちらに移植するべきかを決める審査会に、市民から無作為に選ばれた7人が集まった。
    ひとりを助ければ、もう一方はやがて死ぬだろう。
    患者は二人とも幼い子どもである・・・。
    普通の人がこんな重い選択を迫られるとき、人は何を基準に判断するのか。
    そもそも人が決定出来ることなのか?

    ストーリーは私たち市民の目線からブレることなく、
    観客がちゃんとついて来ていることを確認するように慎重に進む。
    その結果とても現実的で説得力のある舞台になった。





    ネタバレBOX

    舞台いっぱいにドーナツを半分にしたようなテーブルが半円を描いて置かれている。
    テーブルは印象的なムラのある赤い天板、背もたれと脚が黒い椅子が10脚。
    部屋の隅にはお茶のペットボトルと紙コップが用意されている。
    そこへ患者2人との面会を終えたメンバー7人が入って来る。
    ゆっくりと客席が暗くなった後は、照明も変化せず、暗転も無く役者はほぼ出ずっぱり。
    舞台と同時進行の1時間半、私たちも一緒に辛い選択を迫られるのだ。

    メンバー7人のキャラが明確でとても面白い。
    ライターの男が移植の基礎を説明するのも、難しい話がすんなり入ってわかりやすい。判断のよりどころとなるのはやはり正確な情報だと思わせる。
    とにかくさっさと終えて帰りたい気持ち満々の男は、全員一致にしようと説得を試みる。
    その強引なやり方に強く反発する硬派な女は、議論しない結論は必ず後悔すると言う。
    「母親なら絶対…」と感情的に主張する若い母親は次第にエスカレートしていく。
    様々な背景が固有の価値観を生み、皆その価値観にしたがって
    この難題に立ち向かおうとするのだが、その価値観がぶつかり合ってまとまらない。

    やがてメンバーの中に疑問がわいてくる。
    「A、 Bでなく患者の名前を知りたい」
    「生活保護を受けている母親が美容院へ行くなんて…」
    「ドナーの子どもはどうして脳死状態になったのか」
    「ドナーの親はどうして移植に同意したのか」
    「虐待していたのではないか」
    「そもそも移植してまで生きるべきなのか」
    この辺りの疑問の出し方が観る側を置いてきぼりにせず丁寧だと思う。

    そしてついに決断が下され、全員一致で1人の患者が選ばれた。
    解放され、ほっとして場が緩んだとたん、突然移植は中止になる。
    誰も予期していなかった理由で・・・。

    劇中、「犠牲者の数で悲劇が量られ、寄付金の額で善意が量られる」
    という意味の台詞があった。
    私たちは「物語」が大好きで、「物語」を欲している、という台詞も。
    悲劇のドナー、移植を受けて喜ぶ親子、
    死んだ子どもの臓器が生き続けることで納得するドナーの親・・・。
    みんな自分を納得させるための「物語」でしかない。
    マスコミもそうだ。
    裁判員制度はもちろん、震災を強く意識させるこの台詞にどきりとさせられる。

    キーワードや根幹にかかわる言葉が出てくると
    トイピアノのような無機質な音が響く。
    これがとても効果的で舞台にピシッと緊張が走る。
    言葉を失うような、はっとするような場面が一瞬静止画になる。

    ライター役のナギケイスケさんの静かな、でも誠実でリアルなたたずまいがとてもよかった。進行役の男を演じた古市裕貴さん、最後にメンバー全員にお礼を言う時の一瞬こみ上げた顔が忘れられない。どピンクのパンツを穿いたオネエ役の小林英樹さん、ひょっとして地なのかと思った。

    「議論しましょう」という洪明花さんの切羽詰まった声がまだ聴こえる。
    「ドナーは、いかなる瞬間でも移植の中止を申し出ることが出来る」という事実。
    脳死とは生きているのか、死んでいるのか・・・。
    回復の可能性はないが温かい人間とは何か・・・。
    深く考えさせられた。





















  • 満足度★★★★

    エイリアン・・・・・
    他の方たちも書いているが、いい作品だけど、やはり二番煎じの感が否めない。
    何でもいいから早く終わらせたい、という人が出てくるのも定番ですね。命の重さの感じ方は人によって違う。それこそ、他人の命ならほとんど重さを感じない人から、自分の子供と同じくらい感情移入してしまう人まで。こういう人々の互いに話が通じないジレンマが、議論の末一つの結論を生むまでに変化する過程は見応えありました。話が通じない内は全く相手がエイリアンに見えてしまいますね。
    美術、印象的でした。

    ネタバレBOX

    議論は子供を持つ母親の、レシピエントとその家族に対する同情と涙でだんだんまとまりを見せていきますが、ここら辺はいかにも日本的で残念。もう少し理詰めの議論や臓器移植の現実や舞台裏を見せて欲しかったです。
  • 満足度★★★

    討論作品
    上演時間が90分とほどよい。熱中の面白さがある反面イライラするところもあるとういう、討論の表裏一体がある作品。臓器移植の議論の必要性もさることながら、まずはあなたはどう思うという一石を投げかける。キャラがいまひとつ浮き立っていなかった感じ。

  • 満足度★★★★

    面白かった。
    「十二人の優しい日本人」の、議論のテーマが違うといった感じ。
    作品時間は90分で役者達のほとんどはずっと舞台上。
    なかなか話も良かったし役者全員演技が上手い!

    ただ、どうしても「十二人の優しい日本人」をモデルにしているせいか、あまり目新しいところがなかったのが残念。
    でも、それを抜きにしても人に薦められる舞台でした。
    最後のオチもよかった。

  • 満足度★★★★★

    臨場感あり!
    真面目で真摯な面はありました。…

    ネタバレBOX

    レシピエントの状況が同条件の場合にどちらに移植するかを決定する市民による審議会が法制化された社会での話。

    Aの斎藤ゆりちゃんとBの相川ゆうきくんが対象でしたが、事前に家族によるプレゼンテーションがあったというのが何とも情緒的です。そして、医学的には同条件というものの、家族構成や経済状態が随分異なっていました。

    途中、移植医療の必要性を巡るそもそも論があったり、ドナー側のことを考えたりする局面もあり、単純に行かない奥の深さが分かります。

    一人っ子か、きょうだいがいる子かを斟酌する意見も出ましたが、生物学的に考えると重要な要素のようにも思えました。一人っ子を助けるとするとAのゆりちゃんになりますが、結局はAのヤンキーの娘よりも、お姉ちゃんのプレゼンが好印象を与えたBのゆうきくんが選ばれました。

    公が責任を民に押し付けるための制度ですから、決まりさえすればどちらでもいいのですが、最後は、土壇場でドナーのお姉ちゃん(小学生)が反対して移植自体が中止になりました。

    「あゝさらに子どもが少なくなる」と少子化を嘆く審議会委員の本音が出て終わりました。やっと大人を説得したのに、小学生に反対されちまったよってなところでしょうか。
  • 満足度★★★★

    子供の命
    法廷劇の名作『十二人の怒れる男』を思わせる、議論のやりとりをストレートに描いた作品で、臓器移植を巡る会話からもっと広い範囲での様々な問題が透けて見える、考えさせる作品でした。

    2人の進行係の立ち会いの元、一般市民の中から審議員として選ばれた7人が心臓移植を待っている2人の子供のどちらに移植するかについて議論する90分間をそのままリアルタイムで描いていて、いち早く決定しなくてはならない性質の議題なのに議論すればする程、悩む要因が増して行って決定が出来なくなるジレンマがリアルに感じられました。
    経済や政治、報道などの問題点がメインの議題から自然な流れで浮き上がり、押し付けがましくないのが良かったです。

    役者達はキャラクターを誇張し過ぎず、最初から最後まで出ずっぱりの中、自分に台詞がない箇所でも細かく演技していて、現実に居そうな雰囲気が良く出ていました。

    時間や空間の飛躍や省略がなく、照明の演出もないストイックなリアリズムのスタイルで進む中、効果音だけが非現実的に鳴り響き、場面の雰囲気を表すのでもなく、場面転換を示すのでもない、不思議な使われ方がされているのですが、日本の今後を考えさせる最後になってその意図が分かる、構成的な使い方が見事で、美しくかつ恐ろしかったです。

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