満足度★★★★
考えさせられた。
「12人の怒れる男」を思い出したが、予想と違う展開や結末が面白かった。
日本の医療制度や移植に関する問題点が分かりやすく、勉強になった。
「12人のー」より深みは無いが、簡潔で要点をついていて好感を持った。
満足度★★★★★
良く出来ていました
やはり「12人の怒れる男」風味でしたが、
各人のキャラクターや、
専門的ながらも解りやすく伝えようとしてる姿勢がGood!。
設定の説得力も感情に訴える揺さぶりも楽しめた90分でありました。
満足度★★★
臨場感ありました。
でもなんか、現実にありそうなやりとりを越えていなかった気がして、ちょっと物足りない。それぞれの本音に、もうちょっと踏み込んで欲しかった。
満足度★★★★
のめり込んでしまいます
白熱で、ちょっと不毛なディスカッションは、その場にいるかのような臨場感があって、のめり込んでしまいます。でもいくら議論してもどうにもならないことがあると痛感。
満足度★★★★★
好き
個人的には、大好き。大満足。
何をモチーフにしていようが、面白いと思えるものは、面白い。一つの作品として、一つの物語として、とっても好きです。
まるで、自分もそこにいるかのように、すっかりのめり込んでしまいました。
肯定できる意見、否定したくなるような意見、様々な「人間」が飛び交い、自分なら、どういった意見を述べるのか、思わず想像してしまい、時には、本当に声を出したくなってしまうほど、飲まれました。
脚本、演出、役者さん達、セットに音響に照明、全てにおいて、大好き、大満足です。
素敵な、有意義な時間を、ありがとうございました。
満足度★★★★
そうだ、議論しよう
全く同じ条件でドナーからの移植を待つ患者二人。
どちらに移植するべきかを決める審査会に、市民から無作為に選ばれた7人が集まった。
ひとりを助ければ、もう一方はやがて死ぬだろう。
患者は二人とも幼い子どもである・・・。
普通の人がこんな重い選択を迫られるとき、人は何を基準に判断するのか。
そもそも人が決定出来ることなのか?
ストーリーは私たち市民の目線からブレることなく、
観客がちゃんとついて来ていることを確認するように慎重に進む。
その結果とても現実的で説得力のある舞台になった。
満足度★★★★
エイリアン・・・・・
他の方たちも書いているが、いい作品だけど、やはり二番煎じの感が否めない。
何でもいいから早く終わらせたい、という人が出てくるのも定番ですね。命の重さの感じ方は人によって違う。それこそ、他人の命ならほとんど重さを感じない人から、自分の子供と同じくらい感情移入してしまう人まで。こういう人々の互いに話が通じないジレンマが、議論の末一つの結論を生むまでに変化する過程は見応えありました。話が通じない内は全く相手がエイリアンに見えてしまいますね。
美術、印象的でした。
満足度★★★
討論作品
上演時間が90分とほどよい。熱中の面白さがある反面イライラするところもあるとういう、討論の表裏一体がある作品。臓器移植の議論の必要性もさることながら、まずはあなたはどう思うという一石を投げかける。キャラがいまひとつ浮き立っていなかった感じ。
満足度★★★★
面白かった。
「十二人の優しい日本人」の、議論のテーマが違うといった感じ。
作品時間は90分で役者達のほとんどはずっと舞台上。
なかなか話も良かったし役者全員演技が上手い!
ただ、どうしても「十二人の優しい日本人」をモデルにしているせいか、あまり目新しいところがなかったのが残念。
でも、それを抜きにしても人に薦められる舞台でした。
最後のオチもよかった。
満足度★★★★
子供の命
法廷劇の名作『十二人の怒れる男』を思わせる、議論のやりとりをストレートに描いた作品で、臓器移植を巡る会話からもっと広い範囲での様々な問題が透けて見える、考えさせる作品でした。
2人の進行係の立ち会いの元、一般市民の中から審議員として選ばれた7人が心臓移植を待っている2人の子供のどちらに移植するかについて議論する90分間をそのままリアルタイムで描いていて、いち早く決定しなくてはならない性質の議題なのに議論すればする程、悩む要因が増して行って決定が出来なくなるジレンマがリアルに感じられました。
経済や政治、報道などの問題点がメインの議題から自然な流れで浮き上がり、押し付けがましくないのが良かったです。
役者達はキャラクターを誇張し過ぎず、最初から最後まで出ずっぱりの中、自分に台詞がない箇所でも細かく演技していて、現実に居そうな雰囲気が良く出ていました。
時間や空間の飛躍や省略がなく、照明の演出もないストイックなリアリズムのスタイルで進む中、効果音だけが非現実的に鳴り響き、場面の雰囲気を表すのでもなく、場面転換を示すのでもない、不思議な使われ方がされているのですが、日本の今後を考えさせる最後になってその意図が分かる、構成的な使い方が見事で、美しくかつ恐ろしかったです。