実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/11/04 (月) 13:30
初の白永主宰脚本による公演にして案内役であるアンポンタン・ポカンの紹介により語られる短編2編。
1編目「夢想カルテ」は高取翁脚本で上演もした「ドグラマグラ(夢野久作)」の「ある設定」に基づくものでいかにもここらしい。
それに対して2編目「さんかくのカド。」はもつれた三角関数の顛末でアングラテイストとは無縁、どころか普遍的な感アリ(若干読めたりもするが)。
従来の延長線上と新機軸の2本立て、「蠍座公演」は今後もこの路線か?
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/11/01 (金) 19:00
同劇団2代目主宰の白永歩美が初めての作・演出。アングラテイストもあり面白く作られてもいる。(8分押し)68分。
しばらく活動休止(充電?)してた同劇団だが、初代主宰の高取英が2018年に舞台化した夢野久作の「ドグラ・マグラ」を扱った…、と思わせて、良く見るとタイトルは「…ドグラとマグラ」で別の話だ…、と語り手が言い、エピソードを2つ扱う。ややスケールが小さい感じもあるが、細かく作り込まれた物語は興味深く観ていられるし、役者陣も丁寧に演じ、久々に聴くオンディーヌ美帆の歌も良い。楽しい時間だった。