期待度♪♪
「つかこうへいは我々に何を遺してくれたのか。」
「つかこうへいは我々に何を遺してくれたのか。」というコピーと
ポスターの写真が、方向性がはっきりしてて気持ちいいです。
アフタートークのゲストが
いのうえひでのりさんというのも、興味深いです。
舞台写真も迫力ある感じ。
どこかに劇団の映像があったらいいのになー。
期待度♪♪♪
つかこうへいは更に進化するか
旗揚げから6年という若い劇団「上町クローズライン」。
今回が初見になるが、これまでの活動記録を見ると、オリジナル以外は全てつかこうへい作品を上演している。しかも『二等兵物語~怪盗ムーン~』『熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン』と、かなり癖のある作品を選択している。もっとはっきり言えば、在日コリアンやゲイなどのマイノリティ問題を思い切り前面に出してきた作品ばかりを、つまり、つかファンですら好き嫌いが極端に分かれる作品をあえて(としか思えない)選んでいるのだ。もちろん、今回の『売春捜査官』も同様である。
その意図が奈辺にあるか、それは実際に舞台を観てみなければ分からない。気になるのは、本来、タイトルに付いていた『熱海殺人事件』が外されて、サブタイトルがメインになっていることだ。これもまた「あえて」であるなら、そこにきっと何かの意味があるのだろう。私の拙い読解力でそれが見抜けるかどうか、いささか心配ではあるが、この劇団のヴィヴィッドなチャレンジ精神が明確にうかがえることは、一観客としては非常に嬉しい。
キャナルでの『NEXT』との見比べも楽しみだ。