ビキニも夢みる白い部屋 公演情報 ビキニも夢みる白い部屋」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-3件 / 3件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    なるほど、という内容でした。面白かったです。主人公の内面をとても上手く表現されていて、楽しめました。看護婦さんみんな個性があって良かったですね。松ノ下さんも別のお芝居で拝見していましたが今回もいい感じのお芝居でよかったです。とても面白い作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    満席、増席していたようだ。
    この演目、10年前にも観ているが、やはり面白い。
    説明にある入院先の病院は謎だらけ、外出はおろか、飲食・新聞など外部との接触は一切禁止、おかしな規則が多い病院。そして主人公は主治医より、自身の記憶を失っていると。治療が始まって、段々現実と夢の世界の区別がつかなくなっていき…。物語(表層)はストレートプレイなのに何故か違和感が、この不思議感覚が公演の肝。明るく楽しく、そして おちゃらけた場面で繋ぐが、これらを物語の根幹を支えるショートストーリーのように紡いでいく。
    脚本・演出は秀逸だ。ストーリーはネタバレになるので書けないが、途中で話しが散らかり冗長といった感じになり、これをどう収拾するのか。よく使われると思う手法で…見事!

    病院という設定から、白衣の看護師が何人か登場する。始めに登場するのが、神崎なお(タオ桃果サン)と婦長 水谷ゆうこ(橋本深猫サン:前回にも出演)。タイトルにあるように 登場する女優陣は皆ビキニ姿になるが、前回より お色気度は少ないような。演技は、生き活きと演じており楽しめた。登場人物のキャラ設定にもメリハリがあり、分かり易い。舞台美術は平凡で、最小必要限であったが、それが逆に芝居に集中させる効果がある。軽妙に展開するが内容はシュール。結末は、冒頭に明かされているのだが、その台詞を聞き逃さなければ…。ぜひ劇場で。
    (上演時間 2時間 途中休憩なし) P(ピンク)班  11.3 追記

    ネタバレBOX

    舞台美術…上演前は病室の仕切りカーテンで見えないが、幕が開くと そこは大(3人)部屋でベットが3つ。上手に病室入口のドアがあり下手に窓がある。3つあるベットには、既に2人が入院しており、そこへ主人公の金田雄太が大怪我をして運ばれてくる。この病院 規則は厳しいが、患者は自由気儘に過ごしている。

    上演して直ぐ、暗転したまま 音声で「この物語は僕のモノローグです」という台詞が流れる。ラストになると「なるほど そういうことか」と言葉の意味が氷解する。色々な妄想が頭の中を駆け巡り、登場人物たちの性格や立場が錯綜する、それが物語の肝。そして「人生は舞台だ」「人を傷つけるのも 癒すのも人」等、場面にあった珠玉の台詞が印象的だ。

    本作品の初演は2008年だとか。当日パンフに 代表の加納健詞が「今の時代にあわない所も多少ありますが、だからこそ、そのまま上演する事」とあり、「コンプライアンスのコの字もない」とある。<舞台 コメディ>であるが、世の中だんだんと不寛容になり、それゆえ自由度も狭まっていくような。舞台として描くには、主人公=入院患者の立場云々といったことが言われそうな危うさが…。

    セクハラ・パワハラ等が厳しく問われるようになった今、劇中そのようなお色気シーンがあるが、せめて舞台という虚構の中では弾けて楽しみたいもの。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    狭い劇場とはいえ、超満員札止めというのはすごい。
    お見事です。

    ネタバレBOX

    観劇前にもしかして多重人格ものかとちらりと頭をよぎったけど、本当にそうだった。
    ここのところそういうストーリーのものずいぶんとみてしまったので。

このページのQRコードです。

拡大