実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。初めての団体さん。内容的には少し重い部分もありましたが、内面をうまく出しながら過去と現代の往き来も分かりやすく表現されていてよかったです。ひもを使った場面展開も、面白いなと思いました。次の作品も期待しています。
実演鑑賞
満足度★★★★
過去の事実と現在の虚構を交差させ、青年とその家族 周りの人々の思いを描いた物語。説明にある「祖父への憧れを胸に仕事に慣れ始めた」とあり、それが物語の肝であろう。しかし、その重要な場面を観逃したか 台詞を聞き逃したか、過去(祖父)と現在(主人公)の話がうまく繋がらず、別々の物語が同時進行するようだ。
少しネタバレするが、主人公 桝井健吾は大学4年生。バンド活動をし卒業後もそれで暮らしていく予定であったが 仲間の脱退で解散する。就職を前に夢破れ、いつの間にか鉄道会社に勤めている。心機一転を図った理由(祖母が遺した日記)が後付けで、祖父の鉄道事故と現在の自分の状況を重ね また対比しながら紡ぐにしては 繋がり(意志)が弱い。鉄道的に言えば肝心なJOINTシーンが描かれていたのか否か、それゆえ物語への牽引力が弱い。丁寧なのか粗いのか、自分の鑑賞力が無いのかも知れないが…。異なる時間軸の中で、個人と社会(国家や会社)との関係を重層的に捉えており 着眼点は面白い、それだけに惜しい。
演出はロープを駆使し、情景や状況を巧みに表現しており面白い。ロープの使用自体は珍しくないが、照明と音響という技術と相俟って効果的に観せている。また演技は確か、それだけにモノローグで心情表現するのではなく、物語の中で描い(演じ)てほしかった。
(上演時間2時間 途中休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★
祖父の鉄道事故と孫の鉄道事故。誠実さ故の家族の苦悩と会社の面目。美談に着地するんじゃなくて、最後まで割り切れなさを描いて欲しいテーマだったなぁ。あと、多用されるモノローグで状況や心情を説明されるのは苦手。
実演鑑賞
満足度★★★★★
重みのあるストーリー、役者さん達の熱演、斬新な演出、とても良かったです。
一生懸命に考え、丁寧に作られた舞台に感動でした!
家族への思い、仕事に対する思い、大事な物は何か?色々考えさせられました。
とても良い舞台でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鉄道に夢中になる友人は子供の頃周りにかなり居た。然し自分には余り興味が持てず縁遠いままであった。唯一鉄道関係で縁があったのはHIゲージ上を走る鉄道模型(山林列車の牽引車と貨物車)であり、小学校時代から始めていた縦走の為に長野方面へ向かう鉄道であった。それだけに今作に描かれた運行する側の人々の労働の苛酷、苛烈は、ショックを受けるに充分過ぎる程のインパクトがあり、鉄道に夢中になっていた子供の頃の友人たちも或いはこのような苦労を既に話に聴いて居た為かも知れないと思い返していた。(追記後送)
実演鑑賞
満足度★★★★★
圧巻です。素晴らしいの一言です。若い俳優さんからなる劇団ですが、レベル的にはトップクラスです。ワンチームとよべる劇団ですね。ロープを使った演出が秀逸です。最後のロープを使って機関車を描き、絶叫するシーンで号泣です。周りからもすすり泣く声が聞こえていました。ほんと、いろんな人に見てもらいたいです。とくに若い人に観てもらって若い劇団のパワーを体で感じ取ってもらいたいです。ほんとすばらしい時間をありがとうございました。