部活から羽ばたけ!Campus☆idols 公演情報 部活から羽ばたけ!Campus☆idols」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-5件 / 5件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    最初に登場してきた女の子たちには、特になにも感じなかったのが、物語が進むにつれ、キャラクターや考え方などが肉付けされて、ラストには、それぞれが魅力的に見えてきました!
    アイドルを取り巻く環境の光と闇は、いろいろありますよね!?

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    キャンパスアイドル青春群像劇、期待以上の面白さでした。アイドル物だけに全体的にポップで華やかなステージなのだけど、抑えた表現ながらエンタメ業界のダークな部分をきちんと描いているのがいいですね。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    タイトルから何となくサクセスストーリーで大団円なラストな感じの作品を想像していたのですが、いい意味でその想像は裏切られ全く違っていた作品でした。
    アイドルにまつわる夢と現実、それぞれの登場人物達の想い、そして闇深いまでしっかり描かれていてとても見応えのある素敵な舞台でした!

    ネタバレBOX

    なかなか難しいかもしれませんが、ライブシーンがオケでのダンスだったので、
    生歌でアイドルらしく歌い踊る姿も観てみたかったです!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    初めての「藍星良produce」公演だろうか。面白い。若い女性の等身大の姿を描いた青春群像劇。
    タイトル「部活から羽ばたけ!Campus ☆ Idols」から緩いアイドルドラマかと思っていたが、けっこうシビアな現実を突きつける。或る小説にある人生の七味唐辛子…恨み・辛み・妬み・嫉み・嫌み・僻み・やっかみ、を思い出した。人生の 七味唐辛子は、人生の大事なスパイスで、たくさんの七味唐辛子を浴びせかけられて、人生に深みがでて豊かになるという。物語もそんな成長譚が描かれている。

    大学 学園祭でアイドル部の活動発表をしようと…その回想として物語は展開していく。アイドルとしての意識や捉え方は、一人ひとり違い 大学の部活(趣味の範囲)から芸能活動(職業)を目指す、といった大きな隔たりがある。アイドル部として自分の居場所があれば楽しい、しかしグループで活動していくうちに将来どうするか。卒業後の進路、アイドル活動の継続、芸能活動全般といった将来を見据えた設定。さらに昨今の芸能事務所の暗部(パワハラ・セクハラ等)という話題性を取り込んだ着眼点が妙。

    芸能事務所のプロデューサーが現れ、アイドル部へアプローチしたことで グループ内は揺れ亀裂が生じる。女の子の賞味期限(若さという魅力)は限られている、今しか出来ないことをしよう。夢を叶えるような甘美な響き、しかし その甘言には自分自身を見失う心の縛り、そんな危険が潜んでいる。

    公演は、アイドルドラマらしい サイリウムを使った応援や手拍子等、お約束のイベントらしい演出があり、舞台と客席が一体となって盛り上げる。若い女の子が、そんなこと や あんなことで悩み苦しんでいるんだ、そんなリアル感情が物語を牽引していく。台詞の言い直しなど、拙いと思えるようなところもあるが、それが感情の迸りで言葉が詰まったようなリアリティを感じさせる。それだけ迫真/臨場感がある。
    ちなみに登場する女性の多くはアイドルっぽい衣装だが、ラスト 藍星良さんは役柄もあろうが、キッチリとしたスーツ姿。そこに引き締まった思いを見るようだ。
    (上演時間2時間 休憩なし) 【LOVEチーム】

    ネタバレBOX

    舞台美術は、段差を設え仕切板を配したシンメトリー。正面と両側に鉄骨風の組オブジェ、そして所々に星飾りの張付け。前面(客席側)は、ダンスシーンをダイナミックに観(魅)せるため広いスペースを確保。

    物語は、学園祭でアイドル部can☆dolsの活動を発表しようと…。華やかに見えるアイドル、しかし裏の実態は苛烈な戦いの日々、そして自分の正直な気持と どう折り合いをつけるか その葛藤を描いている。表層的には部活とアイドルExit♡Loversという、アマとプロの意識や考え方の違いを描きつつ、個人の思いを吐露する。それは友人間であり姉妹間という多面的な関係性の中で紡ぐ。それによって潜む社会的な問題や個人的な感情が複雑に絡み合い、内容に幅広さと深度が増す。

    瑞希とスミレは元ライバル関係にあったが、いつもオーディションで合格するのは瑞希。しかし彼女は芸能活動にあまり興味がなく、大学生になった今でも部活動の範囲でアイドル活動をしている。勿論 卒業後は<普通の会社員>になる予定。一方 スミレは努力をしても なかなか報われず、それだけに歯がゆい思いをしている。スミレの瑞希に対する思い…才能に恵まれているのに そんな嫉妬と妬みが痛いほどに伝わる。

    ニーナと有彩は姉妹、姉は売れっ子アイドルだが、その実態は水着も厭わないグラビアまで半強要され 精神的に追い詰められている。有彩は 姉のそんな苦労や苦悩を知らず、表面的な華やかさに憧れ 自分も早く姉のようにと焦燥する。そんなところにニーナやスミレが所属しているExit promotioがアプローチしてくる。何事も個人の選択だとし、問題が起きても本人が選んだ道と 責任逃れする、そんな実態暴露といったリアリティ。

    昨今の芸能プロダクションの悪評を連想させるようなセクハラ・パワハラ等を盛り込み、それでも芸能(アイドル)活動をして人気者になりたい。人間としての承認欲求を満たしつつ 同じアイドルならば他者より抜きん出たい、その自己顕示欲を観せつける。設定は芸能という分かり易い競争社会、しかも可愛いという曖昧な基準を<賞味期限>という年齢で描き出す巧さ。微妙な女心の深淵を覗かせる様な怖さ。観応え十分。
    次回公演も楽しみにしております。

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