満足度★★★★★
無題278(12-031)
今回は1日だけの観劇、土曜日19:00の回です。招待状に「1時間前から」とあったので早めに現地着。ミニストップを目印に静かに前進、闇に浮かぶは挑戦状か「幕末純情伝」…。入口には、おとなしく待っているようにとの指示書も。でも、2階からはかなり音が漏れています…。ドアが開けられ、どかどかと階段を上がり、名を名乗り中へ…そこで見たのは、会場の一角での立食パーティじゃなくて…ご飯も山盛り、お食事の最中、そこを眺めつつ静かに指定された「南」へ、うしろは一面の鏡、棒、ということはダンス・スタジオ。なんとなく食事は始まったばかりのように見え…お客さんにも声がかかる。これがブログでよくみる、跡には何も残らないという食事風景かと感嘆凝視する。
食事姿、差入時の注意事項(兼催促)、(観客3人組も)ごはん、串カツをいただくうちに、時間が迫り全員中央へ、激しい呼吸。「After the War」ですね、はじめにかかっていたのは。
4面の舞台は初めて、コの字の3面や、対面は経験あり。椅子席、全てが「最前列」。お客さんの顔だけでなく、メンバーの様子が全てオープンになっています。舞台の上、外、その切り替え、待つ間の姿、赤ふんのままドアの向こうへ姿を消す最後の瞬間まで、どこから視線が注がれているか一瞬たりとも気を緩めることはできません。
劇中、役者さんと目があいます、床を踏みしめる振動が伝わってきます。
四角い空間そのものの鼓動、役者の発する想い、自在に変化し、物語を産み出しているようです。
※今回は、「幕末〜」「新幕末〜」を図書館から借りて、予習をしました。以前はこりっちの「説明」すら読まないことが多かったのですが、最近、ようやく当パンには目を通すようになりました。EOEらしいアレンジが施され、これも楽しかったです。
満足度★★★★★
こんな劇団、他にあるのか
幸運にも、神戸での舞台稽古(という名の、関西初進出の主演女優凱旋公演)見学に続き、完全招待制であった28日と29日のチケットを両方いただくことができ、都合3回の舞台を見ることができた。
最初にこの劇団と出会ったのは昨年8月の「さよなら、なつやすみ」というオリジナルの再演作品であった。機関銃のように繰り出される台詞のスピード感の心地良さに酔い、10月の「羽球魂」、12月の「Love mail from Santa」と続けて通うこととなった。
他の方々も感想として書かれているが、とにかくこの劇団の方々は熱い。
これまで年間数回程度の観劇しかしてこなかった私が、昨年50回以上の劇場通いをしたのは、この劇団に演劇の楽しさを教えていただいたためであり、また、初見の劇団に何度も通い、また同じ公演(幕末、サンタ)を三度も見るといったことも、これまで考えられなかったことである。
はっきり言ってこの劇団は中毒になる。それだけのパワーと魅力を兼ね備えた劇団である。
今回は特に私の大好きなつか作品である幕末純情伝、その詳細をここで語るつもりはない。わずか80席しかない招待枠のうち4席を妻と二人で二日間観ることができたことは、何と言う幸運であったことであろう。
ただ、ただ、感謝である。