実演鑑賞
満足度★★
白井晃さんの作品が好きで見てきました。
正直、ちょっと物足りなかった。主人公のシェンテの葵さんが歌は上手いのだけど、なんか魅力がない。主人公シェンテの持っている良い人オーラが感じられない。「セツアン」はこんな安っぽいミュージカルではないと感じてしまいました。好きなのは3人の神様がなんとも言えない魅力があって、好きです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
貧困、犯罪、詐欺、堕落の限りにある地区セツアンで神からも認められた唯一の「善人」にして
身体を売らないと生活できないシェン・テ、という人物設定がすごく皮肉めいている(善い人が
貧民街で一層下の地位にある)のと、
シュイ・タって現代的にいうとシェン・テの“裏アカ”だよね。シェン・テが決して表立ってできないこと、
言えないことを代わりにやってのけることでそのストレスや抱える負担を減らしてるわけだから。
80年前の舞台と聞いたけどイヤにリアルな人物描写といい、まったく古さを感じさせなかったのが凄い。
実演鑑賞
満足度★★★★
娼婦のシェン・タから、いとこの男シュイ・タにかわる葵わかなの一人二役が面白い。仮面をし、衣装もルーズでパステルなシェン・タから、びしっとスマートなシュイ・タと違いが際立ち、めりはりがついた。
テキストレジーのせいか、冗長さはなくテンポよくすすんだ。
脇役もよかったが、とにかく葵わかながきらきら光っていた。
実演鑑賞
満足度★★★
この演劇は主役で決まると言っても過言ではないと思います。
主役は一人二役で終始舞台に立ち、歌う。
その主役、葵わかなさんの演技が素晴らしいので、この舞台は
素晴らしものとなっています。
世田谷パブリックセンターは奥行きがあり、演出家冥利につきる劇場だと思います。
前回、倉持裕さん演出の「お勢断行」を観てしまったら、今回の演出はもう少しな
印象です。