実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/09/11 (水) 19:00
【プログラムB】月と花のある風景、三篇」
プログラムAが女性4人による上演だったのに対しこちらは藤川さんが加わったことで印象が異なる。喩えて言えばAの弦楽四重奏に対してBは管楽器と弦カルによる協奏曲、的な。
どちらかと言えばビターエンドな2編の後に軟着陸する1編という構成に胸を撫で下ろす。そして1編目「野ばら」の警告が胸に沁みる。アフタートークでかつて教科書に掲載されていた本作がなくなったとの話を聞き政治的圧力?と邪推。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/09/11 (水) 15:00
【プログラムA】鳥、二篇
気付いてみれば2篇とも「他者の幸福のために自己を犠牲にする主人公の話(個人的には苦手な部類)でオスカー・ワイルドってこういうのが得意なの?的な。
それはともかく1編目の「小夜鳴鳥と赤い薔薇」は序盤での語りから宮沢賢治の「よだかの星」やマザーグースの「誰が駒鳥殺したの」を想起。2編目の「幸福の王子」は「本編の外側」的な層を加えた脚色に感服。
実演鑑賞
満足度★★★★★
プログラム Aを観劇。こちらの劇団は受付や案内の方が丁寧な対応と言葉づかいなので心地良かったです。
舞台上のセットはキャンドルと花が置いてあり素敵な空間。
そこに演者さん達が始まる前のストレッチをしてるのだが、皆笑顔で楽しそうで見ているこちらも微笑んでしまった。
内容は2編ともオスカーワイルドの作だが、鳥の無償の愛に涙が・・・
あまりにも心に刺さってしまった為グッツを見たかったのに泣きそうなので早々に立ち去らなければならず残念。
次の舞台が楽しみです。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/09/13 (金) 18:00
Aを観劇。オスカー・ワイルドの2本をリーディング。面白い。35分。37分。
「幸福の王子」は有名な話だし、同文庫でも過去に何回か観ている。「小夜鳴鳥と赤い薔薇」は新作だが、これがいい。
新人の蓑輪のお披露目と言う意味もあったらしいが、溌剌とした演技にはハッとした。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/09/13 (金) 14:00
Bを観劇。小川未明作の3本を独特のリーディング。面白い。22分,16分,16分。
「野ばら」は以前にも観たが、「月と海豹(あざらし)」「月夜とめがね」は新作。「野ばら」の切ない感じもいいのだが、「…めがね」のちょっと笑える感じが良い。
実演鑑賞
満足度★★★★
Aチームを拝見、作品は2本、何れもオスカー・ワイルドの原作である。1本目は「小夜鳴鳥と赤い薔薇」2本目が「幸福の王子」。上演形態は朗読劇の体裁を採る。舞台美術は共有。板奥に天井から床まで届く布を下げ、布に等間隔の幅を設けた光の点を配して天井から床まで届く仕掛けだ。無論、同時に袖の役割も果たす。その手前観客席寄りの板中央辺りに丸椅子が等間隔に4脚並んでいるのは、登場人物各々が座る為である。板の最前部には下手、上手何れもシンメトリックに太い蝋燭が奥に2本、手前に2本重なるように置かれているが、奥の蝋燭は背が高く、手前の物は低い。これらの蝋燭の中間辺りに花で拵えた花壇状の造作。
実演鑑賞
満足度★★★★
「プログラムA」 鳥、二編「小夜鳴鳥と赤い薔薇」「幸福の王子」
面白い お薦め。
情感に溢れた朗読劇。朗読といっても役者(女優4人)は動き回り、情況だけではなく状況も現す(「観る」ドラマリーディング の真骨頂)。
読書であれば、自分の想像で物語を膨らませるが、朗読劇はそこに脚本家の意図や役者の感情が入り込む。原作 物語は、空想の世界から離れ 目の前で繰り広げられる世界へ誘われる。空想する曖昧さ から朗読を通して立体的になる話、そこに この公演(朗読劇)の面白さ 味わい深さがある。
(上演時間1時間15分)
実演鑑賞
満足度★★★★
プログラムA 鳥,二篇 鑑賞
オスカー・ワイルドの味わいのある短編のドラマリーディング。堪能させていただきました。基本的には朗読劇ですが,役者さんの動き,立ち位置,姿勢が効果的で,情景が見えるようでした。良い観劇時間になったと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★★
本日B小川未明を観劇。読んだり朗読として聞いたことがある作品もありましたが、効果音まで役者の皆さんの朗読で素晴らしかった。何度かうかがっている会場もろうそくの火がゆらめく感じで良かったです。アフタートークの教科書の話も興味深かったです。いい時間が過ごせました。ありがとうございました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日のプログラムBを拝見。「野ばら」以外の二篇は未読の作品だったが、三篇とも歌や演者による効果音、演者の配置なども含めて面白く、何だか物語が立体的に浮かび上がってくるような作り。
実演鑑賞
満足度★★★★★
9/11夜の会プログラムB(小川未明作品)を観劇。
とても良かった。小川未明作品の何となく物悲しい、でもその中にちゃんと芯があるところが伝わって、文字を読むより深く理解出来た。
例えば、花が咲いている様子、良い匂い、月の光などをすんなりと鮮明に観客に想像させるリーディングは、役者の力量の高さの表れだと思う。
歌や群読も効果的で楽しかった。
今回はプログラムBのみの観劇だが、次回があったらセット券で2作品見たいと思う。
作品選び、脚本、演出、役者どれをとっても信頼できる劇団だと思ったので、また見に行きたい。