実演鑑賞
満足度★★★★★
以前大森の小さなスペースでこの作品をやったのを観た。工夫があって意欲的な仕事をしていた(その後また別の海外作品を横浜でやっていたのを観た、若手の実力派俳優のグループ)。
陰惨な話だが、どこか人間味がある。小川絵梨子が以前名取事務所公演で演出した演目だが、アイルランド系の劇作家として名を馳せるMマクドナーの中でも特別な作品のようだ。
二幕3時間弱が目眩く展開の内に過ぎている。
『悲劇喜劇』に収録された戯曲(今回の公演の翻訳)を読むと、初めて観るようなくだりが。処理を大胆に変えたのか、自分の記憶力が弱いのか(後者の疑いが大)。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/10/26 (土) 18:00
『ピローマン』、観に行ってよかった。あらすじとか感想とか読んでもたぶん観なくちゃわからないヤツ。残酷さとダークなユーモアと、そして生きることの痛みも希望もそこに確かにあった。
そしてこれもまた物語についての物語。
戯曲とキャストが上手過ぎてちょっと腹立つくらいでした(←?)。
実演鑑賞
満足度★★★★★
圧巻と言っていい内容。まず本が凄い。ちょっと変わった作劇と思うが、よくこんな物語を構想してここまで書き込めたものだ。終始緊張感が途切れない。
各俳優がまた凄い。登場人物同士の対峙がいくつもあり大量の台詞がバンバン発せられ強めの演技が付けられているが、見事に演じられている。それにしても成河氏は凄い俳優だ。こんな演劇はなかなか観たことがない。