宇宙船 公演情報 宇宙船」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    火の鳥
    まず宇宙船内設定の舞台セットに度肝抜かれた。
    ここ住宅街の中の東演パラータですよね?みたいな感じで(笑)
    扉の開き方から未来的だし衣裳もぶっ飛んでて
    視覚的にまず楽しめたし音響も良かった。
    ただ欲を言えばダンスシーンでの照明に関しては
    舞台美術と音負けをしてしまってるように
    見えてしまったのが残念だったところか。
    内容は『火の鳥』を思わせるような壮大なストーリーで、
    それでも社会の縮図的な現代の我々に対して
    わりと委ねられたように解釈できる
    メッセージ性のバランス感覚も良くて
    見ためだけでない実に骨太な作品だったように思う。
    ここの劇団の芝居は色々な人に薦めてみたいと感じた。

  • 満足度★★★★★

    想像力の世界
    駅からの道順で戸惑い、ぎりぎりに。そのため最前列で観ました。

    まず、セットに驚き、設定に驚き、音楽に驚き、役者さんに驚く。
    丁寧にかつ刺激的につくられている。

    全体に引き込まれやすいし、「ほう、そんな考え方があるのか!」と思わせてくれるメッセージがあり。

    お話自体もとても面白い。

    役者さんは、少しバラツキがあるように見えたが、それももしかして狙い?
    そう考えると、ちょっと"怖く"なってきた。とてつもなく"計算"された作品に思えてきた…。

    今後も絶対に観に行く劇団に確定!

    ネタバレBOX

    まず、話の設定がすごい。
    350年?(だったかな?)かけて別の生命体がいる星に2000人でいく。
    しかも相当大きな宇宙船で、自給自足の生活がおくれるようになっている。
    人もその中で再生産することが前提。
    これ自体、あり得ない話ではない。(技術的にできるとは思わないが)

    最初の出だしでノニニャンニャンが出てきたときは、話がそっち系なのかと思ったが、相当しっかりしたお話だった。

    社会構造の話、世代間の話、人の関わりあいの話、そんなことが、エピソードの中に"それとなく"組み込まれている。
    それがデフォルメして描かれているので、楽しい。

    随所随所、そんな考え方があるのかといい刺激になった。例えば、私たちは中間世代、という部分にはっとさせられた。宇宙船の中で生まれ、そこで死んでしまう。

    言葉の乱れの表現も面白かった。Whyニッタ、とか語尾と英日混ざりで。
    段々なれて、あとのシーンで、ユキヒコと同じ感覚を持てた。

    到着前後のシーン、りんごについては、まだよくわかりきってないが、
    他の人のコメントとか見てすこしわかってきた。
    もう一回観たかったなあ。

    役者さんについて、
    斉藤さんは以前2回ぐらい観て気になっていたのだが、今回はとても凛々しい感じでよかった。
    上松さんも動きもセリフもキャラも"切れる"。かっこいい。
    あと、ブロッコリーとペッパー役の方のセリフ回しと声がものすごく伝わってきた。
    (私は個人的に結構、声フェチかも。声の響き・大きさ・流れに気がいってしまう。)
  • 満足度★★★★

    無題265(12-018)
    19:30の回、予約しようと思っていたけど、気がついたら24時を過ぎていたので当日券での観劇。詳しくはあとで追記しますが、「SFの絵」としてよくできているなぁ、と感心しました。最初、幕があいたとき(壁はハニカム構造か...)、おっとスタートレック、と思いましたが、なかなかおもしろい設定でした。18:50会場着、19:00受付、19:10開場、舞台には白い幕が下りていてどんな設定なのかみえません。1列目と2列目ではかなり段差があるので2列目に座ります。クラシックがかかっていて、交響曲ですね(誰の作品でしょうか?)、第一楽章~第二楽章...で開演かと思ったらもう少し後でした、19:29前説、19:36開演~21:23終演。

    ■当日券の販売について、朝、サイトにあったG-mail宛に問い合わせメールをしたのですが返信ありませんでした。

    ネタバレBOX

    SFの素材が散りばめられみていてナルホドーと思うのですが、よくわからないところがありました。最後になって「おおーっ」とならないまま終えるのは作品の意図するところなんでしょうか...。寿命を伸ばすことはすでに現実となっていて(ハインラインのSFには長寿族のお話がある)、器官の補完もできている、人工授精や冷凍保存も可能なので、それなりの準備をしておけば人口維持(2000人)は簡単だろうし、専門のクルーたちだったらクローンでもいいし。「都市と星」では記憶がデータベース化されていて、肉体的に復活できるようになっている。150年の寿命と突然の「終わり」には何か理由が欲しい、そうではない「例外」についても同じ。緑色のかたまりに何か理由がありそうな気がする。実は、小説家もアンドロイドで、何か隠された使命(指令)があるんだけど自分ではその指令をオープンにできなくて、SEXアンドロイドは、保護者兼メンテナンス係であるとともに暗号キーだったとか(妄想ですね)。セクサロイド、眉村さんの「わがセクソイド」を読んだのはいつだったかな。船自体にもっと大きな目的とか策略とかがあってもいいと思います。ドラッグでトリップしているシーン、「時計じかけのオレンジ」でしょうか、スラングと「第九」だし。トマトみたいな方は何かな、誰にも見えない設定?正面上部の数字、ヤクはどこから調達…?こういったことが一気に明らかになるといいなと思いました(そのために他の繰り返し的シーンを削ってでも)。
  • 満足度★★★★

    まず美術に驚きっ!
    扉の開閉、モニター、床、諸々、パラータさんの小屋にマッチしてると思いました。衣装も凝ってますねぇ!空間にピッタリでした。話は少し飛びすぎなところも感じましたが、丁寧に積み上げた物語で面白かったです。しいていえば、宇宙船の閉塞感とか異空間での人々の飛躍感がもう少しほしかった。のっけから心動いたのでそう思いました。次回作も観てみたいと思いました。

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