ハローワーク 公演情報 ハローワーク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 32件中
  • 満足度★★★★★

    完成度が高いし・・・
    エピソードの広がりとそれぞれの個性の露出の仕方が
    絶妙なバランスが作られていて、
    とても自然にその場所に流れる時間に
    染められてしまう。

    その先にある
    いろんな尺での
    生きる感覚にまでたっぷりと浸されてしまいました。

    ネタバレBOX

    比較的大手の印刷工場の事務所。
    その職場の空気の作りこみがとてもしたたかで、
    観ていて違和感がない。
    だから、場を染める個々の感覚も
    見る側の意思を超えるように
    伝わってくる。

    言葉や態度に表すことや
    黙々と存在していること、
    さらにはあからさまな感情や
    ふっと裏を見せる思いが
    作り手の秀逸なさじ加減で
    本当にしなやかにやってくるのです。

    絶妙なバランスのなかに
    バランスに埋もれない一人ずつの素顔が
    しだいに浮かび上がってくる。

    両側におかれたモニターに映し出された
    それぞれの日常や
    抱き枕から入り込んでくる夢が
    会社の外側にある個々の世界を垣間見せる。
    組み合わせを変えて重なっていく会話の
    緩さを細微に描き出す密度や
    実存感に満ちた苦笑系のエピソードにも
    細微に研がれた空気があって。

    役者たちの出来が抜群によい。
    自然さのなかに中庸な機微や
    感情の色を無理なく織り込む絶妙な力加減があって
    だから、見る側も状況に染められるのではなく、
    その刹那の舞台の空気の揺らぎに取り込まれる。

    観終わって、その刹那の肌触りと
    さらにそこから俯瞰される過去と未来の姿に
    ふっと登場人部のひとりとして
    立ちすくみ、思いをはせるような感覚すら
    訪れてきて。

    派手さはないのに、

    でも、心につもり散らない感覚が残る。

    秀逸な作品だと思います。
  • 満足度★★★★★

    流石流石の一言です
    緻密に創られていた、スゴかった。


    何故か見終わったあとジーンとしてしまった。

  • 満足度★★★★★

    ずーっと見てたい
    虚構性の強い、マンガを読んでるような壮絶な物語にやっぱりシビレテしまう。テーマは違えども、毎回会話から浮かび上がるキャラがありありと現れてズブズブはまっていくのだ。もっと早く出会いたかった劇団、活動休止残念ですが皆さんの今後の活動にも注目だなぁ。

    ネタバレBOX

    観客の好奇心や期待を煽るような設定と登場人物を創り上げるのが本当にうまいと思う。こういうタイプの人はこういう言動行動するに違いないという世間の思い描くキャラ設定をものすごく忠実に再現したキャラクター達。そうしたキャラになりきってダラダラ雑談していく中で紡がれるドラマは、心理描写はほとんどなくてもとてもリアルに感じる。そのリアルは、共感ではないし、劇場の外には持ち帰れないんだけど。あぁこんなにドンピシャに想像通りの人物が本当に目の前にいて喋って動いているっていう感動だ。そして、クライマックスで急展開して一線超えたり、見ていた世界が簡単に破綻したりする。ありえないほど、いやありえないからこそ壮絶さが笑える。観客に都合の良い「愛青春死」をデフォルメしまくった虚構を、きちんとエンターテイメントにして提供してくれるのを毎回楽しみにしていました。

    個人的には、今作の小林とか前作リミックス2の1編(ガールフレンド)に出てたような童貞臭丸出しの男とその男を翻弄しようとする女の感じとか、毎回のように出てくる人生なめてる感じの若者達の、その振り切れたキャラクターが、ありえねーと思いながら大好きでした。
  • 満足度★★★★★

    日常の極地点
    おもしろかったです。

    この空気感を 覚えていようと思いました。

    ネタバレBOX

    箱を作ってくれって下さいって そわそわして しまいました。

    職場で 起きるかもしれない 事が、ぎゅぎゅぎゅ っと し つつ、
    ゆったりした感じでも あり つつ、
    急に展開して、 夜に向かって 行く のを 観て
    私に あった出来事とかを思い出してみました 帰り道に。 
  • 満足度★★★★★

    感動を覚える
    素晴らしかった、その一言。

    こんな素晴らしい団体が活動休止なんて残念です。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい!
    役者がいい。ストーリーの展開も絶妙で現実でもありそうで。活動を休止されるようで初見だったのがひじょうに残念。もっと観たいと心から思いました。もう一回観られたら観たい。

  • 満足度★★★★★

    勿体無い
    序盤から中盤は、グダグダでゆるゆるな空気の何でもない日常だったのに、物語が転がりだしてからのデンプシーロール張りの事件のラッシュ、そして鮮烈なラストまでのストーリー展開の求心力は素晴らしい。
    特に怒涛の追い込みの後半は、まさに超一級品の鉈の切れ味でした。

    それだけに活動休止は勿体無いし、悔しい。

  • 満足度★★★★★

    金曜昼の回、当日券出てたので・・
    渋谷のライブ行く前に観てきました(笑
    観て嫌な感じの方などは、も一回観てみると、ひねくれ演出家(たぶん)の
    意図したことがよく分かるのかなあ、などと思ったり。
    作品の中で最初バカにされて笑われたりしてることが、
    ホントは一番大切なんだよ・・ってことが分かれば、良いんじゃないカナ。
    あと、人の心の成長というのは、外見からはなかなか分からないことだとも・・。
    ・・も少しあとで書き足します。
    でも、作品のひねくれ具合(たぶん)といい、完成度の高さといい、
    河西氏の作品は、作風はぜんっぜん違うけど、地点の三浦基氏と似てるなぁ・・
    と、最近自分は(勝手に)すごく感じる(笑

    ・・でも、スペシャルおまけ演劇ってなんだろう?
    凄く気になるなあ、と、思いつつ、もうTPAMのセルジュ取っちゃったしなぁ。

  • 満足度★★★★★

    良い!
    人物の描写がとても丁寧で細かくてリアリティがあって引き込まれた。
    感情移入できるキャラがたくさんいた。
    いつまでも観ていられそう。
    活動休止残念。

  • 満足度★★★★★

    胸の奥を揺さぶられ続け…
    初見であったのですが泣いてしまいました。どの役者さんも素晴らしい演技力で圧倒されてしまったからでしょうか。個人的に大竹さんの演じる妹が呟いた、姉に対しての「超わがまま」というセリフが今でも脳裏にこびりついてます。面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    テレビでは見られないものをきちんとやる
    映画を見ているような印象。とてもレベルが高い。
    丁寧に積み上げられた演技が、素晴らしい。
    脚本も不親切なようで、バランスが絶妙。
    すごく陳腐な表現だけど、人の描写に「生と現実」を感じる。
    人のいやらしさ、うっとうしさを喜劇でつきつけられる。
    なかなか小劇場で感じることができないもの。

    個人的にBLANKEY JET CITYが好きなので
    意外な場所で聞くことができて少し高揚しました。

    ネタバレBOX

    おまけは個人的にはあんまり好きではないけど、
    前半にこういうイベントを持ってくるところに努力を感じる。
    もうさんざん言われてると思うけど、無期限休止はもったいない。
    ちゃんとお金に見合う舞台を見せてくれるところってやっぱり少ない。
    今週はぬいぐるみハンターも見たが、こういう人たちが増えると
    劇場に足を運ぶことの価値がどんどん上がっていくと思う。
    まあ、違う形で創作を続けていくのだと思いますので、
    これからも楽しみにしています。
  • 満足度★★★★

    はづにゃんさんいじらしい
    3月活動再開、5月公演でも全然私は平気ですよ。
    もっとできるはずです。

  • 満足度★★★★

    客席を
    昆虫臭くしてすいませんでした。

  • 満足度★★★★

    生活のスライス
    覗き見してる様なリアルさ。。。

  • 満足度★★★★

    衝撃のエンディング
    日常の中にドラマがあることに気づかせてくれる作品。

    ネタバレBOX

    ステージ上の進行と同時に、左右のテレビで家庭での様子の映像が流れていましたが、あまりに前に座っちゃうと、テレビのほうが見えなかったんじゃないかしら。余計な心配だったらいいのですが。

    後ろのほうの席から見るとなると、もう少し画面が大きいほうが分かりやすかったか…。
  • 満足度★★★★

    まさに、ハロー、ワーク!
    どうしても今回の劇団休止と重ねあわせて観てしまいます。
    国分寺大人倶楽部は、河西氏は、25歳♂なのか21歳♂なのか。
    それとも27歳♂なのか、あるいは43歳♂なのか。
    そして、自分は…??

  • 満足度★★★★

    正攻法でありながら同時にトリッキー
    少人数の印刷工場での1日を、「あるある」「いるいる」系のネタを絡ませつつじっくりと描いて下地を作っておいて終盤で爆発(?)させ、丸く収まったりそうでなかったりの後に…(自粛)…とは。
    なお、一部の人物については他人事としてニヤニヤしながら見ていたが、実際に身近にいたらイラつくだろうなぁ。(笑)

    ネタバレBOX

    なお、片桐はづき嬢の佇まい(ってか髪型)、いわゆる「事務担当の女性」になりきっていて、最初はアレ誰だろう?みたいな。
    あと、場(と言うよりは「チャプター」?)ごとに登場人物がフィーチャーされ、舞台上では職場だが、私生活部分の映像を左右のモニターで見せるというのが斬新。ただ、両方を観ようとすると集中できないので一長一短かも?
  • 満足度★★★★

    面白かった
    毒気は抑え目ながらも(抑えてない箇所もあるがww)物語の展開は、キャラの見せ方も含めなかなかによく、面白かった。

    ネタバレBOX

    さいたま演じるキャラが個人的にはウザすぎでした(笑)
  • 満足度★★★★

    どこかの。
    「ストロベリー」以来お久しぶりの国分寺さん、この公演以降活動休止とは悔やまれます。

    どこかにありそうな工場、どこかにいそうな人たち、どこかありふれていそうな悩み、葛藤、フラストレーション。誰もが身に覚えのある厄介さやうっとおしさ、不快な感じ。連綿と続く「生活」の物語。

    夢と現実の間で苦しみ、妥協し、また夢に支えられ。各々が抱えた鬱屈した想い、誰かにぶちまけたり暴発したり自爆したり…。
    はっきりとした収束に向かわないけれど、これからもこうして人は生きていくのだなあ、と何か納得させられました。

    その時々で移ろう気持ちの描写が、脚本も役者さんもとても細やかな印象。

    ネタバレBOX

    舞台とモニターで各人のオンオフを見られるのは面白い試み。しかしラストの彼を観てしまうと、河西さん…。

    あ、おまけのノリは大好きですw
  • 満足度★★★★

    きつかった・・・
    作品の質はとても高いとは思います。
    素晴らしいシーンもあったし途中までは面白く楽しめたんですが、
    ただ、後半は個人的に正視したくないシーンがいくつかありました。
    それがリアルな演技、台詞なだけに気分が悪くなりました。

    ネタバレBOX

    特に根暗の奴の深夜のシーンがマジで胸糞悪かったです。
    あと、上司の人の最後の病み具合もきつかった。
    彼氏と揉めているチャラ女は男慣れした感じが腹立ちました。

    最後の落ちはあれ何だったのでしょうか?
    クビ吊りとか苦手なので胸糞悪かったです。
    むしろおまけがあって助かりました。
    もやもやした気持ちで帰るとこでした。
    よって評価1アップ。

    国分寺~は前回のリミックス2は好きですが、今回のはちょっと苦手です。

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