実演鑑賞
満足度★★★★★
ドリルで魂を撃ち抜かれ心に役者の魂が轟く、そんな熱い作品。
ストーリーはベタなのに想いがしっかり乗っているからか自然と涙が出てきた。
そしてあのエアリアル、物語の心象とのリンクが凄すぎて感動。
育成公演との事だが、歌もダンスも質が高くとても見応えがあった。素晴らしい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/09/14 (土) 13:00
座席1階
「日本の演劇人を育てるプロジェクト」として、扉座がかつて上演したミュージカルを復活上演した。育成の発表会などと思ってはいけない。歌も踊りも相当なレベルまで鍛え上げられた若者たちの熱情あふれる舞台。ビルの建築現場で働くガテン系のお兄ちゃん、お姉ちゃんが躍動する。
桟敷童子がいつも使っている「すみだパークシアター倉」が開演前、バックの扉が開放され吹き抜けに。前列から5,6列のいすにはヘルメットが置いてある。また、開演前は一つ300円で特殊メガネを出演者たちが販売している。舞台の進行に応じて着脱の合図が出る。客席も一体となって舞台に没入する小道具だ。
建築現場のリアリティーあふれる舞台セットで、役者たちはツルハシや金槌、シャベルなどを手に軽快に踊る。マイクは付けていて声量のカバーはあるのかもしれないが、ハモりもきれいに決まっていて違和感を感じさせない。また、サーカスのようなアクロバティックな場面も複数あり、度肝を抜かれる。若さのパワーというものを思う存分舞台でぶちまけていて気持ちがいい。
職人たちの群像劇の仕立てや、建設現場で実際にあった事件をモチーフにした時事ネタなど、さすが横内謙介、単なるエンタテイメントでなく演劇としても十分に楽しめる内容だ。
残念ながら明日の千秋楽のチケットは売り切れというが、それも納得。絶品の2時間、舞台にくぎ付けになった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台が始まる前から演者の方が会場を盛り上げようとしているのが伝わってきた。
2時間があっという間に感じるほど、見せ場が常にあり集中できた。
また、観客を巻き込む演出もされておりとても楽しかった。