朗読劇 楢ノ木大学士の野宿 公演情報 朗読劇 楢ノ木大学士の野宿」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    無題242
    18:50会場着、受付をしていただきすぐ入場。前の小さな椅子に座ります。舞台を眺めていると温かいお茶を持ってきてくださいました。カラダが暖まります。朗読というより、ひとり芝居+キーボード演奏+人形劇、びっくり箱のような世界、紙芝居の面白さってこういうことだったのかも。キーボードが演技とぴたりとあって、鳥が羽ばたく音、波の音も聞こえてきますね、人形の動きはコミカル、物語が役者(白石さん)、奏者(中村さん)、操者によって、いきいきと、鮮やかに描かれています。舞台には背丈より高くて分厚い「本」が置かれています。表紙にはタイトルの「楢ノ木大学士の野宿」。この本が開かれるとそこから夢のようなお話が聞こえてくるのでした。今夜は子どもさんもいらしてました。主演の白石さんがとてもいいです。もう一回みたいけど…予定が…またこういった企画お願いします。帰り際、お二人に伝えましたように、今夜は本当に楽しかった。21:31終演。

    ネタバレBOX

    小さな舞台だけど(本だって手に持って読むくらいに小さいのですし)、その小さなところからキラキラしたお話が生まれてくる。

    下手にキーボードCASIO、その前に大小の「本」ひとかかえはある大きさ(椅子になったり、岩の寝床になったり)。そして舞台の大半を占めている巨大な「本」、奥にも本が積み上げてあります。時間通り開演。長い外套を着た紳士登場。おもむろに巨大「本」を開くと、左ページには紙芝居のような四角い枠で人形劇の舞台、そこには小さな本棚、赤い炎がみえている暖炉、絵にソファ。右ページには黒板、背嚢(はいのう)。四角い枠の中で演じられる「人形劇」はシーンごとに背景や登場人物が変わります。貝の火兄弟商会の支配人、岩頸、石たちが人形として糸で操られ、終盤には、舞台奥から恐竜まででてきます。

    白石さんの表情、声、客席への眼差し、まあるい黒メガネ、黒のコートに帽子、大人の学者ではなく、やはり「少年」ですね、この物語の中の少年は永遠に少年。久しぶりに少年役が似合う役者さんに出会えました。
    開演前に流れていた曲は、昭和(戦後)のテレビ主題歌でしょうか?「シャボン玉ホリデー」「ウルトラQ(歌があるなんて知らなかった)」

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