ウィリアムの仇討ち 公演情報 ウィリアムの仇討ち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

    うさぎ庵、おもしろかった。
    私にとってはとても魅力的な芝居でした。
    ハムレットを素材にしつつ、ストーリーを展開させていく。
    繰り返しの妙。

  • 満足度★★★★

    面白い
    説明文にあるように日本語と英語が混ざったり、一幕と二幕で聞き取れるセリフが違って面白い演出。
    ただ、ストーリーがやや強引に感じられて残念。
    ラストがカッコイイ!

  • 満足度★★★★

    密室復習劇
    ハムレットをモチーフに密室復習劇。
    実験的な部分も見れて、かなり凝った作りの作品でした。
    同時にいくつものコトが進む作品。
    ブルーを基調にした照明がとても美しかった。

    欲を言えばラストに向けて思っていたよりあっさりしていたので
    もっと緻密な部分があったらより好みかも。
    ハムレットがベースだからちょっと唐突なかんじがあっても
    いいのかもしれないのですが…

    対面式の客席だったので時間があれば逆側からも観たかったな。

    工藤さんとゲストのなべ源畑澤さんの
    息のあった絶妙なアフタートークは
    いろいろ謎が解けたし、制作過程も知れて、
    しかも笑いもあり…何しろおもしろかった。

    ネタバレBOX

    機内が舞台の密室パニック。
    客席の間の通路まで歩いたりと非常に広く空間を使用していて
    おもしろい見せ方でした。
    この広さの使い方は本来飛行機の奥行きとのこと。
    対面式の客席で、通常の客席側に今回横切る通路があり
    私はその通路が前の席で拝見。迫力ありました。

    ジェイソン・ハンコックさん演じる
    ウィリアムのとても日本的な復習の舞?形?、
    そこに乱れ降る雪もなかなか美しかった。



  • 満足度★★★★

    確かにハムレット
    見事なサスペンス。凝った演出は視覚的にもうならせます。90分間引き込まれました。

  • 満足度★★★★★

    頭がいい人にはおすすめしません
    構成力、つまり構造を組みたてる能力がすごくある劇ですね。
    映画でいえばタランティーノの「パルプ・フィクション」に近いといいますか。
    ですので、一見、知的パズルのような劇ではあります。
    ですので、頭がいい人であれば、ものすごく誉めるか、
    「筋が読めてしまいました、骨組みばかりが目立ってしょうがありませんでした」と
    けなすかのどちらかに二分されるよな劇といえるでせう。
    つまりは、タランティーノがつまらない映画であるのはそのせいです。
    けれども、
    この劇がおもしろいのは、
    どんなに複雑に見えようとも基本的には
    二部構成という単純な構成をとっていることです。
    つまりは、映画でいえば、タランティーノではなく、
    あの、知る人ぞ知る、
    心底、見る人々をおもしろさで震撼させた香港映画『旺角揸Fit人』こそが
    最も近い映画でせう。
    さらにいえば、それは「構成」という知的な用語を使わなくとも
    単純に「反復」という言葉を使えばすむ程度のものです。
    けれども「反復」とは同じものが2度繰り返されることではありません。
    なぜなら、まったく同じことは決して2度起きないのですから。
    必ず、繰り返される時には、何らかの違いが生まれるのですから。
    つまり、反復を楽しむには、その微小な違いをとらえるだけのは繊細さと
    官能性、そして「そうか、もう1回、同じことがくりかえされるのか、じゃあ、もう一度たのしもう」という
    眞に知的な倒錯性が必要です。
    そして、この劇には、繊細さと倒錯性を持つ人間にとっては、
    完璧ではないにしても、かなりスリリングな体験を与えてくれる作品になっております。
    事実、音響と照明の使い方の細やかさは、特筆すべきものです。

    ということで、知的に高みに立って作品を裁くのが演劇への愛なのか、
    それとも繊細さと倒錯性をもって作品に臨むのが演劇への愛なのか、
    この芝居は、見る人に問いかけます。
    つまり、これは正真正銘の「踏み絵」です。
    さあ、あなたは、一体、どちらでせうか?

  • 満足度★★★★

    緊張感の続く90分・・・
    複数の背景がシンクロする凝ったストーリー。
    この少々複雑な話を飽きさせずに最後まで見せる緻密な構成。
    ハムレットを良く知らないと楽しめない部分はありますが・・・

  • 満足度★★★

    すべて「謎」だらけだった90分
    パイプいすを飛行機のの中の座席に見立てて、左バージョン、右バージョンの二部構成。なぜか謎が多く、先が読めなかったでしたが、ラストで、ジェイソン・ハンコックさんの全身全霊な演技はすばらしかったです。

  • 満足度

    やりたいことはよく分かった(と思う)、でも・・
    やりたいことはよく分かったように思います。

    物語の伏線も、役者さんたちが実に丁寧に、自然に表現していたので、
    観ながら微妙に感じた違和感も、「たぶん実際にはこうなんじゃないか?」と、
    注意深く推察し、予想を立てながら進んで行くと、ほぼその通りになりました。

    まるで、よくできている試験(たとえばセンター試験など)の問題を解いていくようでした。
    物語の展開するちょうど5分位前には大抵どうなるか見えてきました。
    別に大げさではなく、それだけ構成がしっかりしているということだと思います。

    そして、物語の見せ方も模範解答的とでも言うべきか。

    物語の内容がまったく頭に残らず、構造ばかりが目立ってしまう、という意味では、以前に観たデスロックのようでした(最近は観てないのでよく分かりませんが)。

    結局、丁寧に配置された伏線の矢印のままに進み、特に驚きもないまま、
    「結末の5分くらい前に推測した通りの結末」を無事に?迎え、
    観終わったあとは「(頭が)疲れたな・・」と感じてました(苦笑

    正直、他に多数作り手の思いのこもった芝居が上演されている熱い年末にぶつけるには、ちょっと熱量不足・・・というか、同じ下北なら、ネコ脱出にしておけば良かったかな・・と、ちょっと後悔してしまいました・・(汗

    思いが込められてさえいれば自分も文句を言うことは無いんですが、今回のように
    演出ばかりで作り手の熱さが見えてこない舞台というのは、正直、観ていて辛いです・・。

    演出の工夫にしても、たとえばポレシュみたいにロックで勢いがあって、
    ここまでやって大丈夫なの?くらいやってれば納得します(思いもあると思いますが)。

    「・・この舞台の中に、愛はある?」と観ながら何度も考えてしまいました。
    出てくる気配は、ほんの少しあった(若い2人(たぶん)とか・・)のですが、スルーされて消えてしまった気配があり、そこがまた残念・・。
      ・構成に絞った結果、そうした表現が切り捨てられている?
      ・ムリにハムレットを意識するあまり、みすみす物語を膨らませる機会を失った?
     ↑(上記2つ)ようにも見えてしまうのですが・・(勘ぐりすぎ?

  • 無題245
    16:00の回。15:00受付(整理券あり、ただしアゴラの会員優先)、15:30開場、舞台は対面式、椅子席が手前6列、奥2列、奥に座ります、本日満席とのこと。奥だと、役者が反対側の席の間を通るのが見えます。また、お芝居は前後半(16:43)に分かれていて、向きを変えるのでどちらでみても同じ。17:32終演。続く

    ネタバレBOX

    一時期、推理小説ばかり読んでいました。たいてい、人が死にます。捜査、復讐、怒り、慟哭…いずれにしても読者を唸らせるモノがあるから読み応えがあるのだと思っています。本作、それがどこだったのかよくわかりませんでした。私怨だけだと余りにも普通すぎて…。

    「動機」が不明瞭でラストに至るまでの疾走感に乏しい。何十年も待っていたにしては「計画」が中途半端、リアリティがほしいわけではないのですが、結局、密室を作り出すまでの過程と目的に至るまでの周到な下準備がみえないので、唐突に終わってしまった...(ようにみえました)。

    視覚的には面白いと思いました。ただ複数の会話だと(どうもカタチにとらわれすぎ)お芝居が中断されるようで個人的にはあまり好きではありません。映画でもTVでも話を進めるためのセリフがぼやけないようにしている。また、口パクもどうかな...ただじっとしているほうがスマートだったと思う。

    登場人物の個々の人生をもっと掘り下げて恐ろしいまでの「動機」を提示してラストシーンにもって行けていたらよかったのに..と個人的な感想でした。
  • 満足度

    ひどい芝居でした
    行って損した

  • 満足度★★★★

    ドキドキげき
    先が見えない緊張感のある展開にドキドキ。こう来たか~、と思わせるラスト。ポストパフォーマンストークで渡辺源四郎商店の畑澤さんの話も聞けて大充実。今年最後の観劇の締めくくりに最適な良質な内容だったなぁ。

    ネタバレBOX

    入り口を入ると、両側を客席に挟まれる形の舞台。僕は、舞台を渡って奥手の最前列で観劇しました。個人的には奥手の方が楽しい気がしました。入り口入ってすぐの手前側を、上演中役者が行き来するのでその様子も奥手だと楽しめます。

    物語はハムレットを明らかに下地にした、文字通りの仇討ちもの。だからハムレットのあらすじを知らないと、楽しさも半減かもしれません。登場人物の1人、公人(「ハムヒト」だからハムレット)の狂言的な言動は、昭和30年代テイストで一部理解出来ない内容もありましたが(すみません、昭和50年代生まれなのでっっ)ハムレットのウジウジ感満載でした。飛行機事故で死んだ製菓会社社長の男と社長秘書の女の遺族が、慰霊碑へ向かう飛行機の中での物語。時間軸として同じシーンが2回繰り返される構造になっていて、1回目意識的に語られなかった謎が、二回目に明かされる構造になっていました。登場人物皆、仇討ちしてもおかしくないような腹に一物あるような言動行動するので最後まで、誰が仇討ちするのっっ的なドキドキが続いて最後まで緊張感があり楽しかったです。最後、飛行機落ちちゃうんだって思って、すげーな、「24」みたいだなって思いました。

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