基本のライン!
おかまのサンタ3と女の子のサンタが、孤児院の子供たちの願いを叶える。
おおまかにいうとこんな感じのストーリーであったと思います。
余計な説明なしの台本はセンスがあります、ぶっとい筆で、びちゃびちゃに描く的な、演出の味も出ていて、うれしくなりました。
特に女の子の願いが叶ったシーン(夢)の描き方は、想像力を掻き立てられる、素晴らしい演出だったと思います。
ただ様々な設定が活かし切れていなかった感じもするのです。
いわゆる「おじいさんの白いひげのサンタ」が登場してこそ、オカマ、女子サンタ(やサンタの父の意外性)が活きたのではないか?
普通にプレゼントがもらえる子を描く事で、プレゼントをもらえない子が、さらに切なく見えたのではないか?
勿論、そういう部分をあえて描かない、台本のセンス(それはすでに描きつくされているから、描かなくてもわかる…)なのですが、もう少しだけ、そんなスタンダードへの目配せもあったなら、僕は、もっと、物語に入りこめた気がしました。
トナカイの辺り(対比)がとてもわかりやすかったので、そう見えたのかもしれませんが…
メカトナカイの気持ち悪さは、一番好きでした!!
ま、そんな感じで。
メリークリスマス!!
満足度★★★
きゃぁあぁあぁー!!(笑)
観ました!!目を覆う阿鼻叫喚の地獄絵図!!否!!三人の見目麗しい美エンジェルズ!!否!!サンタクロースとかを(爆)
噂に聞いていた伝説の沼邊作品が中村演出によってある種のコラボレーション企画みたいに落ち着くかと思いきや、作家(原作)vs作家(演出)の魂の殴り合いにまで行くとは思いもよらなかった(笑)
役者さんも新進気鋭の新人さんからいぶし銀光るベテランまでのガチバトルでまったく気が抜けない。
劇団以外での企画公演と言うものにこういう意味合いを持たせられるモチベーションが細部まで、登場人物の指先までにじみ出た舞台をごちそうさまでした!!