キネカメモリア 公演情報 キネカメモリア」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-14件 / 14件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/06/20 (木) 14:00

    かつては三館あった映画館が一館だけとなってしまった街の創業70年近い映画館のロビーを舞台にした「今様人情喜劇」、13年ぶりの再演。
    映画そのものや映画館での鑑賞マナーなど映画愛たっぷりなのはもちろん、(憎まれ役1人を除いて?)登場人物の「人間愛」のようなものもふんだんに描かれ楽しくかつ優しい気持ちで劇場をあとにする。
    初演の時も「好きだなぁ、これ」と思ったんだよなぁ……トオイメ

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    90分

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    映画館を舞台にした作品は秀作が多いが、この群像劇もグッときましたね。時代設定は2000年くらいかな。大好きな「アイアン・ジャイアント」の予告編が聞こえてきたのが嬉しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    セットの細かいこだわりがとても素敵でした。
    登場人物が温かい人が多いのでこの映画館に通いたいと思ってしまった。
    受付から対応が丁寧でいつもながら気分良く観劇をさせていただきました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    金曜夜拝見しました。いつもですが、とにかく役者の皆さんの演技が素晴らしい。今回も映画館のセットの中、心情溢れるお話、堪能しました。とても面白かったし、優しいいい時間を過ごせました。良い芝居でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    6/21夜の公演を堪能しました。昭和レトロの舞台装置で繰り広げられる「昭和の常識・令和の非常識」、どこか懐かしく、最後は「ほろっと」させられました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    まずセットですが、昭和感の漂う映画館が再現されていて、観る前からワクワクしました。
    ストーリーは、映画への思いや、大事な人間関係、色々な要素が詰まっていました。
    不思議な余韻が残る良い舞台でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ベシミル! 演劇と映画の方法上の差異を見事にクリアしている! (追記20:59アップ)
     いつも通りきめ細かな創りだが、モギリを終えて劇場入口へ至る階段脇の壁にも映画のポスター等が貼られ映画館の雰囲気を醸し出している。劇場へ入ると映画に纏わる様々な音響が英語で流れている。今回の舞台美術で最も驚かされたのが下手に奈落から上がってくる階段が設えられていたことだ。この劇小劇場にも数十回以上通っているがこのような使い方は初めて見た! 因みに奈落からの階段を上がるとホリゾントの手前に映画館モギリの机と椅子。ホリゾントには往年の話題作のポスターが貼られ上手ホリゾント前では売店の女子販売員が、何やらもぐもぐ食べている。この売店正面にもサイズの小さなポスターが貼られる念の入りようだ。上手側壁に緋のクロスが床まで垂れているが、これが映画観賞室への入り口、その観客席側に階段が設けられているが壁にstaff onlyの張り紙。映写室への通路である。奈落から映画館へ入る入口の階段脇には手摺が設けられその前に椅子が二脚並んでいる。尺は約80分。濃密に時間を過ごせる。

    ネタバレBOX

     さて今作、芝居で映画に魅入られ映画を友として生きる人々個々の拘りや各々の人生経験を背景にした世界との向き合い方、近くに高速道路が通ることでショッピングモール計画が持ち上がりディヴェロッパーと称する地上げ屋が、ショッピングモール計画の臍とも言える一等地に在るこの映画館の土地所有権を巡って暗躍する物語でもあり提起されるオイシイそうな話にどう対応するか? との緊張感を交えつつ仏ヌーベルバーグの影響を受けアメリカで始まったニューシネマ運動、その1960年代世界中で巻き起こっていた造反有理に集約される若者反乱等を経験してきた常連客、その後継者と見込まれた女子高生、映画館に隣接するストリップ小屋の踊り子等々と登場する男性陣との恋や思い掛けない社会的関係を巧みに織り込みつつ、演劇という表現方法で映画という表現の持つ魅力を描いた作品と言える。非常に上手いと思うのは、映画のシーンは一切用いられていないことだ。これには訳があろう。演劇の特性は観客の目の前で役者が生身でそのパッション、主張、高揚・哀感から絶望迄人生に起こる総てを直に観客に伝えることが基本だ。それに対して映画は俳優たちの演技をカメラアイを通じて観つつ撮影し出来上がったフィルムを編集して、今度は映写機に掛けてスクリーンに映し出すという幾重もの工程を経て漸く観客に届くから各工程に於いて失われるものが在る。これが生の役者の持っていた演劇表現の迫力、インパクトの多くである。演劇上演の央に、各工程を経る毎に生の迫力を失ってしまう実際の映画のワンシーンでも用いられていたら、演劇で映画の持つ魅力やそれに魅入られた観客を描き関係者の意気地の意味する処迄を描くことで映画独自の魅了をそこはかとなく描こうとする今作の魅力を喪ってしまう。今作はワヤになってしまっていただろう。それを避ける恐らく唯一効果的な方法、それが観客の想像力に訴えることだとしたら・・・。筆者の謂いたいことは自ずと読者にも伝わるであろう。ラストシーンがじ~んと来るのは売店の女子従業員が相変わらずもぐもぐ食べ続け、館長は今迄同様何の変哲もないかの如く余りにも普通にしている。当にこれらのことが、チェーホフがその傑作群で拘ってみせたテーマの一つである、生きること、生き続けることのリアルだ。そしてこの拘りへの結果が、チェーホフ作品群の残照の如く、映画に魅入られ映画を友とする総ての人々、そして同じく役者の演技で成り立っている演劇の魅力に魅入られ、演劇を友とする人々総てに対するオマージュをも示唆しているということが言えよう。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    昔の映画館はそれぞれ特長あって面白かったなぁと思い出しました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い、お薦め。
    映画愛に満ちた珠玉作。少しネタバレするが、古びた名画座といった場所。劇場内に入った瞬間、昔よく行った映画館の雰囲気で懐かしさが込み上げてくる。といってもまだ都内にある いくつかの名画座に行くことがあるが。

    秋葉 舞滝子女史の演技は勿論、演出は実に巧い。特に照明の諧調によって 登場人物の心情や情景の変化を効果的に表現している。物語は滋味に溢れ、印象付けと余韻が見事。

    劇中に出てくる映画に準えている様な物語。それは日常の暮らしを淡々と紡ぐ、しかし それだけに多くの人(生)に寄り添うようで、思わず共感してしまう。自分にとって、映画は娯楽であり学び でもあったような気がする。そんな懐古的な思いに浸った。
    (上演時間1時間20分 途中休憩なし)6.21追記

    ネタバレBOX

    舞台美術は、地方都市の寂びれた映画館(扇野文化劇場)のロビーが舞台。正面に多くの映画(洋画)ポスターが貼られ、上手に売店カウンター、下手に演台のような捥ぎり場。その近くに入場料(大人1,000円、中高校生700円、60歳以上500円)が掲げられている。

    劇中の台詞 「終わらない映画ってないかな? 映画は終わりがあるから映画なんだよ」は 映画に準えて人生を語るようなもの。2本立の映画を上演している古びた映画館、そこに毎日通ってくる常連客 戸田克子(秋葉 舞滝子サン)、そして最近同じように毎日通う女子高生 一ノ瀬沙織の映画愛。と言っても2人の感性や事情は異なる。一方 映画館を含む このあたり一帯が再開発される予定でデベロッパーも通い出した。ちょっとした事件といえば この立ち退き騒動ぐらいか。

    克子の大学時代は学生運動が盛んで、自分と彼も運動に参加していた。しかし運動の方向性を巡ってグループ内の対立から彼を…。その彼と待ち合わせをして見ようとした映画が「さよならコロンバス」、しかし現在に至るまで見ていない。克子は、この映画を見るまでは(人生)先に進めない。この見ることの出来ない映画(存在)こそが この劇作を支えており、克子の心情の肝。映画の内容は、一ノ瀬家が一代で築いた成金という設定と同じ。映画の恋沙汰とは多少違うが、沙織を監視していた執事の橋田正孝が、映画館に通っているストリッパーの篠山ローザに惚れた。そして避妊を含めた下ネタは映画そのもの。貧富という格差恋愛に対する差別や偏見といった観点ではなく、何方かと言えば古びた映画やストリップという廃れつつある<文化>のようなものへのノスタルジー。その対となる例として、再開発ーアウトレットモールが絡んでくる。

    現代の忙しない日常とかけ離れた空間と時間、昭和という時代の雰囲気が漂う中で、過去を引きずり愁いある人生を送る。最新の話題作ではなくリバイバル、そこに古き良き時代の郷愁が感じられる。それまでの映画は、非日常・虚構の世界が強く反映された内容。しかし本作で取り上げた映画は、 日常というあり触れた内容を撮るという、当時としては斬新なもの。今では、うらぶれているが 何故かホッとする。映画を見て心に残る…その映画のフィルムがたとえ失われても、見た人の心の中で残り(生き)続ける。人生も同様で、大切な人が亡くなっても その人のことを忘れなければ、心の中でずっと生き続けるのだと…。そう考えた時、「さよならコロンバス」がたいして面白くもなく、すぐ忘れることが出来るならば、克子は新しい人生を歩み出すことが出来るのだろうか。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    お昼の回、観劇しました。80分は短いなぁ。
    館長と克子さん、技師さんが映画によってつながっている感じが素敵でした。
    久美ちゃんのキャラがキュートで、GOOD!
    鉄平さんのちょっと距離をとってるのにしっかり見守っているところ、グッときました。
    沙織ちゃんの英才教育受けてる感、さすがです。

    学生運動の頃のアーティストたちの様子が語られるところ、善悪を100 or 0でしか考えられないところ、
    今の世と同じじゃん、って。ちょっと考えさせられました・・・。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    地方の古びた映画館を舞台にしたお話で、登場人物のクセは強めだけど、仕上がりは小品的味わい。壁に飾られたポスターは古い映画でもリバイバル時のものだったり、さほどレアなものはないものの、客席側にも同じくポスターが飾られている設定のようなので、もっと古いのはこちらの方が多いのかも。

    ネタバレBOX

    劇中で名前が出てくるあの映画のことを思い出してみると、下ネタ寄りのセリフとかも含め、舞台の内容に重なる部分もあるなあと。あと、客席によっては見えにくいけど、階段横に飾られているマルセル・カルネがいい感じ。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    どこか田舎の古びた映画館。そこに集う人たちの物語。映画への愛に溢れていました。
    売店カウンターのポスター?が面白そうなのですが、ちょっと遠いし暗いのでよく見えなくて残念でした。懐かしいポスターもたくさん飾られていて良かったです。私が見ていないのはあれとあれと・・・開演前にずっと見てしまいました。

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