満足度★★★
映画ファンにはタマラナイ企画
築65年。客足も途絶えた場末の映画館に夢を求めてやってくる人々。元学生運動の女闘士、地上げを狙う不動産屋、映画に目覚めた高校生、薹の経ったストリッパーなどなど。これらの人間模様が交錯する映画館のロビーを舞台に描かれた人間模様。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
両方観てよかった
ダブルキャストのお芝居ってたまにあるけど、
日程も厳しく、なかなか両方観る機会に恵まれないのですが。
映画好きの友人から勧められた芝居、先に月組を観て、どうしてももう片方も観たかったので楽日に星組も観に行っちゃいました。
結果、満足しました。同じ脚本なのに違うものになるのですね。
月のほうは男性陣がどなたも素敵。
星のほうは女性が魅力的に見えました。
根っからの映画好きには物足りない部分もあったかもしれないですが、
にわか映画ファンの私には、あのポスターだけで満足。
ほしいのもたくさんあったな~。
終演後、あのポスターをどうするのかが気になる(笑)
満足度★★★
映画を愛する人たち
星組を見ました。
映画には多くの人が愛着を持ち、映画館にはそんな人たちが集う。そんな映画を愛する人たちの人間模様が描かれていました。
久堂さんの醸し出す雰囲気と、恩田さんのあっけらかんさが良かったです。
満足度★★
内容も形式もレトロ
古びた小さな映画館のロビーを舞台に、色々な人の思いが描かれる物語でした。チラシや説明文から、しっとりとした雰囲気を予想していたのですが、ドタバタや笑いを狙ったシーン等、賑やかな感じでした。
独身の中年男性が経営する映画館に、学生運動に加わっていた女、1人で観に来る男子高校生、隣のストリップ劇場で踊っている女、再開発事業の為に土地を買おうとするデベロッパーなどが行き来し、それぞれの夢が語られるのと共に、夢を描く映画の素晴らしさを讃える内容でした。
分かり易い脚本と演出で安心して観ることの出来る作品でしたが、全体的に古臭さを感じました。昭和時代のレトロな雰囲気の内容でも、演出や演技はもっと新鮮さを見せて欲しかったです。
それぞれの役が典型的なキャラクターで、人物の描き方が単純過ぎると思いました。しつこいボケやハリセンで叩く等の古典的なネタも間が良くなくて笑えませんでした。日替わりゲストによるアドリブのシーンはグダグダで、物語の展開にも関係がなかったので不要だと思いました。
下ネタが多く、不快に思ったわけではありませんが、必要性が感じられませんでした。
作り込んでいるわけではないけど寂れた感じが良く出た美術が良く、ステージ袖の階段や劇場の下の階までも上手く取り込んだ空間の使い方が面白かったです。
満足度★★★
セットが好き
役者さんの演技もさることながら、何より世界観の演出が素晴らしかったです。
一切話で触れられない吸い殻入れの醸し出す存在感がたまりませんでした!!
ただ、オチが緩かった気がします。