満足度★★★
なかなかに面白かった
どれもなかなかに面白かったと思いました。
ただ4話目、舞台手前が空いてるのに、舞台後方での演じられる事が多かったのは、少し何故?と思いましたが。
満足度★★★
レトロと現代と
オムニバス形式の芝居。
ダンスも交えて5つの演目。
組み方はなるほどなあと思わされるものでした。
「鰹節の味~」は観ていてちょっときつかったのですが、その他の構成は面白かったです。
ダンスの振り付けが特に興味深い。
満足度★★★★★
小劇場では頭2つ抜けてます
凄い演劇を発見しました。
古川靖博氏の作演出は小劇場最高峰の1人です。
俳優陣も海外に通用する鍛え方。ムービング、アクト素晴らしい。
美しい。
心や愛は宇宙より普遍的なんだと教えられた。それは演劇の可能性を無限の方向に拡げてみせたから。
改めて演劇を知りました。
満足度★★★★
とっても面白かった。
初めて観る劇団でしたが、かなりおもしろかったです。
全体的に、「動と静」「明と暗」など、状況を作り出す対比的要素が意識的に使われていて、役者は敢えて表情をパターン化し、セリフ回しも抑揚を抑えることで、無機的な雰囲気を作り出している。
4つの短編の中で、自分は最初の「西へ廻った日」が一番、秀逸だと思った。
鏡子は幼くして亡くした娘・雛子に何回も語りかける。そして、何度も全く同じやり取りが繰り返される。
母の問いかけに対して、娘は機械のように感情のない口調で返事をする。
意味もなく、母の頭の中で、何度となく繰り返される娘とのやり取りが、絶妙な演出によって表現されている。
雛子のセリフで「死は関係性。だから、子供にはわからない。」という一節があった。
このセリフが妙に心に残った。
子供が死ぬ。それは子供という存在が消えるということではなく、子供との関係性が永遠に失われることを意味している。
他の作品にしてもそうだが、全体的に哲学的で、かつ都会的でスタイリッシュな香りがした。