4つの駒-THE FOUR PIECES- 公演情報 4つの駒-THE FOUR PIECES-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    徹底ぶりが素晴らしい!
    究極のゲーム、とことん悪に徹し、緊張感がありました。

    ラストシーンも唸らされました!

    ネタバレBOX

    目が覚めてからしばらくの間、状況が掴めず、ピストルを構えながら疑心暗鬼になるのは分かります。ただ、あまりにもみんながはあーはあー言っているのには閉口しました。緊張感を客席に伝えようとの意図でしょうが、現実にはそんなに大声ではあーはあー言うでしょうか。私には逆効果でした。

    最初の究極の選択は、そのルールをもっと丁寧に説明してほしかったと思います。確か最初の人(駒)は選択できず、両方とも殺されるということだったと思いますが、プレイヤーはゲーム会場に戻ってきました。あくまでも駒に対してのルール説明であって、駒を提供し、掛け金を出すプレイヤーが殺されないのは当然と言えば当然ですが、最初はあれって思ってしまいました。

    警察組織が絡んでいたり、ゲームが最後まで遂行されたり、容赦無い徹底ぶりは素晴らしかったです。

    人の命を弄んだ女性が駒になるとは、何と因果応報なことでしょうか!

    もっとも、一人生き残るのですから、あいつの周りの人間は不審死しているぞなどと真相に辿りつくことができれば仕返しもありうるわけです。

    ゲームの本質を知った人が駒になると、ゲームの進行上は有利に働くような気もします。もちろん、配当率で調整されるのでしょうが。
  • 満足度★★★★★

    ゾクゾク
    笑いが一つも入らない
    非常に殺伐とした話でしたが
    グイグイ引き付けられました。

    前作よりもゲーム性があり
    見やすかったです。

  • 満足度★★★★★

    デッド・ゲーム
    アイドル、若手俳優、声優、お笑いなど、様々なジャンルから集まった出演者による本格サスペンス「4つの駒」。
    スーパー戦隊シリーズ・ゴーオンジャーのゴーオンブラック役=海老澤健次、同じくスーパー戦隊シリーズ・ゲキレンジャーで妖艶な悪役メレを演じていた平田裕香、元AKB48で秋葉原のAKB劇場オープニング時のメンバーでもある折井あゆみ、第7回全日本国民的美少女コンテスト・マルチメディア賞受賞、歌手女優として活躍中の松下萌子、元ジャニーズJrとして滝沢秀明らとリーダー格で活躍されていた浅倉一男(旧芸名・浜田一男)らが出演とあって役者としてどうよ?なんつって観に行ったが、これが中々魅せた。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    デッド・ゲームを劇場で観るのは年に数回。意外に多いのだが、この手のゲームは観客にも手に汗握る緊張感があってドキドキの連続だった。極限状態の人間が究極の選択を強いられた時にどんな行動を起こすのかもこの舞台の見どころだ。

    プレイヤーは最愛の人を駒にして、その駒が本気で殺しあうのを楽しむのがこのゲームだ。だが、プレイヤーは駒を特に「最愛の人」とは考えていない。「死んじゃったらしょうがない。」その程度だ。しかし、誘拐され手錠をされ空間に閉じ込められた駒は自分の最愛の人が言う誘拐されたという言葉を信じて、彼らを助ける為に自らの命を張るのだ。

    彼らは駒の妻や、妹や、兄や、恋人だ。しかし彼らはプレイヤーとしてこのデッド・ゲームに興じ繰り広げられるゲームという名の殺人を楽しむ。つまり駒は籠の中の二十日鼠だ。
    時間制限のあるなか、駒たちは本気で殺しあい、残った一人がこのゲームの勝者となるルールだ。しかし、なかなか殺し合わない。そんななか、それぞれの駒たちは自分の最愛の人たち(家族、元妻など)とプレイヤーのどちらの命を選択するかを強いられる。選択されなかった方は射殺されるのだ。

    プレイヤーは自分を選ぶように嘘や欺瞞を吐き、駒が自分を選択するように仕掛けるのだ。駒はまんまとその嘘に騙され苦悩しながらもプレイヤーを選択してしまう。結果、誘拐されてきた実の姉や元妻、弟、恋人は射殺されてしまう。怒号と暴力と銃声が飛び交う箱を見ながらプレイヤーたちの嬉々としてゲームを楽しむ情景が恐い。やがて駒はお互いを殺し合い、残った一人がこのゲームの勝者となる。

    しかし、これだけでは終わらない。ここが今までのデッド・ゲームと違うところだ。
    残った勝者の駒は自分が利用され、駒として遊ばれたのだと感づいてしまう。
    やがて新たなデッド・ゲームが始まるがそこにはかつてのプレイヤーたちが駒として閉じ込められていたのだった。そしてプレイヤーはかつて駒として残った一人だ。まさに復讐のデッド・ゲームだ。

    キャストらの演技力が素晴らしい。特に駒として閉じ込められた空間での濃密で緊張感溢れる極限状態の演技が秀逸だった。魅せられた舞台だ。
  • 役者さんたち
    「リーマンギャンブラーマウス」をベースに「花と蛇」をちょっと足したような本。荒っぽい芝居だけに、役者さんがどう消化して、変容させるかがすべて

  • 満足度★★★★★

    人の命を弄ぶゲーム
    知らないうちに殺人ゲームに巻き込まれた者たちの緊迫感は尋常でない。
    人の命を弄ぶゲームに対して嫌悪感を抱くよりも前に、生き残りをかけた極限状態の恐怖感や狂気のお裾分けで、終始手に汗握っていました。

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