無花果キネマ 公演情報 無花果キネマ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    祝 無題100
    雨が降っています。押上の駅を降りて見上げるとスカイツリー上部は雨雲に覆われています。晩餐会から5ケ月、高襟のリハーサルです、と勢い込んで来ましたが。内容は...。横道にそれて、ようやく100番になりました。「観てきた!」の1号はなんと「悦楽晩餐舞踏会」なのです。そして100番も高襟。途中、番外もありますが、おめでたいことです。実は、番号を付けだしたのは最近のことで、こりっちのデータによると本作品で「194」作品目になるようです。リハーサルといっても、ゲネプロのように本番そのもののこともあるでしょうし、今回の様に「リハ」+「通し」みたいなものもあるのでしょう。以前、お芝居ですが公開前の招待にあたってみたことがありますが、本番と寸分違わない内容と完成度に驚いたものです。で、今回は...直前のトラブル続きにも関わらず、高襟かくあるべし、というパフォーマンスをみせていただき感謝。凱旋公演があるということでたのしみにしています。

    ネタバレBOX

    会場に来ていらしたのはダンスに関係する方々だったのでしょうか?私のようにまったくの一般客の方はどのくらいいらっしゃったのでしょうね。受付を済ませ椅子に座ると、アンケート調査がありました(どちらをみたいか)。1.「通し」or 2.「リハ+荒通し」、結果は「通し」が多数。なぜか高襟のメンバーは「2」を希望、お客さんの希望は「1」。ここでくじけず、ちょっとリハをやってしまうのはさすがです。

    思い描いている完成形と現状と、どのくらいの差があるのかわかりませんが、粗さっぽさを満喫できたような気がします。創作の過程をみる機会などそうあるものではありませんし、演じながらもいろいろ試行錯誤されている様子が伝わってきます。作品としてはまだまだみせるレベルではないのかもしれませんが、今、でなければみることができなかった...そういった意味で、やっばり来てよかったと思っています。

    フロアの入口と奥(窓側)、左壁際(こちらが正面)が観客席。実際は四角い舞台を客席が取り囲むそうですが、今夜、その一辺は鏡。ですので、正面席からはダンサーの後ろ姿もみえます。メニューは10位あるのでしょうか、いくつかピックアップしてリハーサルの様子を見せてくれます。位置、タイミングなどをチェック、その後、通し。一通り終わると飲み物が配られディスカッションへ。始まるとバラバラな雑談が続きましたが、なんとか司会をたて本論へ。アイデア出しみたいな感じの中で、やはりでたのがストーリーがあるのかどうか。ない、というご回答でしたが、では、なぜわざわざ単なる「動き」をみにくるのだろうか、という点。ここが自分でもよくわかっていません。この日の前後で4つのダンス公演をみています。「星の降らない夜明け前(CRUSH THE TYMKS:こまばアゴラ)」「踊りたいけど踊れない(TORANOKO P.A.C:座・高円寺2)」「お照さん(開座:森下アトリエ)」「金縛り(プロスペクト・テアトル:シアターX)」。主題のようなものがありそうでなさそうで。特に開座は、今回、3畳ほどの空間で舞ったのですが、ストーリーとかいうものは皆無、ただ不気味に蠢いています。いろいろ考えると、自然の動き(風、波、陽光)だったり、動物や魚や昆虫のようだったり。奥が深いですね。

    明日の夕方出発でしたね。上海にはいけませんが、凱旋公演をみてもう一回、コメントしたいと思います。

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